しゅうたの必需品を紹介 〜呼吸関係〜

BiPAP(バイパップ)シンクロニー
フジレスピロニクス鰍謔阨a院経由でレンタルしています。
主に、浅い呼吸に合わせて空気に圧をかけてくれるすぐれものです。圧がかかることによって、換気がしやすくなります。しゅうたの場合は抜けにくかった二酸化炭素が抜けるようになりました。また、日常的に酸素を使わなくてよくなりました。気管切開のカニューレを通して、しゅうたの自発呼吸に合わせて圧を送ってもらっています。

酸素濃縮機(ハイサンソ)
携帯用酸素ボンベ

帝人さんより、病院を通じてレンタルしています。
以前(気切前)は24時間(0.25g/min)使っていましたが、バイパップを使うようになってからは調子の悪いときだけ使用しています。
風邪をひいたり暑かったりして、サチュレーション(パルスオキシメーターの値)がふらついたときが使用の目安です。

吸引器(セパ&パワースマイル)
吸引瓶の大きいセパは自宅使いとして、パワースマイルは吸引力はセパより劣るものの、コンパクトさピカイチなので、外出用に使っています。
セパは完全自宅使いなのでAC電源のみです。身体障害者手帳の日常生活用具給付で購入しました。
パワースマイルはもともと気切前から使っていて、気切してからお出かけ用にとバッテリー(連続30分使用可)とシガーソケットを購入しました。
バッテリーで動かすとパワーがイマイチ落ちる気がします。

消耗品もろもろ
吸引用カテーテル(気管用1日1本:ミルトン消毒、口鼻1Week1本)、カテーテル清拭用コットン、Yカットガーゼ(1日1セット)、滅菌綿棒、イソジン、加湿用蒸留水などは病院からいただいています。必要があればその都度頂いています。(指導管理料に含まれています)
気切孔を1日1回、お風呂上りに消毒しています。カニューレが直で肌に触れると肉芽ができやすいということで、Yカットガーゼを当てています。

気管カニューレ(アーガイル)16Fr
人工鼻
オールシリコン製で、人工鼻やバイパップのジョイント部分がスケルトンなので吸引しやすく、痰の上がり具合も見えてスグレモノです。
人工鼻は1日1個病院からもらえます。

パルスオキシメーター(ネルコア N-550plus)
タイコヘルスケアジャパンより、レンタルしています。
N-550plus:15,000円/月 センサー2個つき。
パルスオキシメーターとは、 経皮的動脈血酸素飽和度(SpO2)測定器のことです。。
血液を流れる物質の中に酸素を運ぶヘモグロビンがありますが、血液にあるヘモグロビンのうち、何%が酸素を運んでいるかを赤い光(LED)を当てて読み取って示します。
手のひらサイズのパルスオキシメーターも購入しましたが、コレには内蔵バッテリーもついていて値の拾いもいいので、外出時も持って移動しています。
手足の小さいしゅうたのセンサーは新生児用です。
3Mの「くっつく包帯」で固定しています。靴下を履くとより感度がよくなります。

洗浄セット
針付のシリンジと生理食塩水です。
生理食塩水(生食)を抜く際に、針を刺す部分を一度アル綿で拭いてから、抜きとります。
1回約2ml抜いて、1日分くらいです。使うときは1mlずつ、しゅうたの気管内にいれ、スクィージングで生食を散らし、痰を柔らかくして吸引します。痰が硬くて1回の吸引で引ききれず、肺に痰の音が残っていたりしたときに洗浄しています。
聴診器で音を聞きながら、体の向きを変えたり、タッピングして痰を出しやすくして、吸引します。肺を溺れさせる、というとわかりやすいですね。

アンビューバッグ

手動の人工呼吸器です。
しゅうたはチビなので、アンビューバッグも赤ちゃん用です。
気管カニューレに赤い矢印の部分を差し込んで青い矢印の部分を揉んで肺に空気を送ります。
サチュレーションの上がりの悪いときや、本人の色が悪いときなどはすばやく酸素を送るために、の矢印の部分に酸素をつないで揉んだりします。

人工鼻+酸素チューブ
しゅうたの人工鼻には酸素チューブをつけられる突起がついているため、そこに酸素チューブを差し込んで使っています。今は0.5g〜0.75g流しています。大体、30分から1時間くらい、機械を使わず呼吸することができます。
このチューブは在宅酸素の人用の経鼻カニューレの鼻に送る部分を切って使っています。とても軽くて使い勝手がいいです。

吸引について

吸引カテーテルの消毒には5%ヒビテン(100倍希釈)を使っています。以前はミルトンを使っていましたが、カテーテルの痛みが少ないのでこちらに変えました。
気管にはアーガイルの気管支吸引カテーテルを使っています。
6.5Fr、8Frを痰の状態に合わせて使い分けています。

となりの哺乳瓶の水は煮沸水と水道水で、吸引前に消毒液を洗い流すために煮沸水を吸い上げ、吸引後の痰を洗い流すために水道水を吸い上げて流しています。
煮沸水を入れる容器は消毒済みのものを使うため、哺乳瓶は電子レンジ消毒OKなので使っています。

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