その兆しは、2/7に現れた。 村雨が帰ってきたときに、龍麻がまだ帰ってきて無かったのである。 基本的に、龍麻はあまり外をうろうろしないので、村雨よりは家に帰る時間が早い。 そのため、村雨はたいていの確率で、龍麻の「おかえり〜」が聞けるわけで、遅くなったときの、ちょっとふてくされたような「おかえり〜」とか、意外と早く帰ってきたときの、にっこり笑っての「おかえり〜」とか、どの姿も大変嬉しく、「あぁ、帰ってきてよかった」としみじみ感じ入ったりして・・・って、あぁ、話が逸れてる。 ともかく、村雨が帰ってきた時点で、龍麻がいないということは、珍しいことなのである。 一体、どこをほっつき歩いているのか、蓬莱寺と一緒なのか、まさか、如月骨董品店で茶を飲んでるとか、俺には断りもなく雨紋のライブに行ってるのか・・・なんて、自分のことは棚に上げて、うじうじとコーヒーを飲んでいると。 「ただいま〜」 龍麻にしては元気のない声が、玄関から聞こえてきた。 コーヒーを片手に、村雨が廊下に出てみると。 龍麻は、村雨の姿を認めて、少しばかり眉をひそめ、そして、ふいっと目を逸らした。 そのまま、微妙にふくれっ面で足音も荒く、廊下を歩いてくる。 「おかえり、龍麻」 「・・・・・・ただいま」 すれ違いざま。 何かの香りが鼻をかすめる。 覚えがあるような、何とも刺激臭のような。 首を捻りつつ、龍麻の後を追ってリビングに戻った。 上着を放り投げて、龍麻はソファに座った。 膝を抱え込んだその姿は、ご機嫌斜めの信号である。 「どうした?先生・・」 その隣に座って、髪を梳こうと手を伸ばして、気づく。 龍麻の前髪が焦げている。 よく見れば、拭ってはいるのだろうが、頬にも煤が付いた跡があり。 敵にでもあったかと、慌てて全身をチェックする。 龍麻はぶーたれた表情のまま、村雨の手を拒否はしない。 元々龍麻の身体は異常に回復力が早いので、さしたる傷は残らないのだが、とりあえず大怪我はなさそうだと判断して、一息吐く。 目立ったところと言えば、指の何本かに、妙に綺麗なピンク色の筋が入っているくらいだ。 真新しい皮膚が再生したそれは、指を怪我した証拠ではあるが、まあ、指くらいは、と思わなくも無い。 そのまま、その指先に、ちゅっと軽くキスをすると、龍麻がくすぐったそうに首をすくめた。 髪にも顔を寄せ、口づけると。 やはり、何か覚えのある匂いが、鼻腔を刺激する。 焦げ臭さもあるが、この香りは・・・ 「チョコレートか」 やっと、その匂いを思い出して、村雨は呟いた。 うぅ、と龍麻は不機嫌そうに呻る。 「・・・どうせ、ばれるだろうから、言っておく。紅葉に、チョコレートケーキの作り方を習ってる」 その時、村雨の胸中をよぎったのは。 (あぁ、そういや、そろそろバレンタインだったなぁ・・) (手作りケーキを俺のために頑張ってるってわけか。可愛いじゃねぇかっ!) という幸せ気分と同時に。 (・・・・・・龍麻の手作り・・・手作り・・・) 恐怖も甦ってきたりなんかして。 龍麻は、決して、料理下手というわけではない。 自分が食べるような、いつもの食事なんかは、極まっとうに作ったりも出来る。 まあ、外食か、お総菜を買うか、如月や壬生にたかることの方が多いが。 ただ。 『愛』をこめると(本人談)、途端に奇天烈なものが出来上がるのだ。 もはや、龍麻の『愛』は『外法』と称しても過言ではない。 しかしまあ、『外法』だろうが『もけけ』だろうが、龍麻の『愛』には変わりないので、村雨はそれを食う。 