XR−BAJAで行く林道ツーリング日誌
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秋の山ひとり旅  2008.11.08 山梨県・韮崎方面ツーリング 


出だしから雨…
お仲間の都合がつかない(sugiは入院中)ため一人で出掛けることに。
なかなかふんぎりがつかなかったが、来月には中津川林道が冬季閉鎖になることもあり一念発起。
以前、「韮崎」から繋いだルートを逆走してみる計画で6:30に家を出る。

青梅のコンビニに着いた8:00頃から雨が降りはじめ、いきなり出鼻をくじかれる。
「大名栗を一回りしたら帰ろうかなぁ…」などと弱気な考えが頭をよぎりつつおむすびで腹ごしらえ。


大名栗林道
大松閣近くで1台のオフ車と遭遇。林道入口で停車したので会釈して通り過ぎる。
今日、大名栗林道で出会ったのはこの1台だけだった。
山に入っても寒さは感じず、バイクの上で体を動かしていると汗ばむほど。
順調に大名栗を走破し、雨も上がったようなので計画通り西へ進路をとる。

140号線は紅葉狩りのシーズンにもかかわらず空いていて流れがよい。
中津峡の観光スポットにはさすがに人や車が多いが、道が広くなったおかげで以前のような大渋滞を引き起こすこともない。
オレンジの山並みや時々目に飛び込んでくる真っ赤な紅葉を眺めながら快適なワインディングを楽しむ。


中津川林道
11:00に「ふれあいの森」到着。レストランは開店前だったので脇の蕎麦屋へ。
温かいこと以外に取り柄のみつからない山菜蕎麦をすする。
私の他に老夫婦しか客がいないし経営も大変なのだろうと納得したのもつかの間、20人くらいの ハイカーがどやどやと詰めかけ大賑わい。おっちゃん儲け過ぎじゃない!?(^_^;)

中津川林道は2輪や4輪の姿もちらほら。
写真を撮るための小休止だけでどんどん走り、三国峠もノンストップで通過。
長野側は針葉樹が多く景色は今一つ。
アスファルトの路面を覆うおがくずのような落ち葉にビビル。


相木林道
相木林道は通るものも少なく閑散としている。
落ち葉が堆積した赤い絨毯の道をカサカサと進む。
開けた場所で休憩中にタイヤの圧を落としていないのを思い出した。
プシュー・・・
リアは1.3kgで適正になったがフロントは抜きすぎて1.0kgになってしまった。
走りだすと路面の凸凹を拾いすぎてタイヤがいうことをきかない。 しばらく走ってみたが怖いので次の平地で1.3kgに修正。これくらいがちょうど良いみたい。
「秋山」への分岐を左折してダウンヒルを調子良く下ってゆく。


横尾山林道からの眺め
靄の向こうに笠をかぶった八ヶ岳を望みつつ信州峠を越えて横尾山林道へ。
こちらも全く人の気配がなく貸し切り状態。アップダウンの少ない砂利のカーブをひたすら練習。
ブレーキングが早すぎるのかカーブの途中で失速してしまいそこでアクセルを開けるとリアが滑るので 閉じて開けるの繰り返しになり安定しない。難しいなぁ…。
下りの直線で4速に入れたら減速しきれなくて路肩の大石に乗り上げてよろめく。怖え〜・・・((+_+))
終盤の景色のよい場所で一休み。
半径数km以内におそらく私一人だろう。聞こえるのは風の音だけ。


畑で迷子
最後に「前山・大明神林道」を通るつもりだったがゴルフ場脇の入口が見つからない。
畑の中のそれらしい道を進んでみるがどれも行き止まり。地図と照らし合わせてもあるはずの道が見つからず 小一時間うろうろして諦めた。
帰り道の景色に見覚えがあったので気がついたがここは前にも迷った場所だ! あの時は畑の奥の廃道のような藪の道を抜けて行ったんだっけ・・・。
今更引き返すのも面倒なので本日これまで。
前方に巨大な富士山が見える農道でタイヤの圧を調整した後「韮崎」へ。

さすがに夕暮れの高速は寒い。給油のために立ち寄ったパーキングにもバイクの姿はまばら。
ところで今回、ポミオさんに借りたOZワークスのサイレンサーを装着してきたのだが、“抜け”の良さが 高速に入って本領発揮。これまでは100kmh/6000rpmでの巡行が無理なくほどよい印象だったものが 7500rpmまでスムーズに回るようになった。排気音もコーーーンという高音で小気味よい。
しばらくハイペースで右車線を走ったりして緊張感を楽しんでいたが、無駄に燃料やタイヤを減らすことにも 飽きてその後はおとなしく左側を走る。
府中辺りの渋滞をすり抜け、山手トンネルでワープして18:00帰宅。

最後に計画通り目当ての林道を走ることができず釈然としないが、今年はこれで「林道走り修め」かな・・・。

〜おしまい〜 <走行距離407km>