イヴ・レポー 


てき たものを独断偏 見でレポート。まれに勘 違いしてい てることもあるとう のでご指摘もよろしく♪







No.4 06 年4月12日 ゆらゆら帝国@リキッドルーム恵比寿









                           1年ぶりです。ライ ヴ。なんとなく一人では行きづらいっていうのが本音ではあるんですが・・・。
                           待ち時間とかが
どうにも・・・。一人は好きでも孤独は好きじゃないとか痛い女の子が言いそう な
                           言葉が少し脳裏を過ぎります(笑) 携帯見てれば暇しないかも知れませんが、そんなもの持って
                           いたら演奏中気が散ってしょうがないですよね。
それにしても久しぶりに行くと本当に心地良くて、
                           これを機に、また一時期のように色々観に行こうかなと思いました。やっぱり生は格別です。
                           で、リキッドルームは新宿から恵比寿に移転してからは初めて。収容人数的には渋谷AXよりやや小 さい
                           印象です。ステージもぐっと見やすい。地下にあるのですが、上にはタワーカフェがあって、開演ま での
                           時間をビール飲んで語らいながら過ごしたので快適でした。そういえばストレスは微塵も感じなかっ た!
                           トイレも各所にあるから、女の子も困らないんじゃないでしょうか。開演前のSEは主に60年代ア メリカン
                           ポップスであろう曲がずっと流れていて、去年のやたらダークなエレクトロがかかっていた印象とは
                           がらっと変わりました。メンバーのその時々の気分ももちろんあるんでしょうが、やっぱりゆらゆら 帝国の
                           根底にはポップスへの愛が汲み取れるだけに納得でもありましたね。ただ開場してから演奏開始まで
                           1時間近く待った気がする・・・。同伴者との話に花が咲いたので、どうにか持ちこたえましたが SEの
                           一曲一曲が終るたびに何ともいえない緊張感が走って、急に会話が止まったりとか、まぁ終始ドキド キ
                           してました。というのも、もちろん演奏始まるのは楽しみなのですが、おととしのサマソニのハイヴ スの
                           時のように後ろからグワーっと人が大挙して押し寄せてくるんじゃないかという恐怖(苦笑) 満員 電車とか
                           本気で苦手なので、あの「人と人との適正距離を侵される密閉感」は精神的に厳しいんですよ ね、、、、
                           だからライヴも敬遠気味っていうのは少しあります。ま、とりあえず自分自身の問題は置いとい て、、、、
                           

                                         


                           ステージの黒幕が上がって、歓声が上がります。しかしスペースの空いてた通常「モッシュピット」 と
                           呼ばれる最前部に人が多少動いただけで、僕がいたやや前側は開演前から比べても人の動きは
                           ありませんでした。みんな何て言うか冷静(笑) 一心に身動きせずステージを眺める人がほとんど でした。
                           日比谷野外音楽堂の時は全席指定だったのもあるし、前もってマネージャーらしき人から柔らかい物 腰で
                           「暴れるなよ」的な注意があったので皆直立不動だったのかなと思っていたのですが、リキッドルー ムで
                           見てみて、やはり客層が「暴れるためにライヴに行く訳ではない」というカラーなんでしょう。居心 地良かった。
                           といっても一番最前列はやっぱりいましたけど。でも、そうじゃなきゃ盛り上がりに欠けるのも事実 です (笑)
                           序盤からキャッチーに飛ばします。数曲やった後で、後ろのカップルが「今日の気持ちいいね 〜〜!」
                           と言ってたのが妙に印象的だったなぁ。これだけライヴ経験のあるバンドでもお客さんの考える「当 たり外れ」が
                           あるのは当然のことで、そういう意味じゃ「あー俺は当たりの日に来たのかなぁ」と漠然と思いまし た。
                           実際彼らの持ち曲には盛り上がる曲がたっぷりあります。そういった曲だけで2時間構成する事だっ て
                           可能なはずです。でもそれってやっぱり違うんですよね。盛り上がる曲には、アッパーな魅力があり
                           片やドサイケなナンバーや、メロウに熱唱するのも全部含めて「ゆらゆら帝国」なわけで。そのバラ ンスが
                           バンドと客の間で上手にリンクした時、それが「当たりのライヴ」なんだと思います。本音を言うと 他にも
                           聴きたかった曲は山ほどあります。でもそれは無理な願いだし、組み立てられたプログラムの中で僕 の
                           好きな曲だけ揃うというのはバランス面でも一生ないでしょう(苦笑) だから、ここのライヴでは あれが聴けた
                           ここではあの曲っていうサプライズこそ彼らを常に追ってる人たちの醍醐味なんだろうなと思いま す。
                           人気曲をかければいいだけのDJと創作者である彼らはそこが違う。当然のように彼らの音は彼らに しか
                           出せない専売特許だし何を演奏するのも彼らの自由。それこそがアーティストたる所以、唯一無比で ある
                           強みですしね。そんな中でも個人的なハイライトとしては「男は不安定」「すべるバー」「グレープ フルーツちょうだい」
                           「はて人間は」かな。いやはや半端ないです。彼らほどの音の猛獣使いには心底惚れ惚れします。
                           「発光体」が聴けたのも良かった。前のほうでペットボトルの水が宙を舞ってたっけ・・・(笑)