たとえ、ステータス異常になろうが、死んだ祖母に川を挟んで再会しようが、なにが何でも食う。 「ひーちゃんのダーリン(が務まるの)は、やっぱり村雨しかいないぜ!」 と、蓬莱寺に感心されるほどである。 いやまあ、ひょっとしたら、如月や壬生も食うかもしれないけど。 それはともかく。 「なあ、先生」 なるべく、龍麻の機嫌を損ねないように、穏やかに。 「その気持ちは嬉しいが、無理はしねぇでいいんだぜ?先生がくれるってんなら、俺は、たとえ10円のチロルチョコでも嬉しいぜ」 「・・・・・・それは、俺の手作りよりも、市販品の方が良いという意味か」 さすがに、自分の腕前のほどは知っている龍麻が、拗ねたように小さく答える。 ここで、冗談でも、「うん、そう」、なんて答えようものなら、即刻叩き出されること間違いなし。 村雨は、大きく肩をすくめて見せた。 「まさか。アンタが作ったものは、どれもうまいぜ?なんたって、アンタの『愛』が込められてるんだろ?」 「・・・・・・アレが、うまいのか。・・・変態か、お前は」 本人にそこまで言われたくない。 だが、憎まれ口を叩きつつも、龍麻の機嫌が上昇する確かな手応えに、村雨は内心安堵する。 「作ってくれるのは嬉しいんだが・・・本当に、無理はするなよ?髪を焦がすくらいは良いが、指を切り落としでもされたら、俺はその方が余程辛い」 どうやら、そのセリフは、龍麻のツボに入ったらしい。 かあっっと頬が染まり、目を逸らす。 「べ、べ、別に、お前のために、そこまで頑張ってるわけじゃなくて・・て、手作りなのは、市販のチョコを買いに行ったら、まるで、俺がもてなくて自分で自分用のチョコを買ってるみたいに思われるのがイヤなだけで・・つ、つまり、その、チョコケーキは・・・」 「・・・俺のために作ってくれてるんだろ?」 わざと、低く濡れた『あのとき用』の声を、耳元に吹き込んでやると、ぱあっと顔中に朱が散る。 これは、OK!と村雨は、やんわりと龍麻の身体をソファに押し倒した。 「まあ、俺としては、『プレゼントはワ・タ・シ』てのが、一番嬉しいがな」 「・・・・・・そんな、毎日貰ってるもの貰って、嬉しいか?」 「勿論だ。いつでも、アンタは最高のプレゼントだぜ?」 「・・・馬鹿野郎・・・」 そんなこんなで、1週間が過ぎていく。 毎日、龍麻は、壬生の家に寄ってくるらしくて、帰りは遅いが、それも自分のためと思えば、別段腹も立たない。 むしろ、俺の生存がかかってるんだ、頑張ってくれという感じだ。 まあ、日に日に機嫌が悪くなって来ているあたり、あんまり良い予感はしないが、それでも自分の運をもってすれば、なんとか死ぬとこまではいかないだろうと腹をくくる。 そして、迎えた2/14日。 村雨が用意したのは、ベルギー王室御用達ゴディバのトリュフと、冗談半分のチョコレートリキュールである。 まあ、物欲の薄い龍麻のことだ。ゴディバなるものがどういうブランドかは分からないだろうが、日本人の好みに近いこれなら、少なくとも文句は出ないだろう。 ついでに、リビングのテーブルには花を生けてみたり。 ちょっとしたパーティーのような雰囲気になった部屋で、手持ちぶさたに龍麻の帰りを待つ。 21時過ぎ。 携帯の着信音が鳴った。 ・・・が、メロディーからすると、龍麻ではないようだ。 「・・・もしもし?」 『村雨さん!!!』 耳に飛び込んできたのは、壬生の声。 それも、かなり取り乱している。 「どうした?