【CAR LIGHT ILLUSION】
渋江喜久夫:
車のライトは見る角度によって複雑で不思議な輝きを放つ。まるでクリスタルカットされた宝石の様だ。車種ごとに異なり、見ていて飽きない。機能性を追求した結果、この様な形になったのだろうが、私にとっては美しい宝物だ。これからも描きたい対象物である。
  西谷 史:
渋江さんの点描画は、光と影のコントラストの見事さで他の追随を許さない。そういう意味では、車のライトは面白い素材だ。ただこの絵を見ていて思うのだが、渋江さんの目とわれわれ普通の人の目は、どこか構造が違うのではないだろうか。渋江さんの目に映る世界というのを、一度でいいから見てみたい。

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