時間があるうちになにか免許でも取っておこう。仕事が忙しくなったらそうそう趣味がどうだの言っていられなくなるだろうということで大型二輪になりました。

で、
バイクは趣味性の高い乗り物でありながら手に入りやすい。
バイク1台で地球を2周してしまった人がウチのマンションにいる。
パワーウェイトレシオに優れているため国産最高馬力の隼(140万円)で300キロオーバーのスピードを出すことが可能。もちろん1000万円を超えるスポーツカーをぶち抜くことも可能。
確かに、走っていないと倒れてしまうという危険な乗り物、エンジンにしがみついてスリルを味わっている危ない人たちというイメージはある。
しかし、極限のレーシング走行でない限りベテランは車よりも安全。シートベルトに固定されていないから車両の突っ込むほうから逃げられる。などと異口同音に言う。
うちの家族も白バイクラスのテクニックを持っていれば安全な乗り物だと言っている。
なにしろ大型自動二輪があれば世界中のどんなバイクでも制限なく自由に乗れるのだ。
■教習1時間目
ハンドルを持って歩き回れるかをやる。
転倒したバイクを起こす。
 楽勝♪あんなに400ccのときに「重たいよ〜。辛いよ〜。もうおうち帰りたいよ〜。」 状態(半泣き)だったのになぜかヒョイと持ち上がる。おそらく、重心の位置が分かってきたのと車輪をうまく支点に使えたのがよかったのかな。
平均台
 400ccに比べてシートも車幅も大きいので少しグラグラしたが後半乗れてきた。通過タイムは10秒以上だが初日にして13秒台が出せた。15秒台を狙って止まりそうなくらいの速度でがんばったが落ちてしまった。
 教官「平均台はいい感じだね。ただそんなに色気を出さなくていいんだよ。
 といわれる。オレ・・・色気だしてたのか・・・なんだかその言葉がずーっと頭に残る。
 一言で言うとCB400SFがカローラかブルーバードだったとするとCB750はクラウンと いう感じがする。ゆったりしていてどっかり座れる。
■教習2時間目
ムスッとした感じの教官。えらそーに。。。
スラローム HONDA MOTOR CYCLYIST SCHOOLでしょっちゅう練習したスラロームでチョッパヤで抜ける。アクセルオンで車体が立ち上がるのが分かっていれば  むつかしいものではない。少しパイロンとの距離が近いと注意される。むしろスキーの回転種目のように頭の位置はパイロンの上を通るようでバイクのタイヤだけを左右 に振るようにした。タイムは全く問題なし。やっぱりHONDAで練習した成果は確実に出ている。倒しこみとアクセルのレスポンスのよさにビビッている教習生たちをみてちょっと優越感を感じる
■教習3時間目
また前の時間のムスッとした課長クラスの指導員。 やなやつだと思っていたが、結構私を他の教習をやっている教官から守ってくれていた。
AT車に乗る。教習車はスズキ スカイウェイブ650
 大型乗るならこれも選択肢だなーと感じていた車種。加速もそこそこ良く、エンジンブレーキも効く。ただニーブリップができないのでクランクと8の字で結構フラフラする。
あと遠心クラッチがつながるまでに少しタイムラグがあり少しふかすとドンと前に押し出される。フットブレーキに慣れているから左手ブレーキをかけると姿勢が少し乱れる
 クランクでは長いホイールベースで少し倒しただけでグラッとくる。おまけに足をそのまま下ろしたところが地面ではなくそろえた足のフットレストからわざわざ横に出さな くてはいけないので何回かこけそうになった。せっかくのバイクの良さをスポイルして いるような車種だったので選択肢から却下。
■教習4時間目
 前回に続いてAT車で全課題。
 やはり極低速域でのバランスが悪い。ハンドリングもフニャフニャしていて「どっちに いくんだー?」という感がある。なんかバイクを操っている感覚が少ないのでつまらない。
■教習5時間目
 1段階みきわめ。平均台でついに15秒越えができた。結構うまく走れたなーと得意になっていたけれど教官は「走ってて」とコースを指示しただけで遠くから見てるだけ。あっという間に時間になってはんこをくれた。
■教習6時間目
 2段階最初の教習は昼間の4輪車のないコースを貸しきってガンガン走る。この時間が一番楽しかった。
 まず、教官の後を走る。4輪の外周を4速まで入れてかっ飛ばす。60`出した。狭い教習所のなかで60`はかなり速い。
 続いて、旋回中の障害物回避。30`から徐々にスピードを上げていき指定されたレーンをうまくパイロンをよけて通過する。40`を超えたあたりからラインが膨らんでしまった。ここで「直線の10`20`オーバーは大した意味を持たないがコーナリング速度の10`20`オーバーはかなり大きな意味を持つ」と言われる。なんか目からうろこがおちたような納得できる話だった。
