「言わなきゃよかったぁ。」
「教官」。最初に変換したら「凶漢」となった。
「教かぁ〜ん」なんかスチュワーデス物語みたいで変だ。
「指導員」。柔道の「指導っ!!」って感じで堅苦しい。
「先生」これなら使ったことがある。
なじみのある言葉だ。やはりそう呼ぼう。
教習所の2輪車の「先生」のことだ。
正式?に何というのが正しいのかは知らない。
先生:「どうですか?大分慣れてきたみたいですね。」
私:「ええ御陰様で、なんとか乗れてるみたいです。」
私:「ただ、ちょっとスラロームが・・・。」(余計なコト言わなきゃイイのに)
先生:「・・・・。」
教習車はCB400。先生はCB750だ。
先生の後ろについて、グルリとコースを1周。
パイロンの並んでいる練習場に入った。
先生:「ハイ、立って乗ったことありますね?ついてきてください。」
私:(ああ、スタンディングか・・・。)
練習場を1周して。って・・せっ先生ぃ!・・そのままスラロームですかぁ!?
ひえぇ〜〜っ。(ハンドル切れないぃ〜)
ヨタヨタと大回りして・・・なんとか通過した。
先生:「重心移動の感じ、分かりましたね?次は中腰。ジョッキースタイルでやりましょう。」
私:「はぁ?ジョッキー・・・。」
しばらくスタンディングとジョッキースタイルを交互に繰り返した・・・・。
これは効いた。いや、効きすぎ。
こんなに重労働をしたのは久し振りの事だ。
教習を終わったら腿がパンパン。膝が笑いそうだ。
先生:「お疲れ様です。頑張ってくださいね!」・・・押印。
やれやれ。
少しはマシに乗れるようになったのかいなぁ?
でも、他の人がコレやってるの見たことないぞぉ。特別メニュー?だったのかな。
実は・・・。
別に意地悪されたのでもなければ、しごかれたのでもないんです。
最初にこちらからお願いしておいたんですよ。
「ちゃんと乗れるように、しっかり教えてください。よろしくお願いします。」と。
「教習所」って、結構楽しいところでしたよ。
また行きたいですね。