【笑顔・値千金】
渋江喜久夫:
この笑顔をいつか描きたいと思っていた。幸い願いがかない、でんでんさんにご足労いただき資料写真を撮りまくった。中に1枚だけ私のイメージにぴったりの表情があった。個展にあわせて描き上げ、事前に見てもらおうと御連絡したところ、「初めて見るのは、ぜひ会場で!」とのこと。
個展当日、照れながら見てくれた御本人の笑顔が、これまた素敵だった。(点描画)
西谷 史:
最近の渋江さんの絵が、独特のシャープさを増していると感じるのは私だけではあるまい。このでんでんさんの肖像にも、その特徴がよく現れている。とびっきり暖かく、やさしい表情を描いているにもかかわらず、じっと見ていると、こわくなるほどの 存在感と気迫を感じる。至芸である。

 

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