| フットストラップインサートの取り付け(その1) |
【注意】 この修理方法は、自分で出来る簡単な方法を示しています。ボードの構造によっては適用出来ないことがあります。
また、作業する場所は火気のない乾いた所で行い、換気、集塵、を十分に行って下さい。直接肌に樹脂などが付かないような服装をし、防毒マスク、防塵ゴーグル、手袋などを使用してください。樹脂、塗料、溶剤などの使用説明書に従ってください。
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(1)
新しい位置にホールソーで穴を開けます。この場合はφ40o
カッターなどで開ける場合は、最初に小さめに開けて、少しずつ調整しながら大きくする方がきれいになります。
楕円形のインサートの場合は、楕円の直径より少し小さめのホールソーを使って開けます。(楕円の両ふくらみ部分に合わせて2カ所)
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(2)
表皮は薄いのですぐに開きます。後は中のスチロールをえぐります。簡単なインサート取付の場合は、このままインサートを取り付ける人もいます。ただ、過酷なコンディションでの使用には耐えられないことが多く、抜けたり、ゆるんだり、浸水したりする原因になります。
特別な器具を使ってすり鉢状にえぐり、その表面をガラスクロスやマットなどで固めてデッキ構造と一体化させる方法もあります。
すり鉢状の上部直径は開口した直径より十分な大きさが必要です。またデッキ構造との接着が完全であることが必要です。 |
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(3)
今回は、この直径のままボトム面まできれいにえぐり取ります。ボトム面のクロスを露出させることが大事です。
デッキ表皮の内側を針金や、L型の金具でえぐって裏側のクロスを露出させます。このクロスに樹脂が接着するようにします。穴の内側およそ1cm程度はえぐります。穴の直径が40ミリですからえぐった部分は60oになります。
この内部に補強用のパイプを挿入して接着します。
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(4)
古いマストなどを調べて直径が40o以下のものを探します。なるべくテーパー(先端に行くほど細くなるタイプ)のかかっていないものが使いやすいです。このパイプは外径39o。
ボトムまで届く長さより10oほど長く切断し、全体をペーパーがけしてボトム面には刻みを、デッキ面より10o〜20oの部分には数個の穴(φ5o程度)を開けます。
この作業は、ストラップ取付後にパイプが回転したり、抜けたりするのを防ぐ為にするものです。
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(5)
樹脂はエポキシ樹脂を使用します。2液性のもので、硬化時間が30分から90分程度のものが使いやすいようです。速乾5分型などは失敗が多く、取り返しがつきません。
十分に樹脂を使いボトム面、デッキ裏面にもすり込むように詰め込みます。パイプ上部に開けておいた穴から樹脂がしみ出すようであれば大丈夫です。
パイプの外側にも少し塗っておくとより効果的です。
パイプはしっかりとボトムに着くように、パイプの上に重しを載せたり、テープで押さえたりしておきます。
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(6)
樹脂が硬化して十分な強度が出たら、次に、いよいよインサートの埋込です。
インサートより下部のスペースにはパイプ内径で削ったスチロール材を詰めます。(写真、寝ている白いもの)
インサートは、今回はデルリンを使用。直径は36ミリです。デルリンは金切りノコなどで簡単に切れます。塩ビ用の切断刃も使用できます。
この材料を長さ75ミリにカットして使います。写真では分かりにくいですが、抜け、回転防止のために周りに縦と横の切れ込みがいくつも入っています。
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(7)
エポキシ樹脂をたっぷり使い、始めにスチロールを沈め、すぐにデルリンを埋めます。パイプの内部、デルリン外部にたっぷりと樹脂を塗ることがコツです。
埋込完了。デッキより10oほど飛び出させているのは、なるべくデッキ面を削らないようにするためです。
この写真に使ったエポキシ樹脂「クイックメンダー」は5分硬化型ですが、自分でやられる場合は30分以上から硬化を始めるタイプをおすすめします。
作業がやりやすくなります。
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(8)
樹脂が硬化したら上部を削ります。
初めにサンダーなどでデルリンを削り写真のようにデッキ面より1o〜2oほど盛り上がったように残します。削りすぎないように慎重に削り、出来れば手で時間をかけて作業する方が失敗がありません。
ペーパーは120番で仕上げます。
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(9)
ビス取付穴、とその周辺の穴を開ける準備をします。
トレーシングペーパーなどで、そばのインサートの型を写し取り、それを元にけがくと正確に位置出しが可能です。
とがったものでポンチングします。予備穴はなるべく正確に開けるために直径2ミリのキリを使います。特に、写真のようなこまかい穴の開いた部品を造る場合は大事な作業になります。
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(10)
開ける穴は、元のものと同じサイズを開けるようにします。
中央の穴は使っている内に大きくなっている可能性があるので、慎重にそのサイズを調べてください。穴の上部フチをカッターなどで面取り(角を丸くする)をします。
穴を開け終わったら一度ウレタン塗装をして樹脂の色や、パイプの色などを見えなくします。
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(11)
ウレタン塗料が硬化したら、インサートの周りをマスキングし、再度ウレタン塗装を施します。このとき同時にノンスリップ加工もしてしまいます。
ノンスリップ加工をしたらすぐにマスキングを剥がします。
これで、硬化を待って作業終了です。
エポキシ樹脂、ウレタン塗料の完全硬化時間後までストラップの取付、ボードの使用は避けてください。
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