【いにしえ】
渋江喜久夫:
かなり以前の作品なので、何時、何を資料に描いたのか、本人にも定かではない。覚えているのは、何故かこの像に魅せられ、無性に描きたくなり、徹夜、徹夜の連続で一気に描き上げた事だけだ。普段と違い、点の太さが異なるペン3本を使用した習作である。どなたか、この像の存在を御存じの方は教えて頂きたい。(点描)
西谷 史:
名作だ。渋江さんのこの人物像への想いが、ひしひしと伝わってくる。しかし不思議な人物像だ。なんといっても唇が魅力的で、その唇だけがほぼ完全に残っているところをみると、もしかしたら作者が意図的にこうしたのだろうか。いずれにしても、渋江さんが描かなければ、この人物像の魅力は世の中に伝わらなかったかもしれない。

 

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