裏フレグランステイル

5日目


クレイ「・・・ウィルの葉とメーラの葉を調合するのは、単に、
    葉が目に付いたからに他ならない」
 
 いや、言い訳せんでも・・・


リアム「・・・開けて?」
クレイ「仕方がない・・開けるか・・」
リアム「くすくす・・いい匂い・・−−ま、いいや。
    はい、メーラの葉。魔法薬に加えてね?」
クレイ「・・・礼は言わんぞ。・・・が、まあ、話くらいは聞いてやる」
リアム「・・・・・・うん、お話しようね、ダーリン♪」
クレイ「(・・・・・・・・・・・ダーリン・・・・・・?)」
リアム「フラヒスや天使の言葉なんかに、耳を貸しちゃ駄目だよぉ?
    あれはもう用済みなんだから♪
    これからの世界は”闇”の力が動かすんだ〜☆
    僕が・・・・・・そう導くの・・くすくすっ」
      
クレイ「いや、あれらの言葉も、それなりに興味深いが・・」
リアム「言ったでしょぉ?用済みだって☆
    天使の力なんて無くったって、リルダーナは今まで
    無事にダーリン達を育んできたじゃな〜い。
    −−−もう、この世界に天使の守りなんて必要ないでしょ?
    ・・だったら次からは”闇”が世界を動かしたって
    いいと思わない?」
クレイ「(一応、筋は通っているか・・・)」
リアム「ダーリンてば、おかしいんだからーvv
    −−メーラの葉、もう少し上げるから、あの香薬に加えてね?
    この先・・・楽しみだなぁ☆くすくす・・」
クレイ「(礼を・・言うべきなのだろうか?
    下心が在るように思えるが・・)」
リアム「−−−僕、もう少しここにいるね。
    いいでしょ?」
クレイ「・・・仕方がないな」
リアム「天界球のことは、僕も知ってる・・・けど・・・
    ・・・つまんない世界なんだよねぇ・・・
    あそこに比べたら、このリルダーナの方がマシマシ〜♪」
      
クレイ「・・・そうなのか?」
リアム「そうそう♪あんなの、壊れちゃっても、全然OK♪」
クレイ「まあ、一つの意見として、書き留めておくか」
リアム「・・・・・・どうぞ、お好きに〜♪」

 
   本日の2人目

シトラ「ちょいと聞くけどさ?
    アンタ、ティルナティリの歴史なんてもんを
    勉強してるんだって?
    天使どもが話すのはよくできた”おとぎ話”さ。
    信じようが疑おうがそりゃ、アンタの自由だけどさ」
      
クレイ「リアムとやらは、真実は”闇”の中に・・・と言っていたが・・」
シトラ「おや、あの子・・もう始まったかい。
    −−−そりゃね、アレのオハコさ。
    なにかってぇと”闇”の話。
    ホントに妙な子だよねぇ?」


   本日の5人目

ロキ 「リルダーナって楽しいなぁ!
    どうしてアニキ達、今まであんまり来なかったんだろな?」
      
クレイ「リアムとやらは、リルダーナには興味ないそうだが・・」
ロキ 「なんでだろな?
    オレ、リアムってよくわかんねぇ。
    見た目は可愛いのにさ。
    オレのこと、かまってくんないし」
クレイ「(てっきり、お子さま同士、仲が良いのかと思ったが・・)」




 5日目 


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