 続いて、リーンイン、リーンウィズ、リーンアウトを使い分けてコーナリング。私はリーンインが一番安定して曲がれた。「うまい証拠だよ。」とこの教官はベタ褒めしてくれた。
 模擬追突も練習。
 教官と千鳥走行の隊列を組み、教官のブレーキに突っ込まないようにこちらもブレーキング。結構近くを走行してブレーキランプの点灯とともに即ブレーキ。フロントブレーキロックしてしまった。転倒はしなかったがバイクの危険性を垣間見たような気がした。
 最後に赤旗と白旗で左右によける練習
 40`で最初のパイロンにさしかかるが、はっきり言って距離がない。ビックサンダーマウンテンで狭いトンネルに突入するような感じがする。50%くらいの確立で成功。
教官は右と左で持ち替えたり片手だけで持って両手を挙げたりすこしイジワルをする。ここで「人間は色を頼りに判断するよりも相手の動作を見て判断している。」というお話。
 終わりにコースをスラロームしてフルバンクで駆け抜ける。400ccのつもりでアクセルをラフに開けるとパワースライドをする。何度かヒヤッとした。
■教習7時間目
 急制動の練習へ。まずはじめは400ccで急制動。
 400にはじめて乗ったときは「うーカミソリのような鋭い加速。こわいよ〜。」と言っていたのに、人間というものは不思議なもので750に慣れてしまうと「なんだこのバイク加速わりーなー!パワーねーじゃん。」と言ってしまう。あなおそろしや。
 緊張していてリヤをロックさせてしまう。教官から「フロントブレーキだけで止まってみて。」と指示。ちょっと不安だったけど回数を重ねるうちにフロントがゴムのようにビヨーンと縮まっていくのが感じられるようになる。そのフロントダイブを少し抑えるために少しリアで助けてあげる。そしたらきれいに止まれた。ブレーキ配分は9:1.
 750で練習。はっきり言って扱えるようになるとこっちのほうがラク。というのは750は回さなくても初めグーンと加速する。それから定速の巡航に移ってしまう。400はというとトルクがないからパイロンのすぐ近くに到達したときパワーバンドに入り結構忙しい。
■教習8時間目
もう完全に750になれてきている。
この時間は波状路の練習。
見た目は結構簡単だろうとタカをくくっていたが意外にひとつの凸が高く勢いよく行くと跳ねてバランスを失ってしまい、ゆっくりいくと凸が超えられないでコースオフしてしまう。立ち上がってニーグリップがなくなってしまうのでなんとなくへっぴり腰になってしまった。
コツとしてはクラッチアクセルのバランスがうまくいかないときは半クラッチ状態にしておいてアクセルだけビュンビュン吹かす。そうするとオートマ車の惰性で走っているのに似て突然前に押し出されることもなく、エンジンブレーキでつんのめりそうになることもない。この走り方を考案した教官はなかなか面白い方法を見つけたものだなと感心してしまう。
■教習9時間目
シュミレーター教習
 HONDA製のバイクシュミレーター。じっと見てると気持ち悪くなるが細部まで良くできている。ちなみに1台800万円する代物なのだ。
普通二輪を乗っているときから法規走行に関してはかなり自分でも辛めに従っていて少し自信はあった。
結局30項目程度のワナで接触してしまったのは2件だけ。感じとしては「ここはもう大丈夫だから開放的にスピードを上げよう。」とワナが終わった直後に事故してしまっている。「大丈夫」「危ない」というような気持ちの波を少なくして、常に一定の緊張感を持って走ると事故は少なくなるんじゃないかと思った。
■教習10時間目 
外周を1周とバイクの総合課題をやる。波状路での練習中「もっとチ○コ前出せ!」と指示がある。少し恥ずかしいが、そういうイメージでやったらうまくできました(笑)
■教習11時間目
今回からは教官の先導なしで指定されたコースを自分で走る。コースを間違えてしまった。しかしもう一人の教習生もウインカーの出し忘れ、車線変更の不適切等でミスをする。結果的にはここでミスをしておいたおかげで本番には絶対間違えない自信がついた。実質的には最後の教習。
■教習12時間目
乗車から走って降車まですべてやって卒業試験の予行演習。もう練習などと甘いことをいってられない。
私はほぼパーフェクトに走りきり、「今の走りをすれば検定は間違いなく合格です。」とみきわめをいただく。
■卒業検定
前日から一日3時間はイメージトレーニングの時間をとり、万全の体制で臨む。
検定はトップバッター
間違えてもいいから思い切って悔いのない走りをしよう・・・したら
あっという間に全部終わってしまいました。
教官より「あなたは、これから趣味の最高峰である大型二輪を手にします。みんなから自分ものりたい。と言われるような模範的なライダーに是非なってください。」とお言葉
合格を確信しました。そしてなにか清く澄んだ気持ちになり、少しずつ達成感が湧いてきた。
無事合格です。

