14日目
クレイ「・・・ウィルの葉とメーラの葉を2つずつ調合するのは、
単に、葉が2枚在るからに過ぎない」
いえ、ですから・・・言い訳しなくてもええて・・
リアム「・・・開けて?」
クレイ「仕方がない・・開けるか・・」
リアム「くすくす・・いい匂い・・−−ま、いいや。
はい、メーラの葉。魔法薬に加えてね?」
クレイ「・・・礼は言わんぞ。・・・が、まあ、話くらいは聞いてやる」
リアム「・・・・・・うん、お話しようね、ダーリン♪」
クレイ「(・・・・・・・・・・・ダーリン・・・・・・?)」
リアム「ダーリン、知ってる?
ティルナティリを包むエーテルの海・・・
あの外には混沌が広がってるんだって。
そこには”闇”が巣くってる・・
あの忌々しいフラヒスの光さえ消えたら・・
エーテルの海には暗黒が訪れる・・
そしたらすぐにでも”闇”はこの世界に入ってこられるの♪」
クレイ「・・・嬉しそうだな」
リアム「ダーリンもね♪
くすくす・・・ダーリンも”闇”に惹かれる素質があるんだね♪」
クレイ「(いや・・・”闇”オタクと聞いたばかりだから、
納得しているだけだが・・)」
本日の2人目
フィリ「私、あなたが怖い思いをしているのではないかと心配です・・・
アンヌンのあのひとたちも、毎日ここへ来るのでしょう?
あの人達は”闇”に惹かれて、心の中の”光”を
失ってしまったひとたち・・・
あなたはルー様の”守護”により守られているのだから、
危害を受ける心配は無いのですが・・・」
クレイ「悪魔たちも”闇”と良く言うが・・
そもそも”闇”とは、何だ?」
フィリ「それは、私たち天使とは相容れないもの。
ジーア様のお力と、相反するもの−−
今度、少しずつお話ししましょうね。
ちょっと難しいお話ですから」
クレイ「・・・バカにしているのか」