SEGA SYSTEM 1 |
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1983 セガ
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レグルスというと新宿キャロットを思い出す。 昔からのキャロット通いの人には良くご存知だと思われるように、どうしてかナムコの筐体にはレバーが右、ボタンが左というイカス仕様のコンパネが使われているものが多くあった。 今でこそ、レバーは左、ボタンは右で二人プレイ仕様があたりまえになっているが、当時はまだまだテーブル筐体が主流で、コンパネは片面に一人用。 当方を含め多くの日本人はヒダリキキノヒトではないので、このコンパネにあたると非常に苦労させられることになった。 そこで編み出されたプレイテクニックが、腕をクロスさせるという方法。 要するに、右のレバーを左手で握り、左のボタンを右手で叩くというもの。 誰が発見した方法か知らないが、正直に操作するよりも便利だったのだろう、この珍妙なプレイスタイルは何時の間にか浸透し、特にディグダグを遊ぶ人たちに多く見られた。 なんでそこまでして、その筐体で遊ばなきゃいけないのか、ゲームにお金を注ぎ込む人は馬鹿である。 馬鹿だなぁ俺。 ええと、誤ってお金を入れてしまった時以外、そこまでしてディグダグはやっていなかったんだけど、その日、新宿キャロットでレグルスを見かけた時、「その場で」「その時に」「どうしても」やりたくなってしまったのですな。 馬鹿の仲間入り。 とりあえずは普通にプレイしようと試みたものの、どうにも感覚がおかしい、というよりゲームにならない。 やっぱ、あれしかないのか、ということで逆持ちに移行。 「ボ、ボタンが・・・逆...orz」 持ち手を変えてみたところでボタンの配置までは変わらなかったのである。 通常弾ボタンがレバー寄り、つまり逆手だと中指で押さなくてはならなくなる。 スクランブル、ゼビウス程ではないにしろ、このタイプのゲームでは悲惨な状況。 騙し騙しプレイしていても、肝心なポイントになると無意識にいつもどおりのボタン操作をしてしまうのだ。 結局、パニックしたままゲームは終了。 くそぅ、ナムコめ。 こんな思い出をありがとう。 変化に飛んだステージが魅力のこのゲーム。 移動に負荷がかかる部分が多かったり、地形のあたりが異常に厳しくて、少々ストレスの溜まる内容になっているかもしれない。 しかし、儂は大好きだったし、マニア層の人気も高い。 しかしながら、こちらもミスターバイキングと並んで移植作品が全く見当たらないのは残念なところ。 最近の話題に絡めれば、エイジス化までは望まないので、タイトーメモリーズあたりは見習って欲しい。 |
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無機的なデザインと色使いの 地形のグラフィックがいい |
移動に負荷がかかる しょっぱなからそれは‥嫌 |
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この辺から忙しくなってくる 穴は埋めろ |
このような狭い地形が一番の敵かも 吸い込まれるように落ちる |
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だけ |
撃ちもらして面倒 |
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でも破壊できないと 凄く惨めな気分になる |
最後のバッタがいやらしい |
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