【 ひととき(宇崎 竜童さん)】
渋江 喜久夫:
宇崎さんの友人 I 氏から「今度宇崎さんを描いてみない?」と言われた。願ってもない事なので即資料写真の手配を依頼した。それも営業用ではなく、プライベートなものが欲しいと。しばらくして携帯で撮られた素敵な横顔の写真が届いた。早速拡大してみたところかなりボケてしまい困惑したが、どうしてもこの笑顔に拘り、勝手に想像しながら描いた。作品をお渡しした時の宇崎さんの笑顔は、最高にカッコ良かった(点描画)
西谷 史:
ドスのきいた声で日本語のロックを唄い、JPOPに金字塔を打ち立てた宇崎竜童さんは、ぼく達の憧れであると同時に、怖い、近寄りがたい人というイメージがあった。この絵は、そんな宇崎さんの別の面を見事にとらえている。
やさしい眼差し、はにかんだ少年のような口元、そして頬にあてた左手の醸し出すリラックスした雰囲気は、渋江さんでなければ表現できない。すばらしい絵ができた。

 

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