【故・松下幸之介氏】
渋江喜久夫:
言わずと知れた「松下電器」の創業者で、「経営の神様」と称された立志伝中の大人物。「日経ビジネス」(日経BP社)の表紙で描くのに半月かかった。尊敬する人物だけに力が入った。行く先々で「見ましたよ。」と言われ、照れくさかったが、「私が印刷しました。」と言われた時は世の中の狭さを痛感した。'99年の個展の際、案内状にこの絵を使用させてもらった。

西谷 史:
皺の一本一本に、その人の人生が刻み込まれているという言葉がある。まさに渋江さんが描く松下幸之助の皺には、この偉大な経営者が乗り越えてきた数多の苦難と悲しみ、そして成功の悦びが刻みこまれているようだ。

 

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