□終わりに
私は多分、天性の才能があるかないかといったら間違いなくない部類に入るとおもう。
結局大型自動二輪を取るまでに4回も通ったことになる。
事実24歳のとき普通自動二輪をはじめて取りにいき、挫折した。
「こんな簡単なこともできないのか?男だろ?」と毎日のように罵声を浴びせられていた。普通自動二輪の免許を取っていく人が本当に雲の上の人の存在のように思えた。あんな重たい400ccは乗らないからせめて250ccクラスの軽いのを乗せてください。と思っていた。何故バイクの免許を取るのかといったら、
「なんとなく世界が変わると思うから。」
「少し親に自立している姿を見せつけてやりたいから。」
「バイクに乗っている女子に上から目線でものを言われるのが悔しいから」
そんな理由でした。
その挫折したときから2年後に違う教習所でおそるおそる小型限定2輪というものに足を踏み入れてみた。当時原付に乗っていた私は30キロ制限にストレスを感じていたので。
教習はSR125というマニュアル車でそれでも車体はとても大きく感じ、クラッチのつなぎ方ギアチェンジの足のもどかしさ、バンクのさせ方等を本当に,巣から飛び立つ練習をするひな鳥のように習得していった。今考えてもそのときが一番成長したときではないかと思う。
いつの間にか先ほどのつまらぬプライドのためでなく、バイクと一体になって美しい運転をしたいと思うようになっていた。
寝る前に左手を少しずつ開きながら「ブーン。ブウウウウウン。」とクラッチミートのイメージトレーニングをしたり、カブに乗りながら教習車をイメージしてギアチェンジのタイミングを考えたり、バンク中のハンドルの切れ角を想像したり・・・暇さえあればバイクのことを考えていた。
クラッチミートひとつとってもどのくらい長い時間半クラッチを維持するのか?1速は完全につないだほうがいいのか半クラッチを維持してすぐ2速に入れるべきか?回転の落ち具合によってアクセルを煽るか一定のパーシャルスロットルを維持するか?どのくらいの加速Gがかかるようにクラッチをつなぐか?減速チェンジの際半クラッチ状態でショックを軽減するかアクセルを煽って一気につなぐべきか?
色々な疑問がふつふつと湧いてきては街中の人の動きを観察したり、バイク雑誌のDVDをじっと見たり。
つまり、そのくらいバイクの運転といっても奥の深い世界なのだと思う。

大型自動車免許取得記

大型自動車は結構あこがれていた。
バイトの資材搬入をしていたとき、それこそ大きなトラックを車庫いれさせる社員はこれまた雲の上の存在に思えた。というより人間の格が上に感じられた。またそういう風に扱われた。

2008年から中型免許が新設されて、普通の教習所で扱う今までの大型(7トン)は中型の区分になってしまった。そこいらの教習所にあるのは7トン・・・。
埼玉県内でも大型を掲げているところは本当に数えるほどしかない。

フォークリフト、大型二輪と運転技術の向上には面白くてたまらなかったので色々ありましたが結構楽しく取れました。

■1時間目
車になれることを目的に所内をぐるぐる好きなように運転する。
まず教習車 ISUZUのGIGA (10トン車) でけーーーー!!!
「ええっ!これ運転するんですか?!」と質問してしまう。
いまさら何を言ってるんだ。といわんばかりの教官。
「仕事でトラックは乗ってるの?」「いえ・・・あの、興味があったもので。」
「チッ。」軽く舌打ちされた(ような気がする)。


