MD
超級大富翁
19?? GAMTEC?


 作権無視のパチモノソフトをのぞいて、その内容がオリジナルのものであれば、どんなアンオフィシャルな品であっても、タイトル画面には製作元のクレジットぐらいは入っているもの、、、、そんなふうに考えていた時期が俺にもありました。  この超級大富翁に限っては、何故だか、その名前が出てきません。 さすがに箱説付きを手に入れれば、何かしらの情報が載っているだろうと思い、苦労し手てに入れた箱そして取説。 悲しいかな、そのどちらにも何の痕跡も見られないのでした。 何かひた隠さなきゃいけない理由でもあるのか?

 イトルに大富翁とに入るこの手のゲームはPC用でもファミコン用でも果てはゲームボーイ用にも発売されており、内容としてはモノポリー系と思えばよい様である、ってか大富翁=モノポリーらしい。 やったことないけど桃鉄風?なのかな。 似たようなアンオフィシャル品ではC&Eの"台湾大享"というものがあって、こちらがその名の通り台湾国内を巡るのに対して、超級大富翁では大陸(中華人民共和国)のほうを舞台としている。

 人数で楽しむパーティーゲームの部類に入るものであるが、当然ながら一人でもコンピュータ相手に遊ぶことができる。 ただし多人数なら楽しむことができるのかもしれないが、CPU相手だとイライラするばかりで、ちっとも楽しくない。  ゲームの進行は類似ゲームそのままで、大きく変わりようがないとしても、展開に支障がありすぎる。 その最たる原因はネガティブイベントが頻繁に発生すること。 一回休みや減収を経ながら目的地を目指すくらいならいいんですけどね。 病院、牢屋といきなり遠方に飛ばされる。 その上で一回休み、二回休みでは、もう何もできない。 コントローラーを手放し長々とNPCの進行具合を傍観するというシチュエーションが当たり前のように続発する。 ようやく自分の番となり、気を取り直して目的地に向かおうとすると、また別の場所へ。 何だこりゃあ! 資産を増やしながら目的地を目指すゲームではなく、いかに飛ばされないようにするゲームなのかな? ゴールしなければ大きく資金は増えないので、ゴールだけはしなければいけない。 ということで明後日の方向に向かってでもネガティブイベントのマスに止まらないようにする。 さて幸運のマスに止まったぞ、と思いきや飛行機で飛ばされちゃう! もうどうしたらいいのかわからんよ。 対人であればギャハハハハと笑われて済むところ、競争相手がCPUですからな。

 レイ期間はゲームの開始時に一年単位で最高99年まで設定することができる。 プレイヤーの手番一巡が一ヶ月となるので一年で12ターン。 NPC戦の際、何故かマイプレイヤーの所持金が低く設定されているため、少ない年数に設定すると勝負にならない。 この手のゲームの最大要素を占める"運"、その運に頼りながらダラダラと年数を重ねていけば勝てるかもしれないというゲームなのだ。 ちょっと運に左右されすぎのきらいがある。 改めていうまでもないが勝利条件は設定年数終了時に最も所持金額の多いこと。 自分以外のNPCが全員破産してもゲームは自分の勝利で終了となる。 もちろん自分自身にも破産の可能性はあり、資産を出し尽くしてしまえば、その時点でゲームオーバーだ。  このゲーム、大人向けとも思えないのだが、発生するインベントが妙にエグいというか、ある意味アダルツ。 そのくせ苦労して勝ってもご褒美グラフィック(アダルトな意味で)があるようなわけでもなし、まぁいらないけど、達成感がない。 やっぱ双六は一人で遊ぶもんじゃないっすね。

タイトル画面 プレイヤー選択

名前を変更できるよ

プレイ年数を決定

出発地・目的地がランダムで決定

1年1月台北スタート

幸運點

歹運點

投資
これぞモノポリー

道具
アイテムは商店で購入

銀行
預けられる金の余裕など

このマークはどこかで

ネット上のどこかで拾った
簡体字だけど何だこれ?

外箱の
すごく・・・適当です