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10.9.19

 

「劇場版ガンダムOO感想記」

 

 

10週ぶりの完全新作日記!

こんにちわ、おねです。

 

 

さて、久々すぎるのでどう更新していいやら迷ってますが書いちゃうよ!

尚、こっから先は劇場版ガンダムOOのネタバレを盛大に含むので、

そいつを理解した上で読んでいただきたい。

ついでに言うとメモを取ってたとかじゃないので若干記憶違いと順番が違う事も容赦頂きたい。

あゆれでぃー?

 

 

 

 

 

 

劇場版ソレスタルビーイング

盛大に吹いたwww
超巨大怪物MAに乗ったキンピカアレハンドロ様がアロウズを使って連邦及びソレスタルに挑むお話。
あまりの怪物っぷりにガオファイガーかと恐れおののくがそれを破る超熱血ソレスタルガンダム達。
同じサンライズだから出来る驚きの絵面。
しかしこれを何の説明もなくしかもしょっぱなに送り込んでくるスタッフは鬼だな!
一応、これは劇中劇という事で平和になった世の中がかつてのソレスタルの戦いを映画化したものらしい。
こんな映画が作られる程度にはこの世界はソレスタルの行動を容認できたという事なのか。
そしてそれを観るのが沙慈(しかも劇場版に出番はない)というのが実に日常パート。

貧乏大使コロニー建設現場を視察

なんかのコメディみたいな見出しだが事実だからしょうがない。
でも出番があってよかったよ、イメージポスター見る限りヒロインはどうしてもフェルトだし。ショートカット可愛いし。
姫のいい所って姫な事と年上属性しかないし(ぇ
しかし有能なメガネ侍女が戻ってきても相変わらず不戦での対話を目指し
そしてあっさりピンチになるあたり報われない人である。刹っさんとロックオンが助けてくれたとはいえ。
しかしこの対話を求める姿勢が後々生きてくるんだから侮れない。

お見舞い

ルイスはまだ軍病院で治療中らしくその映画は観ていない。
しかしその後のお見舞いシーンで病院なのに抱き合ってイチャついてる辺りこちらも平和だ。
と思いきや何やら物憂げな表情のルイス。勘なのか、脳量子波なのかそれがこれからの事態を示しているようである。
TVからたった2年しかたってないが二人とも妙に大人っぽい顔つきになっておりルイスは美人さんになった。
それが逆にシリアスっぽい感じがして複雑な心境である。

ヴェーダの今

ソレスタルが去った後、外宇宙航行船ソレスタルビーイングは連邦に接収、
7割も解析されていたらしい。あの超科学力の塊をよく現在の技術で・・・。
さらにはイノベイドも解析済みであり、各所のシーンで色んなイノベイドの存在が活用さている。
まぁ内部にはティエリアもいるので意図的な物もあるんでしょうね。
イノベイターが生まれ次の候補達も生まれつつある今、
これらの技術はソレスタルで独占するよりも人類で共有した方がいいとかそういう判断。
しかしヴェーダを利用している図は良かったなぁと思う反面一抹の寂しさも。

木製探査船エウロパ飛来

軌道上?にてマネキン大佐もとい、准将登場。木星からかつて停止した探査船エウロパが地球に向けて動いているので、
その軌道変更の為に艦隊指揮の為に。もちろん我らがコーラ沢も表れいつもの素敵空間を作り出したのは言うまでも無い!
和む。実に和む。コーラ沢は安心のクオリティである。

連邦側純粋種のイノベイター、デカルトシャーマン

経緯は明かされてないがTVシリーズでの粒子散布から自然に覚醒したイノベイターらしい。
しかし哀れにも連邦にその存在をキャッチされ、大尉扱いで軍人にされるも実際の所は最低限の自由があるモルモット。
おかげでかなり性格が捻じ曲がって皮肉屋になったとは本人の談。多分元からだと思う。
そんな皮肉気なデカルトは流石イノベイターという所か軌道変更作戦の失敗を察知、
さらにそれを踏まえてマネキン大佐の新型MAとデカルトの運用を試したいという意思を読み取り出撃するという。
この辺のやりとりを見るとかつてのガンダムのNT達を思い出す。
結局NTだろうがイノベイターだろうが、あるのは相手の意思にかかわらずそれを汲み取る能力があるという事。
それを「理解しあう」事に使わなければ意識の断絶を生んで結局戦争は終わらないという。
刹っさんとは真逆の方向に走るこのデカルトがいろんな意味で対比になるんでしょうね。