ホイールベース長すぎ!カーブを曲がろうと思ってハンドルを切っても後輪に差し掛かるまで8メートルある。かなり遅れて後輪がついてくる。
バスの運転手の真似をして、1テンポ遅れてアクションを起こすようにする。それから年中サイドミラーをチェックして後輪の位置を確認する。

やはり普通乗用車のくせがでてしまう。ハンドルを早めに切ってしまう。まあ初めだからしょうがない。

停車処置をして降りようとする。「ぐはっ!」いつもの感覚で横がすぐ地面だと勘違いしている。落ちそうになる。教官にあきれられる。何しろ運転席まではステップ3段上がっているのだ。

■2時間目
コーナーへの感覚を練習する。
乗用車のハンドルを腕や手首で切る感覚ではなく、肩でハンドルを切っていく。そして背中の後ろに車輪の軸があるのだと意識する。とにかく大型のハンドリングは溜めて溜めてズバッと切り込んでいく。
タイヤで走るのではなく体全体で走るんだ。と言われるがいまいちピンとこない。

■3時間目〜5時間目
障害物(上、横)の感覚を身につける。寄せて停車措置を練習する。
大型の運転でよく出てくる言葉が「流れる」「寄せる」である。
不思議なもので大型だから一杯切って、一杯軌道修正して寄せるものだと思っていたが、寄せる動作に関してはほんのちょっとのハンドル操作で車が寄っていく。
文字通り飛行機や船が横流しされるように、ほんの少しのハンドルで道路に平行に左縁石に寄る。どうしてそうなるのかいまだに分からない。ハンドルの向いている向き=車体の向いている方ではないのだ。

■5時間目〜8時間目
隘路、S字を練習する。
これは一体何の役に立つの?何なの?と思うけれど言われるがままに練習する。
曲がろうとするときは行きたい方向というよりは自分の背中が曲がり始める地点を通過したときにハンドル1回転させミラーを見ながら後輪を合わせていく、まとめて行くという感じ。

■修了検定
所内を卒業する試験。
運転にメリハリがないと注意される。コーナーもゆっくりはしりすぎ。
しかも交差点で曲がり切れなくなってしまい。バックする羽目に。だんだん横の検定員が不機嫌になっていき、減点のメモを書いていく。
なんだか疲れてしまった。なかなか思うようには走れないものだ・・・。
ギリギリの点数で合格。

■9時間目 10時間目
県道と国道を教習所の周りを走る。緊張する〜!
道路標識を怖がってセンターラインをオーバーしてしまう教習生が多いと聞いていたけれど案外いい感じに走れる。この時間の教官は親身になって教えてくれ、後輪で縁石を踏みそうになっても、「よくあることですよ。」といって全然怒らなかった。

■11時間目〜13時間目
難しい狭い路地への右折左折が織り交ざってくる。大型のクラッチ操作は本当にミリ単位若しくは0.5ミリ単位くらいの繊細なクラッチワークが必要で、ちょっとの力で車がドンと前に出る。11トンもある車体が軽々と交差点をギリギリで曲がり、「もっと突っ込んで突っ込んで」と指示されるが、相手側の車は1トンチョイであることを考えると冷や汗が出る。ちょっと接触したでは済まされない重量差である。

■14時間目〜16時間目
元観光バス運転手だったという教官に出会う。
狭い交差点を曲がるとき本当に外側スレスレを狙う。
「もっと奥、もっと奥!そのまま歩道を走ってしまうつもりで!」
「あー!そう!そう!うーん!たまんねえ〜〜!」と横で騒いでいる。
私も新たな快感を発見してしまったか!?

