13日目
クレイ「あぁ、葉が3枚あるのか・・夜に来た分、一枚多い、と・・」
もはや、言い訳もせずに、調合しております・・
リアム「・・・開けて?」
クレイ「仕方がない・・開けるか・・」
リアム「くすくす・・いい匂い・・−−ま、いいや。
はい、メーラの葉。魔法薬に加えてね?」
クレイ「・・・礼は言わんぞ。・・・が、まあ、話くらいは聞いてやる」
リアム「・・・・・・うん、お話しようね、ダーリン♪」
クレイ「(・・・・・・・・・・・ダーリン・・・・・・?)」
リアム「ティルナティリは、ジーアなんてものに守られてると思う?
あれは、フラヒスの者たちのたわごとだよ☆
ジーアなんて、もうこの世界にはいない。
とうにどこか遠くへ消えたに違いないんだから♪」
クレイ「神などという非科学的な存在は、いまだ実証されていない・・」
リアム「そうそう♪−−もうずいぶん長い間、誰も目にしてないもん☆
そんなものの望みだと信じて”和解”を進めるなんて・・
フラヒスの者達って、バカだよねぇ?
ダーリンてば、おかしいんだからーvv
−−メーラの葉、もう少し上げるから、あの香薬に加えてね?
この先・・・楽しみだなぁ☆くすくす・・」
クレイ「(礼を・・言うべきなのだろうか?
下心が在るように思えるが・・)」
リアム「−−−僕、もう少しここにいるね。
いいでしょ?」
クレイ「・・・仕方がないな」
リアム「この世界は回っていると言うけど−−
あれは、アンヌンとフラヒスがリルダーナの回りを
巡っているわけじゃなくて
リルダーナの円盤大地が、一つ所で回転してるだけだよ?
それを天使どもは、大げさにジーアが世界を回している
なんて表現するんだから・・
愚の骨頂ってヤツだと思わない?・・くすくす」
クレイ「この世界は地動説か・・」(←大変、イヤらしい)
リアム「知らなかったの?
−−−くすくす・・それも当然かな☆
人間は、この地から出て、
世界を眺めるなんてできないもんね」
クレイ「俺は、認めたくはないが・・・師が喜ぶかもしれん。
書き留めておこう」
リアム「・・・・・・どうぞ、お好きに〜♪」
本日の3人目
ロキ 「あのさ、俺、あんまり憶えてねぇんだけど・・
たしかフラヒスって、やたらとまぶしくって白くて、
フワフワしていたと思う。
ちょっと、酔っちまいそうだぜ?」
クレイ「リアムとやらは、つまらない世界球だと言っていたが・・」
ロキ 「アイツはさぁ、なんでもツマラナイって言うんだよな。
知ってる?
アイツって”闇”オタクなんだぜ?」
クレイ「・・・オタク・・・」