30日目
クレイ「聖水がない・・調合ができない・・
久々に、師のところに、顔でも出すか・・・」
学校へ向かう、クレイドル。
クレイ「師よ、久しいな」
先生 「おぉ、おはよう、クレイドル。
どうじゃ?ナーヴェリーの調合はうまくいっておるかの?」
クレイ「今のところは、何とも・・・」
先生 「そうかそうか。
天使様と悪魔殿のくださるアンゲールの材料と、
メーラの材料を会わせる調合が効果的じゃ。
ところで、フラヒスとアンヌンの御方がたとのお付き合いは、
うまくいっておるかの?」
クレイ「・・・あれは、うまくいっていると言うのだろうか・・・
こんな具合だが・・・・・・」
先生 「ふむふむ、なるほどのぅ。
お前の話によると、どうやら『リルダーナ』のことについては
ティム様とフィリス様とソリュード様が、同じ意見のようじゃの。
アドル様はルー様の近衛長というお立場上、
そうくだけたお考えも、持てはすまいて」
クレイ「・・くだけたというか・・・
ルー命というか・・・」
先生 「そうじゃそうじゃ。ウィルの葉が少し、手に入ったんじゃった。
お前にやろう。聖なる香薬の調合、がんばるのじゃぞ」
クレイ「・・・言われずとも」
夜。
エメル「やっほー、聖水だよー」
クレイ「まったく・・・これが必要なことは、
1週間前から判っているというのに・・
用意の悪い者達だな・・」
エメル「・・・ねぎらってもくれないんだよね・・」