ローテーター指示針の動作不良修理

きっかけ 以前から気になっていたのですが、ローテータを動作させると指示針の動きが鈍いのです。
右回転の時はまだいいのですが左回転になると応答がやたら鈍くなりなんともいらいらします。そこで照明改造のとき一緒に修理しました。
内部調査と原因 動作不良の原因はモーターの方とばかり思っていましたが、じつはコントローラの方だったのです。
内部のコントローラ回路のパターンを追いかけてみたらOPアンプの比較回路になっていました。モーター部に取りついたポテンショの電圧と指示針に連動したボリュームからの電圧の比較をしています。同じ電圧になったとき針が止まると言う仕掛けです。電気的なところばかり一生懸命追っかけていましたが、どうも悪くありません。
そこで、動作をよーく観察していたら、おかしな動きのとき針を動かすベルトが滑っているではありませんか。ベルトが伸びちゃっていたんですね。
後でわかった事ですが、JA9MIW/平田さんも同じ経験があり輪ゴムをベルトに使っていた様です。すぐに切れてしまったそうですが・・・。
修理 原因がベルトなので、ベルト交換が一番です。
でも、すぐには手に入りませんし、輪ゴムは平田OMの話の様にすぐにだめになる、耐久性がないのですね。
そこで取った手は、指示針駆動用モーターのプーリーにゴムチューブをかぶせ外形を少し大きくして上げました。その分ベルトにテンションがかかり滑りがなくなるってことです。
見事に復活です。
写真 黒いのがゴムチューブ

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