裏フレグランステイル

15日目

クレイ「・・・ウィルの葉とメーラの葉を調合するのは、
    単に、葉が目に付いたからに他ならない」
 
 いや、言い訳せんでも・・・


リアム「・・・開けて?」
クレイ「仕方がない・・開けるか・・」
リアム「くすくす・・いい匂い・・−−ま、いいや。
    はい、メーラの葉。魔法薬に加えてね?」
クレイ「・・・礼は言わんぞ。・・・が、まあ、話くらいは聞いてやる」
リアム「・・・・・・うん、お話しようね、ダーリン♪」
クレイ「(・・・・・・・・・・・ダーリン・・・・・・?)」
リアム「フラヒスの話なんて聞きたくないけど−−
    天界球の動きをつかむためだから、しょうがないよね。
    ・・天使達って、ダーリンと何を話してる?
    あいつらって、どういうことをダーリンに聞かせてるの?」
      
クレイ「あいつらの話が多いが」
リアム「あ、そう?
    あんまり有益なことは聞いてないんだ。
    ダーリンてば、おかしいんだからーvv
    −−メーラの葉、もう少し上げるから、あの香薬に加えてね?
    この先・・・楽しみだなぁ☆くすくす・・」
クレイ「(礼を・・言うべきなのだろうか?
    下心が在るように思えるが・・)」
リアム「−−−僕、もう少しここにいるね。
    いいでしょ?」
クレイ「・・・仕方がないな」
リアム「あの天界球なんてものは、輝くためだけにあるんだから。
    だけど、その輝きなんて・・・僕には無用だし。
    ダーリンだってそうでしょ?
    ダーリンは、人間は光の下でしか生きられないと思う?」
      
クレイ「必要不可欠の存在ではないだろうが、ビタミンの合成にも必要だ」
リアム「んーとね。
    ”魔”になっちゃえばいいんだよ☆
    僕の−−”闇”の洗礼を受けてね♪
    その有限の命を捨てて、不滅の身体を手に入れる事が
    出来るよ♪」
クレイ「・・聞くだけ、聞いておいてやる・・
    ついでに、書き留めておこう」
リアム「・・・・・・どうぞ、お好きに〜♪」



 15日目 


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