きっかけ | FUJIFILMのデジカメを買いました。電池は単3電池2本、ニッケル水素を使っています。 パソコンにデータを取り込むとき、長い間電源を入れっぱなしにするので、専用の外部電源がほしくなりました。 もちろん純正品を買えばいいのですが結構高い。電圧3Vで1.5A程度取れる電源であれば良いわけです。秋葉原に行って、まず電源アダプターを探しました。しかし、3V1.5Aなんてまずありません。それに電源アダプタはほとんどのものが安定化されていません。そこで目にしたのがスイッチング電源のジャンクです。5V10〜15Wがごろごろしてます。これを改造して3V電源にならないかなと思い買ってきました。(1個500円・・・安っ) |
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改造 | スイッチング電源には出力調製用のボリュームがついています。これを回して3Vに調整できれば最高ですが、それ程可変幅が広いわけではありません。 プリントパターンを追いかけて回路をみてみると、出力部分を抵抗分割してボリュームがついています。それが電圧調整用ボリュームです。この抵抗分割比を変えてやれば3Vに出来そうです。 しかし、この電源は、5V用に設計されているので4割も下げた値にするのはちょっと無謀です。そこで、ちょっと工夫をしてみました。 出力に3本のシリコンダイオードを直列に付けます。これで0.6V×3=1.8V(約)が電圧降下します。5V−1.8V=3.2V と目的の電圧に近い値です。これだけでも使えそうです。しかしこのままでは、負荷によってずいぶん電圧が変動します。 そこで、ダイオードを通した出力部分から抵抗分割の電圧調整部分にフードバックしてやるわけです。もちろん抵抗比を変えてやるわけです。回路的にははぼ5Vで働いているのですが、ダイオードを通した後から電圧制御をしているので3V電圧の安定化をしていることになります。 ものの見事にスイッチング電源はだまされて3V安定化電源として働いてます。 注意点:このダイオードは1Aも流せば結構熱くなるので放熱をする必要がありました。私の場合はダイオード2個でうまく動作しましたので、整流用ブリッジダイオードを使って筐体にとめ、放熱しました。 |
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概略 改造回路 |
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改造写真 |
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