裏フレグランステイル

3日目


クレイ「・・・ウィルの葉とメーラの葉を2つずつ調合するのは、
    単に、葉が2枚在るからに過ぎない」
  
  いえ、ですから・・・言い訳しなくてもええて・・


リアム「・・・開けて?」
クレイ「仕方がない・・開けるか・・」
リアム「くすくす・・いい匂い・・−−ま、いいや。
    はい、メーラの葉。魔法薬に加えてね?」
クレイ「・・・礼は言わんぞ。・・・が、まあ、話くらいは聞いてやる」
リアム「・・・・・・うん、お話しようね、ダーリン♪」
クレイ「(・・・・・・・・・・・ダーリン・・・・・・?)」
リアム「ダーリンは、”科学”に興味が在るんだよね?
    でも、こんなところじゃ”真実”は手に入らないと思うけどな☆
    ”真実”は”闇”の中に在る・・・
    フラヒスの光に惑わされることなく”闇”を見据えてこそ
    ・・・ダーリンの目も開くってもの♪」
      
クレイ「闇・・か。単純に光の存在しない場所、ということでは
    無いのだろうな。
    確かに、興味深い」
リアム「くすくす・・ダーリンてば、話がわかるぅ♪
    人間如きが、僕の話を理解できるかどうか、
    試してみるのもオモシロイかもね・・・
    −−−−くすくす、ダーリンを、染め上げてあげる
    ・・楽しみにしててね?
    ダーリンてば、おかしいんだからーvv
    −−メーラの葉、もう少し上げるから、あの香薬に加えてね?
    この先・・・楽しみだなぁ☆くすくす・・」
クレイ「(礼を・・言うべきなのだろうか?
    下心が在るように思えるが・・)」
リアム「−−−僕、もう少しここにいるね。
    いいでしょ?」
クレイ「・・・仕方がないな」
リアム「この世界が何故ティルナティリと呼ばれてるか
    ・・・知ってる〜?
    ”3つの世界球”って意味なんだよぉ?
    ・・・ダーリン達、人間の言葉らしいけど」
      
クレイ「ほお・・・言語学には、やや疎くてな。知らなかった」
リアム「・・・くすくす・・・僕、役に立った?」
クレイ「まあ・・・な。
    記録に残しておこう」
リアム「・・・・・・どうぞ、お好きに〜♪」


 この日になって、初めてフィリスと会ったりした以外は、特記すべき事無し・・。



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