リモコンボタン接触不良修理

きっかけ TVやビデオのリモコンが古くなると(使いこんで行くと)反応が悪くなったり利かなくなったりします。
今は、リモコンだけが各社対応万能リモコンとして売られています。これを買うのもいいのですが、万能リモコンはBSのボタンは無いし消音やその他特殊なボタンはありません。そこで、このリモコンの修理に挑戦。
調査 まずはリモコンの中を開けてみます。裏のねじをはずしプラスチックのはめ合わせを割らないように気をつけてはずします。
中はプリント基板とボタンのゴムパッドに分かれます。ゴミがいっぱい入っていたのでこれもついでに掃除しました。
接触不良を確認するとゴムパッドの方に導通用のカーボンが塗布されているのですが、これがなんべんも使ううち擦り切れて無くなってきているのです。
ファミコンのコントローラパッドも同じ原理で作られているのですが、こちらは需要が多いと見え消耗部品としておもちゃやなどで売られています。
修理 修理の方法はいくつか考えられますが、私の取った方法は、ゴムパッドのカーボン塗布面にアルミ箔を貼りつける方法です。
(1)まず、ゴムパッドをきれいに洗浄します。
(2)アルミ箔(台所などで使われているアルミホイル)をしわが無いように広げます。
(3)そのアルミ箔に両面接着テープを貼ります。
(4)ゴムパッドの導通部分より少し大きめに両面テープつきアルミ箔を切っておきます。
(5)きったアルミ箔をゴムパッドに貼りつけます。指先で押し付けると綺麗に貼りつきます。
(6)リモコンをはずした逆の順に組み立てて完成です。
実例写真
修理したナショナルのTVリモコンです。
このほか調子に乗って他のリモコンもいくつか
修理しました。どれも最高の状態に復活
アルミ箔を両面テープで貼りつけた状態。

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