【下町のヒーロー・なぎら健壱さん】
渋江喜久夫:
なぎらさんは今、日本で一番忙しい芸能人の一人だろう。そんな中、個展に出品する肖像画用の資料写真を撮ってきてくれた。どこぞの花見の打上げと思われる、何とも御機嫌な笑顔である。その資料を参考に、御本人のCDを聴きながら描いたのだが、これがいけない!可笑しくて可笑しくて点を打つ位置が定まらないのだ。それでも何とか描き上げ、喜んでいただけた。御協力に深謝!(点描画)
西谷 史:
渋江さんの肖像画は、近年目覚ましい進化を遂げている。中でも、このなぎら健壱さん の肖像画は白眉だろう。無数の点が集まって豊かな表情を描き出し、たまらないほどの リアリティーを感じさせてくれる。
また、このワイングラスの質感はどうだ。点描でこ んなことができるなんて思ってもみなかった。何年かしたらこの絵は、立体的な点描画 のお手本として、語り伝えられるようになるかもしれない。

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