                                             


                           ステージには大量のストロボライトが設置されていて、「何に使うのかなぁ。オブジェかなぁ。」と 疑問でしたが
                           ライヴ終盤でギターの凄まじいフィードバックに併せてストロボライトだけをひたすら点滅させる演 出を
                           繰り出して来て、これじゃまるで裸のラリーズじゃないか(笑)って一人でツッコミんでました。話 には聴いて
                           いたけど、実際その洗礼を受けると天に召されそうな気分になりましたねぇ・・・(笑) アンプの 上に乗っかって
                           ひたすらギターを掻き毟る坂本さん。数分に及んだ恍惚の時を味わいながらも、「てんかん」の発作 に見舞われる
                           人がいなければいいけど・・・なんて要らない心配をしてました。屋外で聴くのももちろん良かった のですが、
                           そのスタンスや打ち出すイメージ、標榜する作風。やっぱり地下室が似合いすぎますね。発狂手間の 存分の
                           ノイズの嵐を浴びて、ライブ終了後30分以上耳が元に戻らなくて、同伴者と会話がほとんど 「え?」の
                           聴き返しの連続でした(苦笑) お年寄りの気分を50年早く味わいましたね・・・。あ、最後に、 話は急に俗っぽく
                           なるのですがゆらゆら帝国のファンって女性が多いのご存知でしたか??黄色い歓声すっごい飛び 交っています。
                           例えば「男は不安定」のとき、慎太郎さんが「BOY!」とシャウトすると女性陣が「キャー!」と いうのは
                           ほぼ定番になってるの?ってくらいでした。僕は男なので異性の目で坂本さんを見れないのが残念で
                           仕方がないのですが、旧来よりロックンロールの掟は「同性から見ても異性から見てもカッコいい」 であり、
                           着眼点こそ違えど性別を越えて愛される。それは不健全な不良音楽の中で唯一健全な部分でもある気 が
                           します。そんなこんなで今回で二度目ですが、また観に行こうと思います。心斎橋で行われる「あふ りらんぽ」&
                           山本精一率いる「渚にて」との対バン見たいけど、その為にわざわざ遠方の大阪に行くわけにも行か ないので、
                           残念ですが諦めます(苦笑) まずは今月のロマンポルシェ。来月のエディターズ、そしてサマーソ ニックです。








 No.3 05年4月2日 ゆらゆら帝国 フリーライヴ  (日比谷野外大音楽堂)







