母子整体研究会とは

妊産婦の腰痛をはじめとする不快症状と妊娠・分娩・産後のメジャートラブルの予防のために、産科医療従事者に妊産婦への正しい骨盤輪支持法や骨盤のバランス改善のための整体施術や体操の方法(以後「骨盤ケア」*注1と称す)と胎児時代からの体つくりのための育児技術と遊び(「べびぃ整体」*注2)など、知識と技術の普及を目指す団体である。

特定非営利活動法人母子整体研究会(以後、母整研と略す)の目指す骨盤ケアは、妊産婦に限らず、女性のライフサイクルに寄り添い、身心のバランスの整った生活ができることである。

骨盤輪支持は、骨盤ケアのための一つの手段にしかすぎず、歪みのない丈夫な骨盤・脊柱の発達のためには、胎児、新生児期からの姿勢に留意することが大切である。

母子整体研究会では、2006年より「べびぃ整体セミナー」を新設し、育てにくい新生児を育てやすくする知識と技術 (べびぃの観察とケアを整体的視点から見直すこと・成長・発達を促す知識と技術を身につける)の蓄積と向上にも力を入れている。

注1:骨盤ケアとは

靭帯の弛緩とそれに伴う骨盤輪の弛緩、また姿勢や生活習慣、外圧などによる 骨盤のゆがみは、様々な心身の不快症状を引き起こし、さらには、胎嚢の形状や胎児姿勢の悪化、切迫早産・早産・子宮内胎児発育遅延・ 回旋異常・分娩時異常出血・子宮下垂・子宮脱・マタニティブルーなどの原因 となる。

これらを予防し軽減するために行うケア、つまり、下垂した臓器の復元、ゆがみ変形した骨盤の調整、緩んだ骨盤輪を支持する方法を骨盤ケアと称する。

注2べびぃ整体とは

胎児時代から生後にかけての児の「姿勢」が、発達状態に見合うことにより、母子が心身ともに快適な生活を送ることができる。そのため、児の「快・不快」の状態や、発達状態を判断する指標を「姿勢」に置き、児の家族が児を「快」状態に保てる育児技術を習得できるよう支援する。

その結果としての児の健やかな発達、母および家族の育児不安の解消、児への愛着の深まり、母子および家族の情緒の安定をめざす。これらのケア技術および支援技術を総称してべびぃ整体と称する。

 

〜今後の展開〜

日本中の妊産婦が、妊娠中に安心して骨盤を含めた全身のケアを受けられるよう、ひとりでも多くのケア提供者を育成したいと考えている。

それにより、妊産婦が痛みから解放されるだけでなく、希望にかなった出産や育児を楽しむことができ、ひいてはそれが、良好な母子関係の構築や出生率低下の歯止めにつながるものと確信している。

医療従事者のべびぃの抱き方や姿勢に対する関心や留意を促し、早期発見、早期対応ができるよう、医療従事者や行政にも働きかけ、骨盤ケアの理論と技術、べびぃ整体の普及向上に努める。

このような活動を広めることで、産科医療従事者、及び、母子の健康にかかわるさまざまな職種の人々が、女性や母子のライフサイクルに寄り添い、真にQOLを高める専門家集団として活躍できるよう尽力していきたいと考える。

〜妊婦の施術についての基本方針〜 

NPO法人母子整体研究会では、妊婦への整体を行う場合は、妊婦を看ることができる有資格者(医師・助産師)の管理下にて行うこととしている。

産後の方のケアについてはこの限りではない。

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