XR−BAJAで行く林道ツーリング日誌
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山火事注意  2008.09.27 群馬県・沼田方面ツーリング 

一ヶ月前から「大弛峠」を越えるツーリングを計画していたが、直前になって通行止めになっていることが判明。
急遽計画を変更し、群馬県東部にある「栗原川林道」を探索してみることにする。
周辺の林道群を合わせると50km以上のロングダートになるが所々にゲートがあって通過出来ないという情報もある。 まあ、行ってみなけりゃ分からないのでいざ出発。


小中西山林道
6:30にsugiと落ち合い東北道の栃木ICに8:00に到着。
コンビニで食料を調達したら草木湖のある122号を目指す。
32号線はずいぶんダンプが多いと思ったら近くに採石場があり、そこにみんな吸い込まれていった。
大越路峠を越えて15号線に入るころには車の影もなくなって川沿いの静かな道を気持ちよく流せる。
粕尾峠の急カーブを越えて122号へ出たら草木湖の突端を右折。
9:15「小中西山林道」に到着。
この林道は全面舗装で森の中のワインディングロード。


大滝へのアプローチ
「小中新地林道」への分岐点に観光スポットの「大滝」があるので寄ってみる。
岩の階段を息を切らせて登った先に迫力のある真赤な吊り橋
橋を渡った先に大滝の展望台がある。
辺りに人影はなくマイナスイオンをたっぷり浴びてから戻るが、吊橋と石段の急勾配にすっかりバテバテ。(-_-;)
エンジンなしではなんとも不甲斐ない・・・。


クレバスから脱出
「小中新地林道」への分岐はバリケードで封鎖されていた。
行けるとまで行ってみようと進入開始。
すぐにダートになったがやや荒れ気味。勢いよく進んでいたsugiがクレバスにはまってもがいている。(^_^;)
それでも通過出来ないような箇所はなく 「新地林道」との分岐点に到達するが、 ここはがっちりゲートで封鎖されていて進入不可能。
まあこれは予想通り。利根まで下って迂回することにする。
ススキに囲まれた直線路を玉砂利にタイヤを取られないよう集中しながら一気に下る。


栄沢林道終点
「利根」の分岐を180度ターンして再び「小中新地林道」を目指す。
次回はここの麓からアプローチした方が得策だろう。
集落で散歩中の大型犬に飛びつかれそうになって驚いたりしつつ2kmほど進むとダートが始まる。
ここで仲間を待っている数台のオフローダーと挨拶。
みんなレーサーもどきのフル装備で速そうだ。煽らないでね。(^^ゞ
土のフラットダートはグリップが良く、気持ちよく飛ばせる。
5kmほど進んだところに交差点
左手(ケヤキ沢支線)はゲートが開いていたのでまずはこちらを探索。
本線に比べると石や砂利が多くややペースが落ちるが大きな問題はない。
すぐに終わるかと思いきや結構続いていて、もう県道に出るのではないかと思った頃に「栄沢林道終点」と書かれた杭 と共に道がなくなっていた。
5kmほどの道を引き返す。


食卓
交差点まで戻って反対側の「高場沢線」へゲートの脇から進入。
こちらは2kmほどで終点。
昼を過ぎているので食事にしよう。
湯を沸かすべく持参したストーブに圧を掛けるがどうもうまく燃えない。
何度やってもだめなので燃料が少なすぎるのだろうと結論しBAJAのキャブからガソリンを補充。
再び点火すると今度は勢いよくガスが噴き出して盛大に燃焼・・・。
勢いがよすぎてストーブの皿にガソリンが溜まって火柱が上がってますが・・・。
ストーブ全体が火に包まれてコックのプラスチックが燃える事態となり慌てて消火。ちょっとしたボヤ騒ぎ。
ちゃんと手順を確認して再び点火すると今度は無事に湯を沸かすことが出来た。やれやれ。(^_^;)


栗原川林道
腹もいっぱいになって時刻は13:30。
まだ林道は序の口でこの先30km以上あるはず。
先を急ごうとUターンしたらバランスを崩して立ちゴケ。足を挟まれて動けないところをsugiに助けてもらう。スマン・・・(^_^;)
本線に戻って進むうち砂利のカーブが多くなって走りづらい。
四輪の対向車も時々あって脇によける時にどうもハンドルを取られる気がする。
あれ?前輪が曲がってる?
気のせいかもしれないとそのまま進むがどうにも走りづらくて前を行くsugiとの差が大きくなる。
皇海山登山口で小休止のときに確認するとやはり少しずれているみたい。
数回蹴っ飛ばして修正を試みるがその後もどうも砂利にハンドルを取られて楽しめない。単に腕が悪いだけかなぁ・・・。(-_-;)


栗原川のストレート
「栗原川林道」は非常に変化に富んで野趣あふれている。
グリップのいい土のダートからトリッキーな砂利や砂のカーブに変化し、 沢が道を横断する暗い森を抜けるといきなり牧草地のようなストレートが出現し、また森の中へ戻ってゆく。
結局40kmほどの行程をゲートに阻まれることなく走破できて満足満足。
今回はどうも途中から調子を崩して走りが恐る恐るになってしまったが、近いうちに是非再挑戦したいルート。


赤城山・大沼
林道終点で時刻は15:30。
帰路は沼田から高速に乗るのも面白くないので、赤城山を越えて南下することにする。
広くてきれいなアスファルトの赤城道路は車の姿も少なくて快適。つづら折りをどんどん登って頂上の大沼に到着。
夕日を浴びた静かな湖面が奇麗だが震えがくるほど寒い。
湖畔の赤城神社で参拝を済ませたらボート小屋のあるレストハウスに急ぐ。
店の中はストーブが焚かれていて、温かいコーヒーを飲みながらおばちゃんの話にしばし耳を傾ける。
今朝は3℃まで冷え込んでワカサギ釣りの予約客も退散したらしい。


夜景
外に出ると風が身にしみる。
日が暮れて夕闇が迫る中、先のカーブに目を凝らしながら峠道を下る。
途中で垣間見る夜景がきれい。東京まで見渡せるという絶景。

「駒形」から高速に乗ったらひたすらアクセルを開けるのみ。
渋滞もなく1時間ほどで練馬に到着。
その後、自宅近くのファミレスで“反省会”。
気がつけば日付が変わりそうな時刻だが、明日は日曜日だ。(^^ゞ

〜おしまい〜 <走行距離423km>