フリーライヴに当選したので日比谷野外大音楽堂まで行って来ました!個人的に は数少ない
「好きといえる国内バンド」である、ゆらゆら帝国。CDも、もちろん良いが、 それ以上にライヴが滅法
すごいと評判の彼ら。そのサイケデリアの真相を探る べく行ってきました。それにしても3000人?
くらいを招待してフリーライヴを行うなんてホント粋 な事してくれますよね・・・。70年代なんかは「100
円ライヴ」など開催されてたようですが、ロック・ ショーは常にお金の問題が何かと付きまといます。
そんな現代のシステムのなかで、これだけの衝撃とク オリティのライヴをハガキ代50円のみで
観れたなんて・・・。心底嬉しい・・・。 と、感傷に浸るのはそこまでにして、本日のライヴの感想を
覚えている限り書き綴っていきたいと思います。まず は、会場。日比谷野外大音楽堂。確かここは
尾崎豊が7mの高さの照明用イントレから飛び降りて、左足を骨折したまま歌いつづけた という
伝説の会場だと思います(苦笑) 整理券番号が 700番代だったので一等席には陣取れなかったの
ですが、とても観やすい!ビル風もあって多少肌寒 かったですけど、いざ演奏が始まってしまえば
ライブの熱気と相殺といった感じでした(笑) 一日 中、比較的穏やかな気候でしたしねー。
そして客層。これはメンバーがステージに現れる前に マネージャーの人から口頭で注意があった
せいか騒いだり他人に迷惑をかけてる人はいませんで したね(笑) もともとちゃんと演奏を見る
お客さんが中心のバンドと言えるのかもしれません。 個人的にかなり居心地が良かったです(笑)
そして、バンドが登場すると「うおぉぉぉぉ。生ゆら ゆら帝国だぁぁぁ!」と、この期に及んで、静かに
はしゃいでしまいました。会場も一気に活気付きま す。赤いパンタロンに赤いギターの坂本慎太郎氏。
照明の光がベースのボディに反射しまくり、その長髪黒づくめの灰野敬二ファッションと相 まって、
まるで黒魔法術士(笑)といった感じの亀川千代氏。対照的に黄色いシャツで登場のドラムス柴田一朗氏。
歓声が飛び交う中、「千代!!」と叫んでいる人が多 くて面白かったです(笑) そして、 一曲目が始まると
その音の大きさに「ビル街の中、ここまで爆音で苦情 来ないのかな・・・。」と、田舎育ちが故の疑問を
感じました(笑) でも、そういう場ですものね?ご近所さんは了解の上なんですよね?9時くらいまでなら
オッケーなんですよね?(笑) いや、ほんとに日比 谷公園の桜が驚いて開花するんじゃないかってくらいの
爆音(笑) と、そんないらない心配 事も、バンド・サウンドに撃たれるうちに忘れかけたころ、3曲目になんと




                


                     「夜行 性の生き物三匹」!!!

日本の阿波踊りをも感じさせる大好きな曲というのも あるのですが、大都会でこの曲が公然と響いてる事に、
妙に心を打たれてずっとニヤニヤしてました(笑) ただ前半の印象から、フリーライヴだし、多くの人向けにポップな
シングル曲
中心のセ レクトで進むのかな?と思いつつ、やはりそう一筋縄で行きませんでしたね(苦笑)
でも、それこそ、このバンドの面白み!
混沌としたサイケ空間もばっちりやってくれました。「侵入」→「恋がしたい」
のコンボに「ズックにロック」→
「グレープフルーツちょうだい」への流れが個人的なハイライトだったと思いま す。
そして最終曲「
EVIL CAR
」では、おおよそここまでの音を野音で出していいのか?と心配になるほどの坂本氏の
ギターが炸裂・・・。ひたすら
持ち場に佇む二人をよそに、時に飛び跳ね、時にムーン・ウォークのような動き をしながら(笑)
彼にギターの神様が
降 りてるのを僕は感じました!!ファズ、ディストーション、そして、我に返るかのようなコーラスの
アルペジオ・・・。過去のシングル曲や歌を聴かせる曲は控えめでしたが、それも、なんのその!「しびれ」
「めまい」の二枚の
アルバムもそうですが確実にキャリアの更新と名曲を生み出 している彼ら。四月にリリースされる新曲も聞けたし
(ザ・コミニケー ションがたまらなく好きです・・・) 大満足でした。新作は坂本氏の過剰リバーヴ・ボーカル曲が多数
聞けそうですね!チケッ トが取れ次第ですがAXも行ってみたいです!!ただ、余談として、野音の
開放感・・・これは
かなり+要素があった気もします(笑)両側に見えるビル群と、鳴ってる音が実にミスマッチで
心地よかったんですよね・・・。
これはマッチしていたということでしょうか・・・。外で爆音に触れるという良い意味での背徳感もありました。家でスピーカーで
聴いてたら誰かしらに文句言われますからね(苦笑) あと、自然の風に触れながらというのも季節柄良かった・・・かな・・・。
まぁ、それを抜きにしたって、
昨日までの僕のようにライヴを経験していない方、是非一度この非現実的サイケ デリック・ロックで、
ゆらゆら
してみませ んか??(笑) あ、それと、今日のライヴの1%でもいいから味わいたいとお思いでしたら、こちら




                              ゆらゆら帝 国 「なましびれ なまめまい」   




ご存知の方も多いことと思いますが、なんと1,000円です (笑) 実に値段に見合わない「ゆらゆら帝国」最新ライブ盤。
聞く価値云々なんて言ってる場合
じゃないです(笑) 買ってみて下さい!!また、今から過去の作品を集めるの は
ちょっと・・・という方はベスト盤もリリースされてますので、そちらをどうぞ。ベストにはあまり肯定的になれないところが
ありますが収録曲やレア曲の収録、値段などを総合的に考えても買って損はないCDです!!

