裏フレグランステイル

23日目

クレイ「あぁ、葉が3枚あるのか・・夜に来た分、一枚多い、と・・」

   もはや、言い訳もせずに、調合しております・・


リアム「・・・開けて?」
クレイ「仕方がない・・開けるか・・」
リアム「くすくす・・いい匂い・・−−ま、いいや。
    はい、メーラの葉。魔法薬に加えてね?」
クレイ「・・・礼は言わんぞ。・・・が、まあ、話くらいは聞いてやる」
リアム「・・・・・・うん、お話しようね、ダーリン♪」
クレイ「(・・・・・・・・・・・ダーリン・・・・・・?)」
リアム「フラヒスの天使達って、まだここに通ってるの?
    ・・・無駄なことを・・・
    ダーリンは、僕が連れて行くのにさ☆
    ダーリンも鬱陶しいでしょ?
    僕が、二度と来ないようにしてあげようか?」
      
クレイ「いや・・・お前も十分うっとお・・・(ごにょごにょ)」
リアム「ダーリンてば、怖がらないでよ☆
    ま、いっか。
    今、そんなことしなくても、
    いずれダーリンは僕が連れて行くんだし・・
    ダーリンてば、おかしいんだからーvv
    −−メーラの葉、もう少し上げるから、あの香薬に加えてね?
    この先・・・楽しみだなぁ☆くすくす・・」
クレイ「(礼を・・言うべきなのだろうか?
    下心が在るように思えるが・・)」
リアム「−−−僕、もう少しここにいるね。
    いいでしょ?」
クレイ「・・・仕方がないな」
リアム「あの天使達は、僕たちを「悪魔」とは呼ばないでしょ?
    堕天使って呼ぶじゃない?
    ”大天創”の時、”闇”に惹かれた者だけが目覚め、
    ”力”を手に入れた・・・
    あいつらはそれが妬ましいんだよ☆」
クレイ「では、天使より悪魔の方が、より強い力を持っているのか?」
リアム「そうだよ♪
    あいつらは”闇”で”力”を失い、
    僕たちは”闇”で”力”を手に入れた・・・
    これが、天使と悪魔の違いだよ♪」
クレイ「ふむ・・・なかなかに興味深い・・・書き留めておくか」
リアム「・・・・・・どうぞ、お好きに〜♪」



 23日目 


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