■17時間目〜19時間目
路上教習に加え、所内で方向転換、縦列駐車の練習を積む。
くどいようだが、本当に大型車は「流れる」
後退時にフルにハンドルを切ると、運転席はほぼ真横に移動する。横にあったポールがドンドン近づいてくる。でも当たらない。(後輪も下がっているから)

■20時間目
シュミレーター
大型車は危険のときに急ハンドルを切るとあっという間にスリップし始める。
でもゆったり切って冷静に危険回避すれば意外なほどよけれれることが分かった。

■21時間目
修了検定の予行。縦列駐車がいまいちつかめなかったがはんこをもらう。

■卒業検定
路上はOK。縦列駐車でポールにぶつけてしまい一発検定中止。
本当にしらけてしまう。もう一人の教習生に「かける言葉が見つからないです。」
と言われてしまう。

再度卒業検定で合格。落ち着いた運転でいいですよ。と褒められる。

大型を今回取得して本当に世界が広がりました。機械の操作というのはどの分野でも本当に繊細さが求められるような気がします。大衆の乗用車というのは誰が運転しても大きな問題が起きないように初めから設計してあるな・・・というのが率直な感想です。なにかその殻を破れた気分です。


運転免許センターで自分へのご褒美にこんなストラップを買ってみました。
結構良くできていると思いませんか?

牽引免許取得記


会社の人の話だと、昔は牽引免許がなかなか取れなかったらしい。
トレーラーの運転手さんは見ていて本当にプロという感じがする。ここまできたのだから極めてみたい。牽引をやっている教習所も幸い近所にある。よし!やってみよう。

■1時間目
教習車を前にして、あれ、大型車に比べて小さい。ひょっとして楽勝じゃない?
7トン車くらいの大きさ、タイヤも小さい。・・・やー物足りないものを選んでしまったかな??
教官のお手本を見て7トン車の運転と大差ないみたい。牽引ということを特別意識しなくてもいい感じ。一番後ろのタイヤに注意していればうまく走れるように見えた。
運転してみた感じは大型持ってる人なら全然OKでしょう。
若干、若干後ろがついてくるのがワンテンポ遅れてくるかな。
ひゃー楽しい楽しい。。

小さいけれども動きをよく観察すると「大型車よりも大きい動きをする」と感じました。

■2時限目
1時間目の外周に加えて交差点の右折左折が入ってくる。
大型のときは溜めて溜めてズバッと巻く。というイメージと言いましたが、
牽引の場合は確かに巻く要素はあるのですが、
「それ」
と曲げてみても、まだ後ろの荷台の部分が道路に対して真っすぐのままなんですよね。
前側2軸の中央部分を意識して曲がろう、と思ってもそれは前側2軸のローデッキのトラックであって牽引は連結部分が動くということが決定的に違います。
飛行場で動き回る荷物を引っ張る沢山連結されたコンテナを思い浮かべてみるといいと思います。だから一般の大型に比べて内輪がグイグイ縁石によっていくというのが半減されているような気分です。
バック 色々ゆっくり自由にハンドルをまわして見てと指示。
少しのハンドル操作で車体が連結部分でグニャと折れる。
「ん?」「あれれれれれれ・・・」
一回折れてしまうと修正が効かない!ハンドルをぐるぐるぐるぐる回して修正しようとするも曲がったままである。
しかも考えてみるとハンドル操作が逆。右に行きたいときは左に切る。
もう分け分からない!体で覚えるように、と言われて終わり。
■3時間目 4時間目
元気の良い中高年の指導員。
バックの練習が本格的に入ってくる。
車体が触れた方向と同じほうにハンドルを切ると車体は真っすぐになる。ということがわかった。カウンターステアみたいで楽しい。
あなたはセンスがありますね。と褒められてしまった。
方向転換に挑戦するが指導の下不思議と入ってしまった。
■5時間目 6時間目
硬そうな、中年のナルシストっぽい指導員。
「もたもたやってんじゃねえよ!時間ねえんだから!」
「ええ!!」
こんな言い方ってあり?!
こんなひどい指導員初めてです。

でも、最近怒られる耐性がついてきていて、急に逆上したりしない。
そうそう、むしろどんなことがおこるか分からないドライバーは常に平常心で同じように運転しなくては。前向きに行こう!

