【コーヒーブレイク】 |
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渋江喜久夫: 「季刊アルトマン」の表紙ではいろいろな物を描かせてもらったが、その各々が持つテクスチュアの異なりを鉛筆で表現する事は、勉強不足の私にとってとても良い経験となった。鉛筆の濃さを微妙に替え、試行錯誤を繰り返しながらの作品作りだったが、この仕事を通じて「鉛筆の深さ」が少しだけ解った様な気がする。勉強させてもらいながら原稿料を戴き、申し訳なく思っている。(鉛筆画) |
西谷 史: 渋江さんの作品を特徴づけるものは、その独特な光の使い方だと書いたことがある。これは、その魅力が存分に発揮された作品だ。絶妙な光と影のコントラストによって、キャンバスに刻みつけられた手とコーヒーカップ。ただもう、ため息をついて見つめ るしかない。 |