《卒業茶会》 |
立春を過ぎると、陽射しが冬とまったく違ってくるね〜。 まずはお膳が出てびっくり! 「向付け」は鯛のお刺身。で、もう1杯。 懐石料理を少しはしょって、 次の席は濃茶。亭主は卒業する彼。 「定年後は焼き物師になれば?」なんて声も。 代わって薄茶席の軸は「相見呵々笑」。 花は「常葉まんさく」。 この席の茶杓も、自作なんで、銘がないって聞いたら、 “今日、こうしてお茶を楽しめるのも、今迄に出逢ったいろんな人のおかげ、 |
《旅箪笥》 |
お茶で使う棚にはいろんな種類があるんだけど、これってけっこう好きなやつ。 ちゃんと背負う時にヒモがかけられるような横木もついてて、 薄茶も濃茶もできるんだけど、 春4月頃によく使われるけど、他にも秋の紅葉のころにもいいね〜。 《扉が閉ってるとこ》真ん中の上にある黒いのが錠。 《扉が開いたところ》2枚ある棚の下の板をはずして、 芝の上に出して使うんだって |
《家元と和》 |
家元の講演会があった。 家元が21.2才の頃、海軍の特攻隊員だったんだって。 通信してる声(音)が聞こえるんだって。 もう今日が最後かもしれないっていう時に、 お茶のキーワードの一番初めにあるのは“和”だものね。 |
《音》 |
よく、西洋じゃ〜食事の時とか音をたてるのはお行儀が悪いって習ったけど、 今日(9/6)は“中置き”(畳のまん中に茶釜を置くヤツ) 種類の違う濃茶を二服たてるんだけど、 その他にもいろんだところでサインになってるんだ。 今は故人になった辻留の辻 嘉一さんが、 「懐石の時は席中の気配を感じて、次のお料理を出しますので、気をつかいます。 だから、私の頭はこんなになりました」って面白く話しながら、光る頭をなでてたのを思い出しちゃった。 |