あーーーーこれだけ長文を書いたのに未だに興奮が覚めやらないってどういうことなんでしょうね・・・・(苦笑) 









No.2 8月8日 サマーソニック04  (幕張メッセ)



以前、東京モーターショーに行ったことがありまして、幕張メッセは初めて ではなかったのですが
予想以上に作りが似ていました。車の代りに屋台とバンド会場という趣で、屋内は冷房も完備されてて
快適でした。ただお土産にとオフィシャル・グッズを買おうにも長蛇の列&品切れ多過ぎ(朝11時時点で 笑)
かなり苛立ちましたが、そこは年に一度のお祭り!とりあえずはロックを楽しまなきゃね!と
アイ・アム・ア・ロボを観賞。うん。思っていたほどブチ切れのステージングではありませんでしたが
知ってる曲も多いし順調な滑り出し!ポスト・パンク的な音の作りと捻くれポップ・センスそして
ボーカルの特徴ありすぎな声なかなか良かったです。ギターのハウリングがちょっと
耳に障って気になるのと、あまりの人の多さに驚きましたが、これがフェスかーと感慨もひとしおでした。







その後、カサビアンを見ようと違うステージへ。しかしこれが大きな間違いでした。
カサビアンは、さっきアイ・アム・ア・ロボを見た場所(ソニック・ステージ)でいいのに、勝手にマウンテン・ステージと
勘違い、、、まぁ喫煙所行きついでだしいいかーなんて話をしながら戻るとなんとソニック・ステージ入り口に
大量の人・・・人・・・人・・・。「入場制限」かかってました。よくよくタイム・テーブルを見ると他が
あんまし・・・(失礼かな。。。)なのと、やはりシングルがバカ受けのようで、泣く泣く他を見ることに。

そしてホワイトシード。だだっ広いマウンテンステージ前方に人がいるのみで私達も半ば理想的な環境で
見ることが出来ましたが、着いたのが遅かったせいか4曲くらいで終了。。。消化不良。。。あんまし覚えていません(苦笑)
キーボード・プレイヤーがカッコよかったのと、ギターの人の演奏が何だか今一歩だったのと
メロディの音符が長かったくらいかな・・・・。ファンの人いたらごめんなさい。。。



 



ホワイト・シードを見終った後、ステージ前方を確保し、座り込んで談笑。これでヴェイルズが
いい場所で見れるねーなんて話をしていたら、開始時間直前に「二十分くらい遅れます」の
無情のアナウンスが・・・・。けっこう埋まっていましたが、観客の溜息が漏れたあと、
人が離れていくのが見えました。幸い一緒にいた人がいたので苦痛ではありませんでしたが、やっぱりフェスは
時間との勝負だし多少はね(笑) 込上がる感情もありますよね(苦笑)
そしてヴェイルズがアコースティックで演奏することがアナウンスされ、肝心の彼が登場。
イスに座ってアコースティックギターの弾き語りです。(ちなみに一人)曲やギターの演奏歌声は
素晴らしいですが 一曲終るたびに「アリガト」というのが何だかバツが悪そう。
やはり仲間がいるのといないのでは違いますよね。しかもメンバーが脱退してしまったという事態かつ
異国の日本。多少、かわいそうだなとは感じました。でもバンド編成で聞くヴェイルズとはまた一味違った良さも
あったので彼はこれから一人でやっていっても大丈夫なんじゃないでしょうか。ギターと声だけの
限りないシンプルさですが、伸びやメリハリの凄まじい存在感ありすぎの癖のあるボーカルは
弾き語りでも、ヴェイルズの楽曲が好きな人なら物足りなさは感じないでしょうね。
ただバンドサウンドに埋もれない声だけに、弾き語りだとシンプルすぎて癖を強く感じてしまう節もありました。
あと、二十分遅れて演奏時間が三十分ないくらいだったのは、あまりに酷いような・・・・(苦笑)

 