穏やかに接していたら教習簿の適正性格テストの結果を見ていた。ホラホラやっぱり試されていたのね。
学校の先生と教習所の指導員って本当に偏った人が常識人を振舞っていると感じる。もっと外の風に当たって懐の深く、趣深い人になってほしいものです。
バックはグチャグチャになって取り返しのつかないような車体の向きになってしまいました。でも練習練習!
■7時間目 8時間目
優しそうな癒し系の中年指導員。
「おっと。ハンドルの位置を調整したほうがいいですよ。」
色々な気配りをしてくれる人でした。
やはり方向転換バックを中心に練習。
この指導員は基本を徹底的に教えてくれ、下手なアレンジは勧めなかった。
また、ハンドルの動きが最小限、車体の振れも最小限のやり方を教えてもらった。
かなり自信がついた。もうグチャグチャにはまることはないだろう。
■9時間目 10時間目
うっ。また例のナルシスト風指導員!
やだなー。疲れるなー。
前回のれんしゅうもあって「うん。いいでしょう。」と可もなく不可もなくといった対応。
もうひたすら方向転換のれんしゅうばっかりです。
■11時間目12時間目
酒臭い、タバコ臭い、男!っていう感じの指導員。日焼けしてて、眉が濃くて、声がガラガラ。頭を揺らしながらお手本を見せて上目遣いで話しかける。
多分ロック岩崎氏とかを意識しているものと思われる。
でも、こういう人って経験上親切な人が多いのですよね。
まあ、なんか教習所キタ!っていう感じしますね。
「けっ」「ダメだ」とかもらしてて、車庫入れが一発で決まったり、シフトチェンジがズバッと決まったりすると、
「やるじゃねえか」って言う(言ってないけど)。
寄せが甘くて「はい、減点ね〜。」と言われたけど、みきわめを頂く。
後は、卒業検定だ〜!
■卒業検定
やけに笑顔の多い、中年の検定員。うーんどこか不気味。
「こんなのはやくやって終えちゃおうよ!うん。(笑顔)」
S字、方向変換をメインとした2周くらいのコース。
方向変換のできはそんなに良くなかったが日が開いたにしては上出来。
発着点に進入する際後方確認が十分でなかったかな。
「終わりま〜す」と笑顔指導員。
ふう・・・と思って自動車を降りたら席にファイルを忘れてきてしまった。
取りに行ったところ。済ました顔で。
「10点減点・・・」だって。むっか〜つく〜!!でも合格点に到達している自信があったから特に取り乱さない。
結局合格!
もう一人けん引の検定のI君という人と一緒になった。
見るからに土木建築系の男盛りという感じ。

指導員はどの人が一番良かった?などと話に花が咲く。
彼は権力にたてつくことに生きがいを感じているらしく
「腹立つ奴いましたわ〜」と話してくれた。
「もう最後のほうコース走ってるとき無視しましたわ」
「もう何言われてもずーっと無視しましたね」
「いいんです。こっちの立場のほうが上なんですから」
「もう最悪のときは・・・あ、気分悪いから教習中止してくださいっつって降りる準備してましたから」
「無視してまだむかつく奴には、降りた後ガーン!!ってドア蹴飛ばしましたわ。したら後で下手に回ってきましたね。」
・・・(笑)オイオイ でもおもしろーい。。未だにその話で思い出し笑いします。
自分から入門しといてドア蹴飛ばすとは・・・。

でもですね。ここの教習所今まででトップクラスに入るくらいむかつくジジイな指導員多かったです。教習所の空気がよどんでしまっているようで、何にも知らないもやしみたいな学生がそのままジジイになりピッチリ7:3分けなんかして気取ってる。
そういう感じです。

教習所はこう、より良い運転を目指すために教官がオリジナルの指導を取り入れたりして、教官同士切磋琢磨している・・・そういうところが今流行ですから。

■こーへいのワンポイントアドバイス!
私の経験上、

受付の女性のタイプで教習所の雰囲気がほぼ決まります。

「ええ!」とお思いでしょう?
それは自分が好みかどうか。ではなくて
茶々いれたり、突っつき合ったりしている男性指導員との接触によって形つくられた教習所の象徴だと思います。

今回の教習所は受付の女性、みんな冷めてたんですよね。
もともともっと沢山のいいところがある女性だと思うのですが、どこか曇っている!

例えば
若い情熱的な指導員のいるところはもっとキャピキャピしている感じ。

ミス田舎って感じのかわいい女性のいるところは、親身になってくれるおいらが大将的な指導員がいる。

しょーもないオバサンがやってるところは、競馬場チックなおじさん指導員がいる。

小学校ちっくな受付のところは、学校の先生みたいな指導員がいる。

どーです!?けっこう当たっていませんか?

