第9回 博多名所めぐり

福岡に来て約半年が経とうとしています。
僕は基本的に観光や人ごみがそんなに好きではないので、あんまり真剣に回ってないけど、それでもそれなりに有名な場所やイベントは、住んでる以上否応無しに体験しました。
本来なら一つづつ書くところかもしれんが、初めて行ってからずいぶん時間が経って印象も薄れているし、正直そんな感動したことも無かったのでまとめて書かせてもらいます。


中洲

福岡、というか九州一番の歓楽街。
川の真ん中の陸の部分にあって、本当に小学校で習った「三角洲」の形をしている。
僕の住んでるところからタクシーで10分、深夜でも1000円かからないので行く機会も結構多い。
街の雰囲気は、「大人の木屋町」という感じ。
深夜でも結構人がいるし、みんなスーツ姿。
飲み屋と風俗店しかない割には、街の雰囲気は意外と上品。
しつこい呼び込みとかもあんまり無いし、ゴミとかもあんまり落ちてないのでダーティな街って感じはしない。
常に警察がいるし、中洲の治安を守る会みたいなのがあって、いつも放送が流れてる。
多分安心して遊べる街ではなかろうか。


親不孝通り

中洲の隣りにある、天神というこれまた九州一栄えてる街のはずれにある。
予備校があった通りなので、親不孝通りと呼ばれる。
昔は流しの兄ちゃんとかがいっぱいいて長渕剛とか甲斐よしひろ、チャゲアス、チェ
ッカーズなどを輩出した通りとして有名。
しかし今となってはそんな雰囲気は微塵も無く、この前夜中の2時ぐらいに行ったら静まり返ってた。
ちなみに親不孝通りはイメージが悪いということで、今では親「冨」孝通りに改名されている。
福岡に来て最も拍子抜けした場所。


博多どんたく

5月にあるお祭り。日本三大祭りに数えられてるらしい。確かに人はメチャクチャ多くて、丁度その日別の用事で天神に行った僕は、人ご
みのせいで全く動けず、ハラ立って帰った覚えがある。なのでほとんど見てない。
しかし福岡の人間にとっては山笠のほうが人気があるらしく、見物人は観光客が多い。


博多祇園山笠

7月にある、福岡人が1年で一番萌える祭り。「山笠」という神輿を担いで街中をねり歩く、というか走り回る。
福岡の会社なら「山笠に出る」といえば2週間ぐらい休みが取れるらしい。
ちなみに僕がいつも車の中で聞いてるラジオのパーソナリティは1週間放送を休んでた。
どんたくなんかより街全体が盛り上がってて、当日はテレビもローカル局はどのチャンネルを見ても生中継してた。
ちなみに僕は家で寝てました。


博多ラ−メン

福岡に来た当初は全然うまいと思わなかったが、慣れてみると店によっては意外とうまい。
かなり濃い味付けで、スープ作る段階から塩や油をばんばん入れる。
盆に京都に帰ったとき、京都駅裏の第一旭でラーメン食ったが、やっぱ自分では第一旭のほうがうまいと思う。
が、しかし木屋町の三好とは別格。
これも盆に帰ったとき食って実感したが、スープは薄いし麺は柔らかすぎる。
クセが強いので慣れを必要とするもんだと思うが、三好を食った時にその差に驚いた。
そう思うと2年ぐらい前に北九州の小倉で食ったラーメンも、当時はわからなかったがうまかったのかもしれん。


福岡人

ラーメン同様クセが強い。
地元に誇りを持ってる人が多く、その点関西人と似てる気がする。
確かに人情のある人は多いが、逆に理屈の通じない人も多い。一長一短。
持ち上げておけば簡単にノってくる人間多し。
福岡語を自在にあやつる。
しゃーしい=うっとーしい、だるい
ハラかく=ハラを立てる
くらすぞきさん=しばくぞおまえ
ちかっぱ=力いっぱい、思いっきり
他多数・・・
あと、語尾に「〜っちゃ」をつける。

こんな感じかな。あと大宰府天満宮と福岡ドームの中に入ってみたいです。