MEGA DRIVE 適用 |
|
1995 C&E INC
|
今年(2005年)の11月、とうとう野球のアジアシリーズが開催される。 日本、韓国、台湾、中国、四ヶ国のリーグチャンピオンがアジアの盟主をかけて争う大会となる、はずであるが、大会の成否はひとえに日本の優勝チームの姿勢にかかっているであろう。 決勝は一発勝負なのでアテネ五輪の如く、日本のチームが必ず優勝するとは言い切れないが、他国チームを格下と見てのやっつけ仕事的な対応は勘弁して欲しいものである。 具体的には怪我を理由としての複数の主力の欠場やスタベン、あからさまな緩慢、大雑把プレイ等々。 端的に言えば「日韓プロ野球スーパーゲーム」に見られたような日本側の姿勢。 各国間のリーグに実力差があるのは明らかなのであるとして、少なくとも各国代表チームが優勝を目的としたモチベーションで真剣に挑んでくるのは間違いない。 これに対して真剣に応えられず、負けた言い訳を「本気ではなかった」で済ますようでは、大会の価値を貶めるし、以前の日米野球大リーグ選抜を観光半分であると責めることは出来ない。 現時点(05年5月)では世間的にもアジアシリーズの熱が全く伝わってこないのだが、心配がただの杞憂で終わることを願うばかりである。 閑話休題、台湾プロ野球の話。 台湾出身のプロ野球選手といえば郭源治、郭泰源、荘、大豊、呂明賜と印象深い選手が思い出される。 ガルベス、マリオらの台湾経由の外国人選手が一時的に脚光を浴びることもあった。 しかし、台湾のプロ野球自体についてはどうだろうか? 昨年の五輪代表チームの活躍による認知、また、最近になってようやく渡辺久信が活躍してただの、中込や成本(引退ですか?)が台湾球界入りしたなどで話題にのぼるようになってきたが、それでも新浦や福士が活躍したという韓国球界の話題に比べると十年以上の開きがある。 日本のマスメディアからあたえらる情報を口を開けて待っている限り、台湾のプロ野球について得られる情報は皆無といっても良いと思う。 ちなみに当家購読の東京新聞では、韓国プロ野球の試合結果が載せられることはあっても、台湾プロ野球のそれはいままでに見かけたことはないですな。 最近はインターネットという便利なものが出来たので、予備知識ゼロの我輩としてもなんらかの情報をいただきたい。 ものは試しとググって見たところ、予想だにしないヒット数。 世間様はこんなに進んでいたのか。 受け売りを口にするよりもリンクを貼る方が早いので、興味を持った方は最下部の勝手リンクをたどってみてちょうだいな。 さて、ようやくソフトの話。 いわゆる普通の野球ゲームに台湾プロ野球のチームを持ってきたもの、かと思ったら違った。 台湾のチームはタイトルにもある兄弟象隊の一チームのみ。 兄弟象、チームマスコットが象かよ!というのと、ごらんのような真っ黄っ黄なユニフォーム(青パンはビジター?)で、知識が薄いなりにはビジュアル的にも、これだけは覚えているチーム。 強くて伝統があって人気があるらしい。 で、この「世界職棒争覇戦」はアジアシリーズに先立つこと10年、まだリーグが中華聯盟しかなかった頃にブイブイ言わせていた人気球団兄弟象隊が国内制覇ではあきたらず、世界にも挑戦しようではないかという設定で世界リーグ戦や勝ち抜き戦を行う、いわゆる一つのファンアイテム的な内容になっている。 もちろんプレイする際には兄弟象以外にもチーム選択できるのだが、象隊に限り、選手が実名の上、顔グラフィックが用意されていたりするので思い入れ度は高くなる。 また、世界職棒挑戦賽ではオープニングで選手と監督の掛け合いが見られたりもする。 採用チームは台湾(1)、日本(7)、韓国(3)、中国(1)、米国(12)の24チームに隠しチームが少々。 先に述べたとおりチーム、選手ともに実名使用は象隊のみで、その他のチームは日本を例にとると、既存の球団と支配下選手をもじったネーミングをしており、これはこれで元ネタを想像するのが楽しい。 ちなみに日本の7チームの選択基準はほぼ確実に当時の台湾人選手の在籍する球団となっているようで、郭、荘など一字姓の選手に関してはそのまま、郭李、大豊などは郭理、大風に改変されて登場する。 我が贔屓チーム大阪西宮泰坦隊の中迭が象相手に投げるシチュエーションはウェッハッハですよ。 更には「う〜ん、でも、この時代にパクリネームじゃ今ひとつ乗れないなぁ」という人にもご安心の無駄機能「設定姓名」がある。 登録漢字に制限があるため完璧とはいかないまでも、7,8割方はそれらしいメムバーを揃えることができ、バックアップもOKな点はありがたい。 ただし使い勝手は激しく悪いので覚悟が必要。 肝心のゲームの方だが使用感はスーパーリーグに準拠しているような感じがする。 ただ、オプション類が豊富に用意されていたり、ゲーム中の演出に力をいれている割には全般的にこなれておらず、特にプレイする上での爽快感にかける部分が目立つ点で、ストレスにも直結し、発売年を考えると残念な気持ちが大きい。 具体的に最も気になるのが打撃音。 どんな当たり(ホームランでも凡ゴロ)であろうと、全てが「ポスッ!」 これはいただけない。 さらにBGMも常に淡々と流れているだけで、メリハリがなく、気分が落ち着くならまだしも沈んでくる。 その他、守備での不満点には、送球線上に野手がいる場合、外野からの遠投でない限り確実にその野手がボールを捕球してしまうことが挙げられる。 盗塁を刺そうとすればピッチャーがボールを捕ってしまう。 4・6・3 のダブルプレイを完成させようとすると二塁手がファーストへの送球を捕ってしまう。 このゲッツーに関してはさらにまずい点があり、演出であろうがセカンドに入った野手がファーストへの送球時にジャンピングスローをしてくれる。 ランナーの位置にかかわらずのジャンピングスロー(当然のごとく送球のタイミングが遅れる)で、間に合わなければストレス倍増。 気持ちはわかるがちょっと力の入れる方向を間違えちゃったんだねぇ。 バンダイのキャラゲーのごとく、やっぱりファンアイテムなのかなぁ、これ。 |
ぱお〜んと鳴きます |
デモにて兄弟象隊の 主要9選手 + 監督を ピックアップして紹介 |
|
|
公開賽で気軽に遊ぶ |
内容は想像つくと思います |
|
|
ついに四年に一回の世界戦が実現した それでは、タイタンズで試合開始 |
兄弟象、台湾制覇 それからどうした |
|
|
東京所呎羔羊隊・名古屋公爵隊 東京天才隊.etc |
荘のためだけにMチームが 入っているんだろうな |
|
|
クロスプレーなどに挿入される |
相撲隊に古田作成 |
|
|
|||||
取説にも載っている隠しチーム Pinksだ |
|