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別所温泉の新装「あいそめの湯」(上田市施設)の多目的ホールに、古い記念時計がリズミカルに時を
刻んでおります。
この時計は、昭和47年(1972年)に長野県の加入電話30万突破記念として、この年に完成した上田市
社会福祉センター「愛染閣」の大会議室と大広間に各1台、電電公社が贈呈したものです。(当時の全国
加入数は2000万)
「あいそめの湯」は、愛染閣の老朽化に伴い別所小学校跡地に新築され、今年の5月にオープンしました。
あの時計は、どうなっているだろうかと、閉館の「愛染閣」を訪れ、線が外され止ったままの時計に出会い
係りの方に尋ねたところ「まだ動くかも」とのこと。また大会議室の時計は数年前に使命を終えたとのことでした。
勤労感謝の過ぎたある日「動いているよ」との知らせがありました。
多目的ホールの舞台の右袖に
「日本電信電話公社 昭和47年8月11日 長野県の電話30万突破記念」
記された文字を胴に 、36年間経たいまも、前え前えと運針しております。
機会がございましたら是非ご覧いただければと存じます。
因みに、この30万突破記念の一つとして、県下の中学生に「夢の電話」の作文募集をしたところ、夢の第一
位は「腕時計電話」,小さくて持ち運びができるもの、二位はテレビ電話、三位は匂いの出る電話でした。
一位の夢は携帯電話によって叶えられたとも言えるでしょうか。
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