種運命　十七話感想

今回のＨＩＴ

「皆さん元気で楽しそうですわね」

絶対零度の微笑

	よもや総集編から二週で総集編を映すなんて・・・流石は種運命と言った所かしら・・・
	ご挨拶だな。ただのＯＰだし、本編はちゃんとしてたんだからいいじゃないか。
	挨拶なだけに。
	・・・・・・。
	えーと、冒頭はＡＡ。案外出番早かったわね。というか今後はミネルバ、ＡＡを交互にスポット当てて話進めるんでしょうね。で、すっかり指名手配になった彼等は海に潜り周辺警戒しつつ今後の方針を討論。見事に計画性の無さを露呈。いや、国家元首を国民の前で拉致ってる時点でそんな物はないか・・・・
	世の中には後先考えずに行動しなきゃいけない時もあるのさ！きっとな・・・
	軍艦に残った友達を守る為にＭＳに乗る時とか？自国の戦艦強奪して、戦いたくないって言った直後にミサイル発射する時とか？
	・・・・・・
	ともかく、議論中にようやく世界情勢を把握。何故か虎ハウスでは近隣諸国しか情報がなかったのに、ＡＡになったらプラントまで情報把握。戦艦だからか、それともスカンジナビア王国が情報を流してくれてるのか・・・
	スカンジナビアは元中立国だが前大戦で強制的に連合国に加盟。終戦後は主権を回復。ユニウス落下後の情報はないけど、かくまってくれてる所を見ると中立を維持してるのかもな。となれば当然ニュース程度なら両陣営流れてくるだろうし。
	どっかの駄目元首に見習わせたいわね。前戦争で加盟してたのに今度はきっぱり拒否したんだから。
	いや、だからまだ詳しい情報は・・・・
	で、まったりモードで寛ぐ艦長組にイライラするキラ。それに触発されるように、ついに彼女にあの事がバレました。
	Ｌ・Ｏ・Ｖ・Ｅーミーアー！！
	やたらめったら盛り上がるザフト軍人。暢気ね・・・対照的にラクスの周りは気温が一気に下がってるわ。チャンドラも絶対零度の皮肉に怯えきってる・・・・台詞とは裏腹に眼が笑ってない。というか口元も嘲笑よ！？
	あ、ああぁ・・・・えっと・・・俺は何も言ってないぜ？
	そんなラクスを他所にキラは偽者の胸と衣装に釘付け・・・・流石は種随一のエロ魔神。その集中力は人を視線で殺せるほど。
	フ････なんだかんだ言っても奴も男だな・・・
	何ほっとした表情してんのアンタは・・・・それでそのミーアを知ったカガリがギルに不信感を覚えるっと。今まで出来すぎ以上の働きをしてきたギル。しかし特殊部隊による本物暗殺と偽者の台頭。当然の感想ね。ミーアの事だけでも十分だし、両方やってたら黒幕決定だし。
	バルドフェルド隊長とラミアス艦長も高評価だっただけに信じられないって感じだが。キラはすげぇ不信感をあらわにしてるぜ。ま、いきなり恋人殺されかけた挙句、偽者を牛耳ってるとなれば信用できねえか。
	そして、文句言うだけ言って結局現状維持の結論が。せめて情報収集の為に何か具体案立てるとかしなさいよ・・・・ＴＶ見るだけならどこでも出来るんだから・・・
	いやいや、手詰まりだから待機してるんだって。カガリじゃないけどプラントに行ってるアスランが貴重な情報になると思ってるんだろ。皆アスランがザフトに復隊したのを知らないし、そのうち戻ってきて接触すると思ってるんじゃないか？何せカガリがいるからな。
	でもそんな期待を裏切るようにアスランはミネルバと作戦行動中。しかもキラがいるなら安心とカガリを放って置く方針まで。昔女を寝取られたのに楽天的ね・・・・驚くべき単純さだわ・・・
	あー！そういう事を言うな！思い出させるな！
	でもそんなお人よし、素直さ、単純さがあるからこそ隊長になれるのね。・・・・・って、なんで隊長やってんのよ。遊撃隊員が一部隊の指揮って！
	自分で言ってて切れるな・・・いいじゃねえか、タリア艦長がフェイスである以上ミネルバも遊撃隊なんだし。
	だから、指揮系統の違う部隊を一緒に動かすなと・・・・もーいいわよ。先週も言ったし。
	ところで、ザフト一般にはアスランとラクスはいまだ婚約者扱いなのか？整備のヨウランとヴィーノが何か言ってたけど。
	多分ね。としか言えない。にしても、初めてあのアレンジｖｅｒ聞いた時とか、あの際どい衣装とか胸とか、もろに別人なのになんで気付かない！？って思ってたんだけど皆気付いてはいたのね。イメージ変わったなぁ程度なのか。でも直接の関係者以外ならそう思うのかな。
	アイドルなんて案外そんなもんかもな。俺に一つだけ言えることは、ヨウラン！やれ！ぶっこ抜け！俺が許す！
