最近のしゅうちゃんち
転院して1週間近く経ちました。
コロニーからの転院は救急車での移動でした。一般車を抜かしながら走る様は、なんともいえない優越感がありましたが、唾液の(気管への)垂れ込みがすごくて、そんな優越感になど浸っているヒマはありませんでした。吸引したと思ったらすぐゼコゼコが始まって、でも救急車は揺れるからなかなか上手に吸引ができず、エアコンの利きが悪くてしゅうたは暴れるし、「早く!早く!早く着いてよ。」とそればっかりでした。
病院に着いて、久しぶりに見る(3週間ですけど)懐かしい顔は、私をとても安心させてくれました。
結局、CO2の値が高いことと唾液の垂れ込みが多いことから人工呼吸器(バイパップ)を取り付け、少しずつ様子を見ながら人工鼻(+酸素0.5g/分)の時間を増やしていこうとしています。
肺の炎症もすっかりよくなっているので、あとはしゅうた次第といったところです。1ヶ月前の入院よりは幾分楽です。NICU時代の友達も何人か入院していたため、寂しい思いもすることなく、とりあえず1週間過ごすことができました。
今日、言語の先生が様子を見に来てくれました。唾液の垂れ込みは、やはり以前より嚥下が弱くなっているようで、そのためだそうです。(人間は「呼吸か嚥下か?」という選択肢を与えられたとき、必然的に呼吸を選ぶらしく、今回嚥下が弱くなったのも、呼吸を優先しなければいけない状況であったということです。)けれども以前は唾液を飲み込むことができていたので、それは徐々に回復していくだろうとのこと。嚥下の練習を始めた頃よりは、もちろん早くできるようになると安心させてくださいました。
戻ってきて、呼吸が楽になり元気が出てきたようで、おもちゃでよく遊んでいます。確かに今までは遊ぶ余裕がなかったんでしょうね、呼吸にエネルギーが要ってしまって。欲しいものに手を伸ばしたり、感触をじっと感じたりしている様子をみることができます。
先日、しゅうたの様子を見に来てくれた作業の先生に報告して一緒に喜んでもらいました。
最近お気に入りのキリンの足とともに…。