裏フレグランステイル

1日目


クレイ「ふむ、調合、か・・・。
    とは言うものの、3種類の溶質しか無い以上・・・」

 クレイドルは、適当に精霊木同士を調合した。

クレイ「・・・色が薄いが・・・こんなものなのだろうか?」
 
 そして、訪問1人目−−−

リアム「・・・開けて?」
クレイ「仕方がない・・開けるか・・」
リアム「くすくす・・いい匂い・・−−ま、いいや。
    はい、メーラの葉。魔法薬に加えてね?」
クレイ「・・・礼は言わんぞ。・・・が、まあ、話くらいは聞いてやる」
リアム「・・・・・・うん、お話しようね、ダーリン♪」
クレイ「(・・・・・・・・・・・ダーリン・・・・・・?)」
リアム「僕の名前、教えとくね。
    僕の名前は、リアム。アンヌンの”魔”だよ。
    グラウメリー・・オモシロイよね。
    人間が”魅惑”の魔術をまとうなんて・・・。
    その魔力、僕が、正しく導いてあげるからねー♪」
クレイ「(・・・導いて”あげる”?・・・何様のつもりだ!)」
リアム「ルーの守護なんて、僕には効かないよー☆」
      
クレイ「・・・・・・ふん」
リアム「くすくす・・・心配しなくても、じきに、僕のやりかたに
    慣れるから。
    僕、ダーリンのこと気に入っちゃったしー。
    恨むなら、こんな役目を押しつけたルーを恨んでね?
    くすくす・・
    じゃ、帰るね」
クレイ「・・・もう来るな」(←来なきゃ、調合できへんて・・)


  そして、二人目

アドル「いるか」
クレイ「(こいつもまた、偉そうに・・)
アドル「いつもご苦労だ、クレイドル。
    アンゲールの枝を届けに来た。
    ナーヴェリーの調合、しっかり頼むぞ」
クレイ「(・・・”いつも”ご苦労・・って・・今日から始めたのだが・・)」
アドル「改めて、自己紹介する。−−−(中略)
    ルー様も期待されている。いい仕事をしてくれることを願っている」
      
クレイ「悪魔も、期待しているのだろうか」
アドル「あの者達を怖れるな。ルー様のお力を破ることの出来る者などいない」
クレイ「・・・・・・」(←ちょっと、うずうずしているらしい)


 3人目

シトラ「−−−そんじゃちょいと、ゆっくりしていこうか」
クレイ「(誰が、ゆっくりしろと言ったか!)」
シトラ「私ぁ永いこと生きてきたけどさ?
    ”魅惑”の魔術をまとった人間なんざ目にするのは初めてだよ
    この先がちょいと楽しみさね。
    なんなら協力してやらないでもないよ?」
      
クレイ「・・・リアムとやらも協力すると言っていたが・・・」
シトラ「あの子がかい?イヤだねぇ、あの子、魔術のこととなると、
    なんだか急に好奇心出すんだ。
    普段、くすくす笑ってばっかりで、ナニ考えてんだか
    さっぱりわかんない子なのにさ。
    欲しいとなると、強引だからねぇ」
クレイ「・・・・・・」(←ちょっと親近感が湧いたらしい)



   ま、そんな感じで。
   全員(7人)の自己紹介を受けたクレイドルだったが。


   
全員に不愉快そうな態度をとったため、リアムに対してのみ、
  好感度が上がったりしたのだった・・。



 1日目 


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