ヴェイルズを見た後、ザ・フェイントを見るために再びソニック・ステージへ。まだ時間に余裕があったため
前のほうに座り込み、開演時間を待ちます。入場規制かかるかなーなんて人事ながら心配してましたが
人は多いものの、後ろのほうは余裕もあったみたいですね。で、話は戻りますが、いやまじでカッコいい。
単独来日公演も見に行こうと思います。楽器、アンプ、マイク!っていうようなシンプルなフォーマットではなく
機械や、ボコーダーなど色々準備があるらしくてテクニカルの人が手間取ってました。結果、15分くらい押してスタート。
80sニューウェーブないかがわしさと、独特の暗さ、そして炸裂するビートとギター&シンセの絡みあう爆発力。
一曲目からいきなり盛り上げる「掴みはオッケー」的なところはプライマルに通じるものを感じました。
そして安定した演奏力と、いい意味でCDに忠実な音!二つのスクリーンと、VJも視覚を刺激して素晴らしかった!
腰を振って踊っていない女の子は俺の周りには皆無でした!恐るべしバンドです。
あんまり長居をするとオーディナリー・ボーイズに間に合わないっていう人が多かったみたいで
「あーカッコいいんだけどなぁ、、、」とか言いながら渋々途中来場する人を見ました(笑)
個人的にサマソニ一番のライヴでしたね!!また見たいです!!







ザ・フェイントをフルで見た後、ジ・オーディナリー・ボーイズを見にマウンテン・ステージへ。
移動中にロックステージの前を通ったのですが、フーバスタンクの「アウト・オブ・コントロール」を
演奏している音が聞こえました。かなり好きな曲なのでちょっと得した気分になりました(笑)

オーディナリー・ボーイズは予想通りの大人気。かなり大きいマウンテン・ステージがかなり埋まっていました。
これはもういい場所で見るのは不可能と判断。左端をひたすら進み、とりあえずステージ上の人が人と分かるくらい
見える位置へ(苦笑) ほんと最後部からだと米粒ですよ、、、、ただ、大きいスピーカーが二台会場の左右に浮いた形で
セットされているので自分がいた位置だと演奏はばっちり聞こえますが、ボーカルの声やコーラスが、
微かにしか聞こえませんでした、、、これでライブレポを書こうとするのも厚かましい話ですが(苦笑)
盛り上がっていたのはやはり私でも知っているシングル曲とスペシャルズのカバー「リトル・ビッチ」ですか。
あとは、「サマー・タイム・ブルース」(ブルー・チアーなんかもカヴァーしてます。原曲誰なのか分からないです 苦笑)
ちょっとだけズルい気もするけど、盛り上がったみたいですね!


さぁ、ステージを移動してジュニアシニアです。前のバンド「ブン・ブン・サテライツ」の演奏中に入って
いい席を確保しようと画策しましたが、入り口に人だかり・・・・・。もしや入場規制・・・?
と思いきや、柵が立てられていて係員の指示に従って一人づつ入ってくださいという
入場制限一歩前?でした。そして順番に並んで、いざ中へ。うーーん。
名前しか知らなかったけど、人気ある日本のバンドなんですね。ブン・ブン・サテライツ。
テクノ、ブレイクビーツにガレージロック的なリフ、シャウト・ボーカルといった洋楽ロックに近いサウンドを体現
してるなぁという印象残ってます。エクスターミネーター以降のプライマルっぽかったかなぁ。
まぁ、ただ日本のバンドで英語詞ってだけでどこか冷めてしまう悪い癖は早いうちに直そうと思います!




JUNIOR SINIOR


ブン・ブン・サテライツが終わり、ジュニアシニアの時間です!
前のほうも無事確保して、同行者のテンションが異様に上がってます。非常に嬉しそうです。
俺もザ・フェイントの前はあんな表情してたんでしょうか。サマソニで一日中にやつきの絶えないくらい好きなバンドばっか
っていう人は最高に幸せでしょうねー。ぜひとも来年の夏フェス&ソニックマニア(もうラウド系からシフトチェンジして下さい)
のメンツに期待です!!さて話は元に戻りますが、演奏スタートと共に真っ先に感じたのは、予想以上に
彼らはロック・バンドだ!ってことです。プロモのイメージで打ち込み+ジュニア君+シニアさん
っていう少人数なフォーマットなのかなぁと勝手に思ってましたが、大違い。コーラス二人までいる大所帯でした。
音も軽さはなくぶっといロックバンドのそれでしたから、正直驚きました。それと観客とバンドの一体感。
これが半端なかったです。来日公演はしているとはいえ、みんな同時に腕を上げたり跳ねたり
一緒に歌う部分を間違ってる人がまずいない。。。私はただ呆然と「すごい、、、」と驚嘆していました。
それはひとえに彼らの分かりやすさ、ポップさ、ライヴでの反応を心得た曲作りなどが功を奏した結果だとは
思いますが、CDの聞き込みが足りないがゆえに立ち尽くすだけの自分が前の方にいるのは
空気を読んでないんじゃないか(苦笑)という、いらない心配をするくらいの会場の一体感でしたね。
シニアさんの客の煽りの巧さも、分かってるなぁ・・・この人は・・・としみじみ感じました。
そして「リズム・バンディッツ」を聞き終えた後、随一のステージ巧者と言われるザ・ハイヴスの時間が迫ってきたので
名残惜しいながらも、マウンテンステージへ向かいました。







