「目だってるぅ〜!?」

ぁあら〜っ。すっかりご無沙汰しちゃったわね〜ぇ。
ぅうん、ワタシよぉ!オマールさんよぉ!
みなさん、お元気みたいね。
ワタシぃ?・・・まぁボチボチねぇ、あまり走ってないしぃ・・・

ぁあ、薬剤師さん。お久しぶりね〜お元気そうねぇ。
はぁ?「見られてない」・・・そうよぉ〜そうなのよぉ〜っ。
おバイクさんって目立っているようでしょう?
恰好いいしぃ、音も大きいしぃ、速いでしょう。ねぇ?ソウ思うでしょう?
ぁワタシぃ?そりゃ美人さんだって、パパもパパのお友達もいってくれるわぁ〜
よく喋るけど、声が小さいのはパパの好みだしぃ〜ねぇパパ?ぇ?
あらヤダ。そぉよ、ワタシの話じゃないわよぉっ。やぁねぇワタシったら、ほほほ。

ぅん、ぁのね〜恰好イイのも速いのも、見えてないと分らないのよ。
なんだかガッカリよねぇ?折角ビッ!とキメて疾走ってるのに
「ぽちぃっ」としか、目立ってないとしたら、ねぇ?
でも、仕方ないのは「見られてない」っていうのが現実というか、実態なのよ。
特に運転しているクルマからは「見えない」し、「見てない」のよぉ〜

「見えない」のは、クルマを運転したことのある方なら分ると思うの。
箱に入っているんだもの、おバイクさんなんかに比べて「見えない」のは
当たり前よねぇ、分るでしょ?
近いとか遠いとかの問題じゃないのよ。見えないトコロが多いのよ。
ミラーにも映らない範囲があるでしょう?
クルマを運転したことのない方は、一度お父様かお友達あたりのクルマの
運転席に座って、窓やミラーからどぉ「見える」か試すとイイわよ。
運転しているのが恐いくらい、見えていないトコロだらけのはず、よ。

それにね、後ろなんか気にしないドライバーって、ゴロゴロいるの。
無線とか、近頃は携帯電話で話しこんでいて、ロクに前も見てないことも
珍しくないんだからぁ。カーナビなんてものを見てたりするのよ。
そんな状態だから、横や後ろなんて見てられるわけないのよぉっ!
信じられないけど、ヨッパライ運転のクルマだっているんだからぁ〜っ!!
おまけにね、おバイクさんは速いって思うでしょ?そのとおりなのよ。
だから、クルマで後ろを注意していても、あっと言う間に現れたり、
消えちゃったりするように見えるんだってぇ〜〜

ねっ?事故を起こすつもりでヤル方は、あまり居ないと思うの。
だから幅寄せなんかは、知らないで寄ってくる場合もあるのよ。
クルマのドライバーと目が合わない限り、「見てない」と思ってたほうがいいわ。

それとね。おバイクさんに乗ったことのない方って、ね。
おバイクさんが、どういうフウに動くか予測出来ない、らしいのよ。
コーナーのライン取りとか、ライダーだったら当り前のことが、当たり前じゃないのね。
だから、後ろについてるクルマって恐いのよ〜
さすがに「前」のことだから、当てられないかも知れないけど・・・ね。
クルマのドライバーにしてみれば、おバイクさんが前を走っていたり、対向して来るとね。
思いもしないトコロへ「おバイクさんが出てくる」と感じるらしいのよ。

ぁ、おバイクさん乗ったことのある人も、中には酷いヒトいるから注意よ!
これは、確信犯とまでいかなくてもイヂワルなのよぉ。
それほど悪意は無い場合でも・・・
「なにトロトロしていやがる。サッサと行け!」
なぁんて心理があるそう、よ。上手いライダーさんばかりじゃないのにね?
あららぁ?パパったら、ふふふ、ナニ膨れっ面してるのよぉ〜あはは可笑しいぃ〜ほほほ!
えっと、オマケにね〜「こちとら遊びで転がしてるんじゃ、ねぇっ!!」
というような理屈?もあってねぇ(良く聞いたり、言ったりするでしょ?ほほほ!)
おバイクさんって、お仕事の方もいらっしゃるけど。遊びと思われちゃう方達が多いでしょ?
意地悪されないまでも、「無視」くらいは平気でサレルのが世の中なのよ。
ヤぁね・・・。

ん〜とぉ、そうそう。防衛運転だったっけ。
それは勿論、ヤラレル前にヤルのよ、攻撃は最大の防御だもの。
きゃははは!ウソよ〜ぉ。
そんなわけないわよ、ね〜ぇ!冗談だってばぁ〜っ。

うふふ、あのね、「優先」っていうことを良く考えたほうがイイわ、よ。
そう、特に交差点なんかでよ。
そうねぇ、例えば右直の事故。結構多いでしょう?
いくら自分が直進で優先でも、だからって出てくる右折車に当ったら駄目なの。
分るわよね?事故の過失割合の話じゃないのよ〜
さっき、おバイクさんは速いって言ったわよね?
右折してくるクルマは、そこが分ってないの。先に曲がれると思ってるのよぉ!
だから「優先」されない場合を頭に入れて通過しないと、痛い目をみるわ。
「先に抜けてしまう」のもあるけれど、抜けられないと最悪。抜けるのは魂かも、よ?
ドッチが正しいかなんてことじゃなく、痛い思いしたら損ってことね。
そぉいうこと。

ううん、だんだん、なんだか詰らない話になっちゃったわよぉ〜
ワタシ本当はコの手の話は苦手よぉ。
だっておバイクさんなんだもの・・・
ねぇパパったら自分で話しなさいよぉ〜話してったらぁ〜っ。
え?オッサンの言う事なんか聞かない・・・んん、何いってるのよぉ!
おバイクさんの話だってオンナジよぉ〜、詰らないんだもの〜っ。

ね〜っ。暖かくなってきたんだから、ツーリングの話とかしたいわよぉ。
パパ、どこか行かないの?行きたいわよぉ〜
ぇ?なんかヤダ?・・・ナァニ言ってるのよ、もぉ〜
ほら〜ぁ、ヘルメットだとか事故だとか言ってばっかりだからよ〜〜

もぉ〜ウチのパパは大人しいんだから、ね。
あんまり重い話ばっかりしてると、考え込んじゃうから困るのよぉ〜っ。
ぁ〜あ、ほら、まだ難しい顔してる〜
知らないからね〜
ワタシはおバイクさんなんだからぁ〜!
走らないおバイクさんなんて、おバイクさんじゃないんだから、ね!
「・・・・。」
あ〜ぁ、しばらく駄目みたいね。仕方ないわねぇ・・・

ふぅ〜やれやれ。。。
じゃ、また来るわね。みなさん怪我しないようにね〜
ご免遊ばせ〜ぇ。