龍麻に何か・・・」 『村雨さん!!友達甲斐がない、とののしって下さってもかまいません!!ですが、草人形は、自前で用意して下さい!』 ・・・・・・草人形? 『僕には、龍麻を止めることは出来ませんでした・・・もし、攻撃するなら、火系統の術が効果的と思われます!』 ・・・・・・攻撃?・・・何を? 「・・・壬生?おい、壬生?」 『では、御武運を!!』 「・・・おーい・・・」 すでに電話は切れていた。 一体、何事か。 首を捻ったところで、回答は得られない。 考えられるのは、1.敵と遭遇、2.龍麻自身を攻撃、3.その他の何か、ということだが。 まあ、1.は無いだろう。龍麻と壬生がいて、村雨に助けを求めることはまず無いと見て良い。 2.もまあ、可能性はあるが、火属性で攻撃、というのが分からない。龍麻は火に対して抵抗があるのだ。 残るは3。 ・・・その他の何か。 怖い想像になりそうで、村雨は、あまり深く考えないことにした。 更に1時間後。 龍麻が帰ってきた。 「ただいま」 おかえり、と出迎えるが、村雨を認めても、その顔色は何ともいえずに冴えない。 「どうした?」 優しく声をかけても、村雨に目も向けようとしない。 うぅ、と不機嫌そうに呻って、下唇を引っ張っている。 その肩を抱いて、リビングに誘導すると、それは振り払わずに大人しく付いてきた。 龍麻は、テーブルに、ぽすん、と綺麗にラッピングされた箱を置いた。 無言で、それを村雨の方へ押しやる。 「あぁ、チョコレートケーキ、出来たのか?」 「・・・・・・ん」 可愛らしいクマ模様の包装紙をはがす村雨からは、顔を背けたまま、龍麻はぼそぼそと呟いた。 「・・・・・・草人形は?」 「・・あぁん?」 「紅葉から、警告があったろう?草人形は装備してるのか?」 「してるわけねぇだろうが」 苦笑をこぼして、龍麻の頭をぽんぽんと叩く。 「アンタが俺のために作ってくれたものを食うんだ。俺が死ぬわけねぇだろう?」 「・・・・・・今回のは、本当に、危険なんだが・・・」 持って帰るなよ、そんなもん・・。 内心、そう思わなくもないが、ここは、きっぱりと言い切る。 「大丈夫だ」 箱を開けると−−正直言って、ほっとしたのは事実だが−−極々まっとうなチョコレートケーキが現れた。 「うまそうじゃねぇか」 龍麻は、まだ村雨と目を合わせようとはしない。 「食ったら、死ぬぞ」 えらく投げ遣りに言い捨てる。 それは、無視して、村雨はケーキナイフを手に取る。 今のところ、ケーキが抵抗する気配はない。 そんなことを念頭に置いて、ケーキを切らなければならないという辺りが、いささか終わってる感じはするが。 しかし、何事も起こらず、ケーキは綺麗に切り分けられる。 フォークを持つ村雨の手に、龍麻の手が添えられた。 「・・・本当に、食べる気か?」 「当たり前だろ?」 一口分を、フォークに突き刺し、口に運ぶ。 龍麻は、いきなりテーブルに突っ伏した。 がつっと音がする勢いだ。 「おいおい、大丈夫かい、先生よ?」 俯せたまま、龍麻の頭が振られる。 大丈夫、という意味だと見て取って、村雨は口の中のケーキを咀嚼した。 「うまいぜ?」 そう、そのケーキは、大変に美味だった。 チョコレートのほろ苦さと洋酒が効いていて、甘さがあまり気にならない。 これなら、半分は、このまま食えるくらいである。 「・・・そりゃ、まあ、そうだろうな・・・・」 くぐもった声で、龍麻が呟く。 「だって、それ、紅葉が作ったヤツだもん」 「・・・・・・あぁ?」 