XR−BAJAで行く林道ツーリング日誌
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奥多摩から行く林道めぐり  2008.09.15 山梨県・大菩薩嶺方面ツーリング 


奥多摩湖
連休最後の祝日に奥多摩方面へソロツーリング。

自宅から1時間半ほど走ると同じ東京でも雰囲気は一変。
まだ車の数も少ない街道を快調に流す。
曇り空から時々小雨がパラつく。
そろそろ夏のメッシュブルゾンでは薄ら寒い季節。
8:30に「深山橋」の蕎麦屋に到着するがさすがにまだ営業していない。残念。
ここから先は山梨県に入る。


横手山林道
目的の 「横手山林道」への入り口 は判りづらく、ナビに頼らないと見落としてしまいそう。
入り口の立て看板には「4km先通行止め」とあるが行けるとこまで行ってみよう。
見通しの悪い狭い舗装路が2kmくらい続いた後やっとダートへ。
ややガレ気味の登り勾配でスピードが乗らないが、4輪に踏み固められて大きな難所はない。
やがて行き止まり。
バリケードはどかせないことはないがソロで無理はしたくないので引き返す。
途中、青いオフ車とすれ違うが会釈だけで先の情報は伝えられなかった。


脇道の先は・・・
入り口付近まで戻ったところで脇道に興味が湧く。
歩いて確かめると車一台分の幅の砂利道が森の中に続いている。
登山道だろうか。
試しにBAJAで前進するが、数百mでがけが崩れて危険な状態。
すぐに引き返す。


横手山林道の西側
411号で横手川林道の反対側へ到着。入り口には同じ立て看板があった。
こちら側からもどこまで行けるか確かめてみよう。
両サイドが開けた明るい林の中のゆるい下り勾配で、3速ホールドでズンズン進めて楽しい。
拳大の丸石が所々にあるがほぼフラットな土のダートが続いている。
青いオフ車とすれちがう・・・あれ!?さっきの人だ。やっぱり通過できたのか。

5kmほど先にバリケードがあったがパイロンの脇を失敬してさらに先へ進む。


やってもうた
沢沿いの森の中に入って道がやや荒れてきたが特に問題はない。
歩行者の影に減速し脇を通過した先のコンクリートの橋でいきなりガシャン!!
浮き砂に全く気付かず右へ車体を傾けたとたんにきれいにスライディング。
予期せぬ一瞬の出来ことで自分がどう転んだのかも覚えていないが、 気が付けば膝に大穴が・・・。
プロテクターのおかげで怪我は全くなし。肘や腰も打ったようだが要所にパットが入っていたおかげで こちらも軽いうち身程度ですんだ。
派手に転んだわりにBAJAの損傷もほとんどなく、ハンドル周りとフェンダーやウインカーが傷ついた程度。

しかしエンジンが掛からない。
セルは回るが火が入る兆しがまったくない。キャブからガソリンが漏れているのでオーバーフローか?
バッテリーが上がっては洒落にならないがアクセルをいっぱいに開けてセルを回し続けると ボボボッと息を吹き返した。やれやれ。(^_^;)

このすぐ先に重機が道をふさぐように停車していた。
ナビで確かめると先ほど引き返した地点がすぐだったのでここからUターン。
結局10km以上のダートを往復した計算。たくさん走れてよかったなぁ。(^^ゞ


大タル林道
「横手山林道」のすぐ斜向かいに「大タル林道」の入り口がある。
ここは通行止めの規制もないので当然入ってみる。
地図上では国道の手前側へ出られる周回路のはず。
林道に入ってすぐにミキサー車が出現。ゆっくり追従していくと1kmほど先にダムの工事現場があった。
その先は前をさえぎるものは何もなし。フラットな砂利のダートと舗装路が交互に現れる中を疾走してゆく。 道幅も広く開放的でいい感じの道だなぁ。
気分よく走っていたら いきなり道がなくなった
あまりに唐突だったのでちょっと面食らう。
向こう側まであとちょっとのところでなんで工事をやめるかなぁ。
どこにも抜け道はないので引き返すしかないが、来た道を戻るのはちょっと気が重い。 たくさん走れていいんだけどね。(^_^;)
※後日地図で確認したら周回路には分岐があった。気付かずに直進していたらしい。


上日川峠
411号へ戻って、前を行く大型車をパスすると快適なワインディングロード。
柳沢峠を越えたらヘアピンカーブをいくつか回って麓の分岐に到着。
ここから201号線に入りたいのだが道がよく解らない。右往左往して「大菩薩峠」の標識がある細い道を入ると それが201号線だった。
ブラインドの急カーブが続く狭い道のうえ、対向車がけっこうあって気が抜けない。
どんどん登ってゆくと登山ベースの山荘がある「上日川峠」に到着。
標識に従い20号線に向かって下る。


砥山林道
ダム湖の近くまで下った所に「砥山林道」の入口がある。
地図看板では周回して再び県道に接合している。 途中のゲートの文字が気になるがとりあえず行ってみよう。
道は所々にあるクレバスに気をつければ走りづらい場所はないが、林に囲まれて薄暗く展望は全くきかない。 一気に走りぬけて分岐点に到着。
右は「源次郎岳」と標識があるが一般車通行止め。
左が県道への下りだろうがバリケードがある。 バイクの走行には支障なさそうなのでこちらへ進む。


終点のゲート
県道との合流点でゲートが前方を塞いでいる。
右は側溝、左は崖で通れる隙間はない。
ここまで来てうっそ〜ん。。。
崖は3mほどで誰かが通ったらしき跡 があるが急斜面の先には側溝もあり大参事のにおいがする。
ゲートには先駆者の張り紙もあった。 引き返したのね。(-_-;)
やっぱ戻るしかないかなぁ…。途方に暮れているとスクーターが2台、目の前の県道を通過。


通れた!
すぐに引き返して来て「通れないんですか?」と声をかけてくれる。
3人でバイクを傾けてゲートの下を通そうと提案してくれるが、できるかなぁ!?
ぎりぎりまでバイクを寝かせてなんとかハンドルをくぐらせればあとは簡単。
おお、出来るもんだねぇ。
お二人にはよ〜くお礼を言っておいたが、親切な人がいるもんだなぁ。

この先は甲州街道で笹子峠を越え、大月へ抜けようかと考えていたがすでに電池が切れかけ。
てっとり早く勝沼から高速に乗ることにする。

連休最終日のせいか高速は大渋滞。ずっとすり抜けするのもくたびれる。
2時間かかって帰宅したのが16:00。
風邪気味だったせいもあり頭の中で音叉を鳴らしているような耳鳴りがする。
最近はツーリングから帰るとへとへとに疲れてしまうなぁ。
一日ほとんど飲まず食わずだったので、今日初めての食事をしたらひと眠りしましょ。(-_-)zzz

〜おしまい〜 <走行距離313km>