裏フレグランステイル

8日目

クレイ「・・・ウィルの葉とメーラの葉を調合するのは、
    単に、葉が目に付いたからに他ならない」
 
 いや、言い訳せんでも・・・


リアム「・・・開けて?」
クレイ「仕方がない・・開けるか・・」
リアム「くすくす・・いい匂い・・−−ま、いいや。
    はい、メーラの葉。魔法薬に加えてね?」
クレイ「・・・礼は言わんぞ。・・・が、まあ、話くらいは聞いてやる」
リアム「・・・・・・うん、お話しようね、ダーリン♪」
クレイ「(・・・・・・・・・・・ダーリン・・・・・・?)」
リアム「アンヌンって、退屈なんだよね・・
    だけど、”闇”の名残があるんだ。
    ”闇”って僕の−−”魔”の力の源。
    僕たちを目覚めさせたもの。
    −−−僕はその片鱗を求めてる♪」
      
クレイ「闇の名残・・天使達は、そのようなことを
    言ってはいなかったが」
リアム「くすくす・・光に目が眩んだあいつらに、
    ”闇”の気配がわかるもんか☆
    ましてや、価値なんて・・
    −−−それは、僕のだし〜☆
    あいつらに触らせてなんかや〜らない♪
    ダーリンてば、おかしいんだからーvv
    −−メーラの葉、もう少し上げるから、あの香薬に加えてね?
    この先・・・楽しみだなぁ☆くすくす・・」
クレイ「(礼を・・言うべきなのだろうか?
    下心が在るように思えるが・・)」
リアム「−−−僕、もう少しここにいるね。
    いいでしょ?」
クレイ「・・・仕方がないな」
リアム「あの魔界球・・・アンヌンにはフラヒスの光が射さない。
    そして僕たちは、その地下の大空洞に住んでる。
    そこは”闇”にもっとも近い場所。
    このティルナティリにはない、真の”闇”にもっとも近い・・・」
      
クレイ「(陶酔しているな・・)」
リアム「・・・”闇”に興味ある?
    くすくす・・・その調子☆」
クレイ「ふむ、おもしろい思考だな。
    記録に残しておこう」
リアム「・・・・・・どうぞ、お好きに〜♪
     ・・・・・・・・。」
クレイ「(・・・何だ?)」
リアム「・・・・・・・」
クレイ「(何を見回しているのだ?)
    ・・・・・・茶でも欲しいのか」
リアム「−−−違うも〜ん♪」
クレイ「・・・・・・」
リアム「・・・・・・」
クレイ「(用がないなら、さっさと帰れ・・・)」
リアム「・・・・・・うーん・・・・・」
クレイ「・・・何だ」
リアム「ダーリン・・・この部屋に、植木とか、土はないの?」
クレイ「そんな非衛生的な物は置いていない」
リアム「ちぇ・・・せっかく、土の魔法を使おうと思ったのに〜☆」
クレイ「一体、何をするつもりだ」
リアム「えぇ?・・・くすくす・・・
    ちょっと、ダーリンの血を貰おうかな〜なんて♪
    土は僕の手足みたいなものだから・・・
    土に触ってくれたら、血が採取できたのに〜」
クレイ「俺の血液か?事と次第によっては、やらんでもないが・・」
リアム「事と次第?−−くすくす・・・
    もちろん、ルーの奴がダーリンにかけた忌々しい
    ”光の守護”を無効にするためだよぉ☆
    血の1滴もあれば、そんなもの僕の魔の力でたやすく
    破れるもんね♪
    −−−あ、血じゃなくても、唾液とか精液とかでもいいよ?」
クレイ「・・・・・・1枚目イベントから、精液は止めろ、精液は・・・」
リアム「ルーの守護がなければさ、ダーリンを食べ放題だもんね♪
    僕の贄になってよ☆」
クレイ「・・・・・・ふん。
    生憎だが、俺はこの”守護”の力に興味がある。
    他人の力なぞ借りん。−−−この俺が破ってみせる・・・」
リアム「くすくす・・・・・・なんて自信過剰な男−−−
    そんなところもオモシロイよ、クレイドル?
    いいよ、待っててあげる。ルーの”守護”を捨てる日を、ね・・・
    くす・・・くすくす・・・」


  本日は、ロキとソリュードがバッティング。



 8日目 


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