「だからぁ、それ、紅葉が作った、俺の見本用」 ごっくん、と村雨の喉が音を立てた。 龍麻は、まだ顔を上げない。 「あ〜・・・何だ、これは、フェイントかい。・・・先生のは、どうした?」 先ほどからの、龍麻の脅しはフェイクか。 しかし、龍麻は、他に何も手に持っていなかったようだが・・・。 「ふぇ・・・」 うつぶせたままの龍麻から、奇妙な声が漏れた。 なんだか、まるで、嗚咽のような・・・ 「せ、先生?」 「ふえええぇぇぇぇん!!」 嗚咽、なんて可愛いものじゃない。 号泣である。 「先生?・・いや、龍麻。どうした?泣きやめよ、ほら、なぁ?」 突っ伏している龍麻の背後に回って、両脇に手を回して膝の上に抱き上げる。 普段だったら、絶対に突き飛ばされそうな姿勢だというのに、拒否されないのが、また、龍麻の精神が弱っている証のようで、村雨を慌てさせる。 抱き留める腕に力を込めると、龍麻がどうにか真っ赤に腫れ上がった目で村雨を見た。 「どうした、龍麻。・・・ケーキ、出来なかったのか?」 えぐえぐとしゃくり上げながら、頭を振る。 「・・・帰り・・・箱・・・くなって・・・・」 聞き取りにくいが、どうやら、作り上げたものの、落としたかどうかしたらしい。 「・・・で、くれはにっ・・・・無理言って、貰って、きたっ・・・・」 ものすごい勢いでごしごしと眼をこする手を、取り上げて、代わりに目元に唇を落とす。 「ほら、腫れるから、こするなよ・・・。なぁ、また、作ってくれよ。バレンタインじゃなくていいからよ・・」 「ち、違っ・・・!」 また、涙がどっと溢れてきた。 ここまで泣かれたことは初めてで、村雨は、ただもう、落ち着けるように抱きしめるほか無かった。 もっとも、龍麻自身も、泣いている自分に困惑しているようだったが。 「ケーキはっ・・・無くなって、良かった・・んだよっ!」 「あぁ?」 「だって・・・お前、躊躇い無く、口にするしっ!・・・お前、死んだら、ヤなんだからっ!」 なんだか、前後の脈絡がつかめないにせよ、ひどく嬉しいことを言われたことだけは、はっきりしている。 「アレ、ホントにっ・・食ったら、危なっ・・・でもっ・・俺、一週間、頑張っ・・・!」 「そうだな・・・頑張ったんだよな。俺のために、頑張ってくれたんだよな?」 「でもでもっ!・・・あんな、箱から、暴れて逃げるようなヤツっ・・!食えるわけ無・・・っ!」 ・・・暴れて・・・逃げる? ・・・・・・チョコレートケーキの話なんだよな? 「・・・あぁ、もうっ!俺、なんで、泣いてんだよっ・・!ちっくしょー・・・」 総合すると。 1週間頑張って作り上げたソレが、無くなったのが悔しい。 同時に、ソレは村雨に害を与えるものであったことが、悲しい。 だもんだから、ソレが無くなったのを、喜ぶべきか悲しむべきかも判らず、混乱している。 といったところか。 いや、村雨も、ソレが逃げた(?)ことを、言祝ぐべきか悼むべきかがよく分からなかったが。 が、まあ、実際問題として、今日はバレンタインデーで、目の前には(人畜無害な)チョコケーキがあるわけだ。 「なぁ、先生。ほら、いいかげん、泣きやめよ。ケーキは、また作りゃあ良いじゃねぇか・・今度は、俺が指導してやるからよ」 「・・・もう、作んない・・・」 「そう言わずに、な?・・ほら、壬生の作ったケーキ、うまいぞ?食おうな?」 「・・・子供じゃないんだから、ケーキで釣るなよ・・・」 言いつつも、ようやく泣きやんで、村雨の顔を見上げた。 