異星体エルス

結局エウロパはデカルト無双で粉々になり大気圏で燃え尽きるはずだった。
が、なぜか燃え尽きずに地球に落下した破片が点在する。
それこそが外宇宙からやってきたエルスに取り付かれた探査船の欠片という。
ぶっちゃけエルスの存在はターミネーター2のT-1000である。怖いのは接触した対象から情報を収集操作できる事。
考えていただきたい。T-1000が触れる物全てから情報を抜き取り思いのままに操作する姿を。
もちろんT-1000なので収集した対象の姿に変身する事も可能である。
これがガンダムだから相手を焼き払えるがMSとかなかったらその時点で詰みだ。
そしてこのエルス、何故か脳量子波を出す人間に寄ってくるという性質がある。
現在の地球では徐々にイノベイターへと革新を始める人々が増え始め、その人達は脳量子波を出すという。
破片落下ポイントでは人が金属になるという事件が報告され始める。
設定どころか絵面もかなりホラーである。この辺から一部のガノタには受け入れがたい世界になるんだろうなという感じ。

イノベイター候補の女学生

誰か早急にこの少女の設定と声優を教えてくれ!
ちなみにこの少女、家に帰ったらエルスに襲われリボンズタイプのエルスに襲われ金属化してしまった。
そこまでの流れがどう考えてもホラー映画。玄関ドアノブに触れたら自分の手を突き破って金属化、
なんとか血だらけで引き剥がしたら家の中から見知らぬ宇宙服の男が両手を広げてにじり寄ってくる・・・・
マジ怖い!!助けてガンダム!

ソレスタル出動

脳量子波に群がるエルス。となると当然教われる人々がいる。
ピーリスとアレルヤ、ルイス達である。
暢気に新婚旅行(違う)で世界各地を歩き回るアレルヤ達が、何か気になるとの事で荒野の変電施設に立ち寄る。
そこには金属に取り込まれた人の影があちこちに。しかも中途半端にビクビク震えてるから超キモイ&怖い。
異変を察知して離れようとしたら無人の車、作業車が次々襲い掛かってくる。
わざと壁にぶつけるよう誘導したり、同士討ちをさせたりしても次の瞬間には元通り。
ほら、T-1000だから。変形しなおすだけだから。
絶望的すぎんだろこの設定!
ピーリスをかばう為にハレルヤ化して脳量子波出しておびきだし、曲芸みたいな真似を繰り広げるもやはりジリ貧。
そんな危機一髪に現れたのはデュナメスとロックオン。ビーム兵器最強!
しかしこの場面でデュナメスとは・・・つかよく残ってたな。それともサバーニャにフルシールド付けただけかしら?
一方ルイス達。守るのが沙慈しかおらず、ルイスはエルスの脳量子波に怯えるのみ。
即ピンチ、即危険となるが刹っさんが駆けつけボムで消し飛ばして事なきを得る。
これまでの事があるから戦えとは言えないが、現時点で戦力にならないルイス達は物語からの疎外感が否めない。
沙慈は相変わらずまず刹っさんに叫ぶしw

患者達の天国と地獄

ソレスタルが動く頃、連邦も事件の追い、エルスの存在を突き止める。
そこで現れたのがスメラギさんに迫って振られて狂って正気づいた駄目人間ビリー。
そしてそいつに擦り寄る一人の女。
ミーナカーマイン。
現在地球で釘宮病ウイルスという治療が大変難しい病気を振りまく最凶の女ビッチである。
こいつの登場に釘宮病患者大歓喜!でもビリーに言い寄る超ビッチっぷりに涙の叫びが聞こえる。
一方俺はネーナ死んでなかったっけ!?と今後の展開に恐怖したのは言うまでもない。

ソレスタルVSエルス

そんなこんなでメンバーがそろったソレスタルの前にエウロパに擬態したエルスが登場。
状況を確認すべくまた、刹っさんが何かを感じ取った為に接触。
しかし相手は脳量子波に反応して突っ込んでくるんで当然戦闘に。
ここでようやく新ガンダムの戦闘シーンハルートとサバーニャ。
まぁ相手が無数のエルスだけに弾幕戦闘になるのはどうしようもないのですが、
おまけにまだ初回の接触なので双方力を抑えたままの戦闘。
しかしやはり映画だけに上下左右にギュインギュイン動き回る姿は見ていて楽しいと言わざるを得ない。
一方の刹っさんはエルスからの意思?を感じ取り攻撃に躊躇してフラフラ避けるのみ。
やきもきしてたらついに捕まり侵食され始めた所でティエリアのラファエルが到着し無事脱出。
お約束とは言えピンチに颯爽と助けが入るのはやはりたまらない!