私が間違ってました。ハイヴスで前に行った私が間違ってました。
素人がいれる場所じゃないですね(苦笑) 
カサビアン事件に引き続き、本日二度目の大きな間違いでした・・・。
SEが終って、メンバーが姿を現し、楽器を持ち出した途端に「歓声」が起きて後ろから人波が前へ前へと押し寄せて・・・
まるで津波の前のイカダのようでしたねぇ。ひたすらモッシュをしてる人を避けるように後ろへ後ろへ(笑)
初めて行ったザ・リバティーンズの時も前 だったのですが、客の騒ぎ方が比じゃない、、、
なんていうか個人的には音楽を楽しめる空間 じゃありませんでしたねぇ、、、(苦笑) ノリノリになるために
前に行くのでしょうから、やっぱり純粋に演奏を楽しみたい人間は中腹にいるべきなんだなって身をもって知りました。
さ、愚痴ばかりになりました(苦笑) ハイヴスの話に戻ります!演奏はかなり巧い!そしてやっぱり特筆すべきは一人で
リングアナからレスラーまでやっているかのようなvoのペレのエンターテイナーとしての才能と、その果てないハイ・テンションですね!
これはもう芸の領域だと思います。やっている音楽もありますが、まさにフロントマンになるために生まれてきたような人
です(笑) あれだけ大きな声で喋って、騒いで、煽っているのにいざ演奏が始まれば完璧なボーカル。
その存在感は唯一無二って感じでした!そして、あれだけの暴れん坊をかかえながら全体の雰囲気がうすら寒くならないのは
しっかりした演奏と、凄まじいグルーヴ、そしてお互いの信頼感があるからなんだなって思いました。
トータルで見て、ガレージ・ロック最大級の盛り上がりバンドなんじゃないでしょうか。
ただただ圧倒されたのと、終った後、暑さと疲れで放心状態になりました(笑)







さぁ、とうとうサマソニともお別れの時間が迫り、トリのザ・ミュージックの時間が来ました。
ハイヴス事件でヘトヘトになってしまったので、とりあえずカップ一杯250円のジンジャーエールを一息に飲んで
(あ、ちなみに会場内はこのデフレ・スパイラルの真っ只中のご時世に、軽くインフレってます。まぁ祭りなので 笑)
会場の後ろの方でまったりと見ることにしました。そしてほぼ時間どおりに演奏が開始!
今まで待たされることが多かったせいか、彼らの真面目さを物凄く感じたのは俺だけだったのかな(笑)
今までわりと前の方でステージを見ていたので、後ろから見るのは初めてに近かったのですが
これもまた不思議な体験でしたよ(笑) 数千人の人間が、やたらでかいマウンテンステージ
(普通に武道館よりもでかいと思います)で 「ザ・ピープル」のイントロ・リフが鳴ったとたんに
怒涛のような歓声と共に踊り狂う光景を目の当たりにしましたから(笑) 演奏、そしてボーカルの絶好調な高音、
そしてライトのサイケデリックな使い方もあってかなり浮世離れした空間でしたね。なんだか恍惚としてました(笑)
体を動かさずにボケーっと突っ立って聞いてると、トローンとしてきます。疲れのせいではないとは思いますが(苦)
でも、いやぁ、かっこよかった。後ろのほうで「ウェルカム・トゥー・ザ・ノース」&「フリーダム・ファイター」
他一曲の新曲三曲(他一曲が一番カッコよかった、、、)とザ・ピープル、ゲットアウェイ他を聞き終えた後、
素晴らしいパフォーマンスだったのですが、妙な満足感があったのと、ちょっとスケッチショーが気になったので
ザ・ミュージックも半ばに覗きに行くことにしました!ザ・ミュージックに対する愛が足りなったのでしょうか、、、
でも、こういうつまみ食い的なことができるのももフェスの良いところですよね(笑)





