【誕生】
渋江喜久夫:
「日経ビジネス」表紙イラストで、私の個展作品の人気投票第一位がこの作品だった。しかし、〆切り日の朝迄点を打ち、それから着色して、何とかギリギリ間に合わせた苦い思い出がある。もう少し時間があれば……。と何時も思うのだが、プロの職人としては誠に恥ずかしい限りで、単なる甘えでしかない。(自分に言い聞かせている)職人もツライのよ〜。(点描)
西谷 史:
渋江さんの作品の中で、一番好きなものの一つだ。展示会のときに、時間を忘れてこの絵に見とれていた憶えがある。キャンバスに草や木をはりつけたのではないかと思わせるほどの立体感と、雛鳥の無邪気さがたまらない。

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