裏フレグランステイル

20日目

クレイ「・・・ウィルの葉とメーラの葉を調合するのは、
    単に、葉が目に付いたからに他ならない」
 
 いや、言い訳せんでも・・・


リアム「・・・開けて?」
クレイ「仕方がない・・開けるか・・」
リアム「くすくす・・いい匂い・・--ま、いいや。
    はい、メーラの葉。魔法薬に加えてね?」
クレイ「・・・礼は言わんぞ。・・・が、まあ、話くらいは聞いてやる」
リアム「・・・・・・うん、お話しようね、ダーリン♪」
クレイ「(・・・・・・・・・・・ダーリン・・・・・・?)」
リアム「夜はいいよね・・・
    夜は、安らぐし・・・
    この地も、一日の半分はアンヌンの領域だよ。
    ---その時間も、真の”闇”とは程遠いけどね」
      
クレイ「アンヌンの領域、か」
リアム「ダーリン達の頭上に君臨するのは、
    フラヒスばかりじゃないんだよ☆
    この地の時の半分は”闇”に近い夜なんだから・・。
    それは、アンヌンの時間だよ♪
    ダーリンてば、おかしいんだからーvv
    --メーラの葉、もう少し上げるから、あの香薬に加えてね?
    この先・・・楽しみだなぁ☆くすくす・・」
クレイ「(礼を・・言うべきなのだろうか?
    下心が在るように思えるが・・)」
リアム「---僕、もう少しここにいるね。
    いいでしょ?」
クレイ「・・・仕方がないな」
リアム「リルダーナの人間達は、知ってるの?
    あの”大天創”---過去あったこの世界の浄化のことを。
    この世界が”闇”の洗礼を受けた、あの7日のことを。
    ・・・ダーリンは、学問の徒なんだよね?
    なんて聞いてるの?」
      
クレイ「ふん・・・非科学的な伝承だ・・・」
リアム「・・・でも、伝承されてはいるんだよね?
    くすくす・・・怖れられてるのかなぁ♪  
    いつか僕も、あの”力”を手にするんだから☆」 
クレイ「・・・まあ、一応、書き留めておくか・・」
リアム「・・・・・・どうぞ、お好きに~☆」


 そして、ロキとソリュードがバッティング・・・・・・あぁもう・・・



 20日目 


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