10日目
クレイ「・・・ウィルの葉とメーラの葉を調合するのは、
単に、葉が目に付いたからに他ならない」
いや、言い訳せんでも・・・
クレイ「・・たまには、朝一番に、調合をすませておくか・・。
ふむ、明らかに色が濃いな・・。
経過する時間が長いほど、溶液の濃度が濃くなると
言うわけでもないのか・・
うむ、グラフにとってみよう・・」(←ウキウキしている)
ナデュ「よう、会いに来てやったぜ」
クレイ「(・・・リアムとやらは?)」(←来なかったら来なかったで、
寂しいらしい)
ナデュ「俺はティルナティリってくくり方は嫌ぇなんだ。
せまっ苦しいじゃねぇか、なぁ?」
クレイ「世界は興味深いもので溢れている・・。
俺が生きている間には証明仕切れないほどに・・。
それを思えば、狭くなどないな」
ナデュ「リルダーナにしがみついている、ちっぽけな人間にゃあ、
分かんねぇかもしれねぇがな」
本日の2人目
シトラ「私ぁ、このティルナティリは嫌いじゃないよ。
ウチのバカふたりなんかは、狭っ苦しいだのなんだのって
文句を言うけどさ。
アンヌンなんて狭っ苦しい世界球に、
普段は住んでるんだからねぇ。
それに比べりゃ、広くてメマイがすらぁね」
クレイ「(どうして、今日は、二人揃って・・)」
シトラ「オマエみたいなちっぽけな存在にゃあ、
十分すぎる広さだもんねぇ?
もったいないくらいだ」
クレイ「(我らの存在は小さきもの−−されどその思考の翼は、全世界を駆けめぐる・・か・・)」