免許センターへ行って結構疲れた。しばらくはゆっくりしよう。

小型移動式クレーン技能教習記


フォークとユニックの資格があればとりあえず仕事には就けるだろう。
って工場の定年後アルバイトのおじさんたちがよく話してくれます。
現場大好きな私は取ることにしました。

フォークのときと同じコマツ教習所に取りに行きました。
1日目学科講習
まずは法規から
労働安全衛生法 労働安全衛生法施行令 
労働安全衛生規則 クレーン等安全規則 
大きくこの4つからできています。

前3つはだんだん法律から具体的決まりを述べていきます。
クレーン則というのが特徴的でクレーンだけは法律を重複して事故防止
のため検査、製造等を述べています。

きっと昔のクレーンの達人的な偉い人が「こういうのも作りましょう!」と意欲的
に作ったのではないかと想像します

次は 移動式クレーンの定義等
1トン以上5トン未満のユニックのみならず建設用ラフテーンクレーンも運転でき
てしまうのです!

実は、4.9トンのラフテーンクレーンと10トンのラフテーンクレーンこういうやつ
見た目ほとんど一緒です
なぜかというと
遠くにあるものっててこの原理でほとんど軽いものしか吊れません。
また手前にあればかなり重いものがつれます。
しかしながらブームの素材は同じなので10トンは動滑車を利用して手前にある
ものだけパワフルにつれるというそれだけのことです。
現場はスピード重視のため1本がけを多用します。
そうなると4.9トンも10トンも同じ長さ、定格荷重、巻き上げ能力なのです!
25トンになるとクラスは違ってきますが、
4.9トンでほとんど事は足りてしまうのです。
レンタルするときは要注意。

力学 色々書くと面倒くさいので面白かったものを紹介します
円柱の体積を求めるとき
普通は 半径*半径*3.14*高さ ですよね それが

      直径*直径*0.8*高さ  で求められてしまうのです!
   
 直径*直径で円に外接する正方形ができますね。その中の円は正方形の80%
だっていうんです。

球の体積
     4πr3乗/3 って習いますよね それが

     直径3乗*0.53  で求められます。(同様に立方体を考える)

こんな簡単に求められるというのに、一体学校の教育って何!?何なの!!??

現場の人間はみんな後者を使っているそうです。知らなかった!

あとはワイヤーの構造の知識がおもしろかったですね。
高圧線も釣り橋もクレーンも同じワイヤー
巻き方が少し違うだけ。 知らなかった!

実技
 振れ、ゆれを止めるのに少し技術が必要です。
 触れ止めが完璧にできれば達人までもう一歩でしょう。
ユニックを使ってポールの内側をトレースして試験は終了。
案外簡単だった。これは技術力というより、慣れです。
オペレーターの技術力という面では、柔軟性フレキシビリティが物をいうでしょう。
メーカーが違うとレバー、ペダルの位置が逆!というのがざらです。

講習を終えて
 建築系の人達ってひげをはやして、金のネックレスして、真っ黒で
怖いなって20歳くらいのときは思っていたんです。
でも、今、建築の人ほど大らかでアバウトで楽しい人達って他にいない!って
思います。ひげもネックレスもお茶目なファッションです(笑)

玉掛け技能教習記

岡田舞子著 クレーンガール より

クレーンが扱えてもそれだけではフックに掛けるのはできないんです。
別に玉かけ技能講習というのが必要です。
この資格を持っていれば25トンクレーンだろうと100トンクレーンだろうと1000
トンの橋げたでも(?)掛けることができます!

今日やっと終わったのですが、暗記、確認項目がとても多く、頭が痛くなってしま
いました。

学科はほとんど小型移動式クレーンのときと一緒。

今日知ったことなんですが、移動式クレーン(国家資格免許)は結構計算が難し
いらいんです。今回はもっている方が1名いらっしゃいました。
・・・ここまでとったからにはそっちにも進みたいですね。。。
ちなみに移動式クレーンを取れば移動式の
ラフテレーン、キャタピラ型、巨大な船がクレーンになっているもの等々の
移動と名のつくクレーンはすべて運転できます!

フォークリフトの教習のときは工場に勤めている人が多かったですが
玉掛けは建築系のひとがほとんどです。

やーほんと暗記、確認項目が多かったです。
小型移動式クレーンのときは結構アバウトでも試験は通ったんですがね〜。

「○○よし!」っていうの。ひとつ抜けただけでも減点。
オペレーターに伝えるためにも
目と目を合わせること、はっきりと発声すること、節度を持った合図をすることが
非常に重要です。
でも、全員合格!よかった!

2009-7-30




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大型免許取得記