	パイロットは整備兵と仲良くしといた方がいいわよー。機体の整備がいつも完璧だと思ったら大間違い。その辺理解してるのか、上官とは仲が悪くても整備兵とは仲がいいシン。アスランも苦笑がこぼれます。
	そんな二人を観察するルナマリア。心中複雑なのか。と思っていたが、実は外見だけだったんだな！いや、良かった！そうだよな！いきなりオーブから表れて復隊して上官になられちゃむかつくぜ！そして、むかついても上官には変わりないからきちんと従う。大人だ！素晴らしいぞルナマリア！
	小娘にしてはやるわね。今まで散々仲間を放って置いた分アスランの陰口を叩く事で連帯感をアピール。どっちにも良い顔できるようにフォローを忘れない。正に大人の対応。
	違ーう！そんなんじゃねーー！
	そしてそんなルナマリアにすらガキ扱いを受けるシン。でもどっちかって言うとシンにアスランを認めさせるよう誘導しているようにも。それで、事が済んだ暁にはアスランに、「私が説得したんです！」とか言い出すのかもね。恋の為なら手段は選ばない。そしてそんな二人を生暖かい目で見守る真の大人レｲザバレル。
	違う、違うんだ・・・・俺は信じてるぜルナマリア・・・こいつに違うと言ってくれ！
	次は、今回の話で唯一まともな部分。ペルシャ湾マハムール基地からのスエズ攻略作戦会議。何故か作戦の音声に被ってメイリンのプロポーションチェックが入ったけど。それを除けば燃えるシーンよね。
	いやぁ、メイリンもいいぞ？座り仕事は何かと大変だしな。姉は動き回る仕事だし、こう、年頃の女の子としては気になる所だろう。微笑ましい光景だぜ。
	この色ボケ・・・ともかく、世界情勢と前線、政治の話。それを地図つきで詳しく解説されるとイメージも広がりやすい。マハムール戦隊の渓谷突破も描き下ろしで素敵よね。ミニザザーとか急ごしらえの陽電子砲とか、いかにも前線っぽくて興奮しちゃう。ヒロイン崩れのサービスシーンなんかよりこういうのをバンバンやって欲しいわ！
	な、なんて事を！確かに燃えるシーンだが彼女達のサービスだって必要なんだぞ！？物語において人間ドラマというものは視聴者との同調を図る重要なステップで、いかに戦闘物といえど戦闘だけをやればいいのではなく・・・！
	それで人間ドラマばっかりやって不評を買ってるのがこの種運命という。大体アンタはドラマじゃなくて萌えとかエロとかそんなのばっかりじゃない！あんまり舐めた事いってると痛い目見せるわよ？
	ぐ・・・・な、なに言ってんだよ！俺は別に萌えとかエロとかじゃなく純粋にドラマをだなぁ！む、無論あればあったで嬉しいかもしれなくもないけどよ・・・でもやっぱり一番は人と人との繋がりであって・・・
	へぇ～。これを見てもそんな事が言えるのかしらね。はい、ＶＴＲスタート。
	な、なんだそのビデオは・・・！？
	「はぁ～」「まーねぇ～」「本当にしょうがないわよね、シンってば全然子供なんだもん」
	グゥレイトォ！！ルナマリアばんざーい！！シャワーシーンばんざーい！！そしてルナマリアのスカートがきつくて入らないメイリンも最高だーーー！！
	ふ～～～～ん？
	あ゛・・・・・痛！！や、やめろ！痛いから！悪かった、俺が悪かった！うおぁ！？ナイフ持つなーーーーー！！
	全く、こんな単純な手に引っ掛かってんじゃないわよ！監督はこんなしょうもない手段でガノタを黙らせる気なのよ！あんな無茶苦茶なストーリー展開をサービスだけで誤魔化してるの！
	出演すら出来ないからって・・・痛えーーーーーー！！
	ちなみにこのシーンで姉妹戦争フラグが1本立ちました。着実に修羅場へ向かっています。さて、男供へのサービスが終われば次は婦女子向け。まぁ、一応今後の展開に影響もあるしサービスとは言い切れないけどね。
	さ、差別だ！
	だから今後に影響あるから良いって言ってるでしょうが！シンが人間的に成長するポイントなの！大体アスランの役目ってのはシンの成長を促す事。決して自分が活躍する為ではないわ。そう言う意味ではようやく役目を果たしたか、って感じよ。
	ルナマリアだってアスランと絡みまくってるじゃないか。納得いかねえけど。
	脇役同士で絡まれても物語は盛り上がらないじゃない・・・物語ってのは駄目主人公が成長していく話か、無敵最強の主人公が大暴れするか。二つに一つなのよ。あぁ、そう言う意味ではアスランも小娘も駄目人間だから資格はあるのね。
	だ、駄目人間言うな！！