目元を赤らめて恥ずかしそうに笑う顔が、何とも言えずに愛おしく、村雨としては、もう、これが見られただけで、バレンタインデー万歳!という気分だ。 そうだ、このまま、イタダキマスしても良いのでは無かろうか、とごそごそと伸ばしかけた手を無視して、龍麻は村雨の膝の上から逃げ出した。 そして立ち上がり、吊ってある上着を探っている。 「・・・結局、こうなるんだよなぁ・・・」 うぅ、と唸りながらも、また村雨の側に戻ってきて、なにやら薄い袋を手渡した。 「?」 「今日、美里に貰ったんだ」 書いてある文字を見たところ。 『入浴剤』。ただし『チョコレート味』。 ・・・入浴剤に、『味』って何だ? 「今日は、これ入れて、風呂に入ろう」 「まあ、いいけどな」 ちょっぴり不気味だが。 顔をしかめてそれを矯めつ眇めつする村雨に、 「鈍いな」 龍麻は微かに笑って、耳元に口を寄せた。 「結局、『私がチョコレート』ってやつだ。・・・残さず、食え」 ようやく、意味を悟って、村雨は目を見開いた。 ニヤリと笑って、そのお誘いを丁重にお受けする。 「・・・喜んで」 翌朝。 6時を告げる電子音に覚醒を促され、村雨は不承不承起きあがった。 隣には、まだ深い夢の中にいるとおぼしき龍麻が、健やかな寝息を立てている。 その顔の下の、僅かな茶色い変色を見て、村雨の目尻がだらしなく下がる。 結局。 夕べは、二人で風呂に入り。 本当に凄まじい色合いと匂いの入浴剤にはしゃいで。 せっかくだから、とシャワーは浴びずに、タオルで軽く水気を拭き取っただけでベッドに飛び込み。 シーツから何から明日洗濯しなきゃ、と、チョコレート色のシミを見て笑って。 『残さず、食え』というお言葉に甘えて、全身くまなく舐めとって(本当にチョコレート味がした)、『もう、ヤダ・・』とか、涙声になるのを、『アンタが誘ったんだろ?』なんて言って、いつもだったら怒ってやらせてもらえない背後からのし掛かってみたり。 そしたら、その体位の方が、実は、龍麻のイイ所を突きやすいもんだから、ひどく可愛い声で啼かれて、つい、いつもより激しく・・・ などと、夕べのことを思い出したりしていると、ついつい、朝っぱらからまたムラムラしてくるんだが、生憎と、本日は平日。 出席日数を気にしている龍麻を、休ませるようなことになったら、しばらくおあずけを喰らわされるのは、目に見えている。 仕方なく、頭を振って、気分を変え、ぺたぺたと裸足のままキッチンへと向かった。 あらかた朝食の用意をし終わって、玄関で新聞を取り出す。 何気なく、それを見やった村雨の動きが、しばし凍り付いた。 『東京で、3人、食い殺される』 『東京都葛飾区の路上で、2/14夜半過ぎ〜』 『目撃者の証言によると、その生物は体長約50cmで、茶褐色〜』 (箱から暴れて逃げるようなヤツ) (攻撃するなら、火系統の術が効果的) 無言で、村雨は、その新聞をゴミ箱に放り込んだ。 その後、1週間。 村雨は、テレビも新聞も見ずに過ごした。 幸いにして、龍麻が、再びチョコレートケーキに挑戦する気配は、今のところ無い。 |
あとがき ひょっとしたら、来年は『バレンタインの逆襲』になるかも しれん・・と思って、こんな題名付けてみました(笑)。 尻に敷かれてる割には、今回の村雨さん、 ちょっぴりカッコ良いです(気のせいか?) 所詮、こんなバカップルになるんかと思うと、 シリアスの続きを書く気が失せますな(苦笑) |