The SKETCH SHOW


さてソニック・ステージ上では、大掛りなDJセットのような機械に、二人のおっさんが微動だにせず
演奏に集中しています。そう彼らこそ、今や伝説となった海外でも評価の高い元YMO(イエロー・マジック・オーケストラ)の
細野晴臣氏と、高橋幸宏氏なのです。二人とも日本の音楽界に及ぼした影響は計り知れず、たいていの方がご存知の
ポップソングにも作曲から演奏、プロデュースを手がけているものが一体いくつあるやら、、、
スケッチショーは、その偉大な二人ががっちり手を組んだ、テクノというよりは北欧系のエレクトロの耳障りに近い
電子音楽ユニットです。(実際、mumにインスピレーションを受けたという発言があります。)
まぁ、無音だと単なる二人のおじさんのリハビリみたいな光景ですが、会場内に響いている音は
すごいの一言。人はかなり少なめなのはどうでもいいとして、後ろに流れるVJと共に見ていると、ザ・ミュージックとはまた
種類の違う恍惚の時があります。限りなく無機質な音のはずなのに肉体的な躍動感さえ持ってるリズム。
それらに、細野氏が爪弾くベース、高橋氏の囁くようなボーカル。疲れた体が癒されるような気分でした。
ほどよい空調の効きも電子音とマッチしているせいもあってか、興味本位で来たつもりが長時間見とれる自分がいました(笑)
ここのところ電子音に目がないのもありますし、明らかに他の面々から浮いたグループでも
ありましたが純粋に見れて良かったです。単独だと見に行くのも勇気が要りますが、気軽に未知の世界に入れる
フェスの良さというものを、心から感じたステージでした。


以上 サマーソニック04のライブレポートでした。ぜひ来年にでもサマソニ行ってみようかな
と思う方は良い失敗例として教訓にしてくださると幸いです(苦笑) あ、あと最後に一言。



ライヴ会場でマジ寝してる人達。ほんと邪魔でした(笑)  他所で寝てね♪ 


※ サマソニ公式サイトから画像拝借しています。問題ある場合は教えてください 悪意や利益は得てないんで大丈夫だと思うんですけど。。。 ※






No.1 7月31日 New  Age  Septembers  (下北沢ベースメント・バー)



実は下北沢ベースメン ト・バーに行くのは二回目。前回は一年以上前、ラウド・ロックのDJイベントだった
  のですが、今回は生音なので否が応にも期待が高まりました!ステージと観客の距離感が限りなく近い
ライヴ・ハウスです。見てる側にはバンドの迫力が直に伝わるし、演奏する側にも客の反応がダイレクトに伝わる場所
でもあると思います。
そして、New  Age  Septembersは四番手。人も段々混み合ってきました。
フォーマットはギター、ベース、ドラム、ピアノの四人編成。前のバンドがツイン・ギターばかりだったのでその
シンプルさが際立って見えましたが、いざ演奏が始まるとまずその高度な演奏技術とアンサンブルに驚くことになります。
脳内のハードディスクをフル稼動で検索して類似する音を出すバンドを探したのですが、モグワイや最近のソニックユース
あたりしか浮びませんでした。。。いやぁ違うかなぁ・・・。メンバーの方はジャズなども含め幅広い音楽から影響を受けているんでしょう。
個人的には映画音楽的な印象を受けましたね。音と共に映像も浮ぶというか・・・。ボーカルが極限まで少ないと
いうある意味では不利なフォーマットなのに、それさえも逆手に取った、展開とメロディの素晴らしさ。
そして、何ていうか音響系にありがちな小難しさはなく、あくまでポップ。耳馴染みがよく音楽理論なども、
かなり勉強されてるんでしょうね。アレンジの技術や構成なども半端ないクオリティで、音に体を動かす人、
一心にステージを見つめる人、それぞれが現実世界とはある種かけ離れた、アンプから、
そしてドラムから紡がれる美しい音の粒子達に酔いしれていたに違いありません。
それは、まるで下北沢の地下一階に星空と落雷を見たような驚きと高揚感でした!










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