エルス本隊出現

ソレスタルが一戦交えた後、今度は木星周辺に衛星を飲み込みエルスの本隊が到着。
球根型本隊に、中型戦艦クラス、そして序盤から登場する円錐型、むしろファンネル型といった小物。
その数はもはや数えるのが馬鹿らしいという。これが地球に向かってくるとなった時点で詰みではなかろうか。
木星の環が丸々エルスだと考えればその数の異常性もわかると言う物。
無理!トランザムライザーソードでも始末できないよ!?このどうしようもなさが逆に今後の展開を謎にさせる。
以前からOOのテーマとなっていた意思の疎通による対話。最終的にこれを刹っさん専用MSクアンタで行うのか、
結局クアンタがダブルオーライザーすら超える超兵器で木星ごとばっさりやってしまうのか。
多分前者だとは思いつつもOOのガンダムの超性能を考えると後者も捨てきれない。実に悩ましい展開。

エルスVS連邦先遣隊

地球市民には秘密にするものの戦いでは勝てない、ソレスタルとの教訓から対話を重視するとした連邦大統領。
イノベイターのデカルトを向かわせ何らかのアクションを起こせる、対話が出来るかもと先遣隊を派遣。
しかし当のデカルトが殺る気マンマンで単独先行即戦闘という残念すぎる結果に。
初代ガンダムから続いてきた分かり合う、理解しあう、そしてさらに進んだ人類への進化というテーマ。
その難しさがここでもやはり出てきたなという感じ。
結局NTにしてもイノベイターにしても、言葉以外の方法手段、
この場合意思を強制的にノイズなしに交感できる能力を得ただけで、
お互いにの間に理解しあおうという意識がなければ意思の押し付け合いになるのだなと。
片方が理解したいと思ってももう片方が理解して欲しいと思わないと成立しない。そこがダイレクトに出たなというシーン。
本人曰く、ひねくれてしまった性格ではエルスとの対話など微塵も思ってないのでしょうな。
結局最初はその能力と機体性能のおかげで好き勝手暴れまくったデカルトでしたが、
最後は友軍艦3隻全部エルスに吸収され、撤退しようとした所数の暴力にあえなく吸収されて終了。
ラスボスになったり、ライバルとして一緒に戦うのかと思ったらあっけない退場劇でした。

ソレスタルVSエルス第2ラウンド

そんなデカルト退場劇に駆けつけたソレスタル。序盤は戦うもやはり刹っさんは攻撃ができず、
また数でドンドン押されるしでやむをえずタンク設置型ダブルオーライザーで対話を試みる事に。
しかしまぁ、クアンタが居ない時点で明らかに失敗フラグが成立。
案の定、刹っさんが対話中にエルスの意思の疎通に失敗し、
ダブルオーは粒子切れ、おまけに敵に侵食されるというトリプルパンチ。
そのピンチを救うべくティエリアが脳量子波を発生し囮になって刹っさんを救う。
その囮になるという行為がもはや犠牲を意味しており、しかしエルスとの対話には刹っさんが必要な事も分かっているから、
歯を食いしばりながら撤退するロックオンとアレルヤ達。
ラファエルの超機能(背中はやはりセラフィムだった)を生かし刹っさんを救った所でデカルト同様囲まれて撃沈。
正直ティエリアはヴェーダに意識があるの死なないがラファエルはこれにて退場という若干不完全燃焼な感じに。

あえて言おうハムの人であると!

ティエリアの犠牲からトランザムで撤退したロックオン達。しかしそのトランザムにすら追いすがるエルス。
トランザムに追いつくとか無敵すぎる。
今度はアレルヤ達が囮になるもティエリアと違って落とされたら本当に死んじゃうのでこっちの不安感はクライマックス。
じわじわ戦力が奪われる(物理ミサイルは吸収されシールドビットは破壊され)とか本当に何このホラー!
しかしこれがガンダムである以上、MSの活躍は至上命題。
こんな局面に合う人物は一人しかいない!そう、ハムの人である!
ヒールでもライバルでもなく、ヒーローとしてのハム無双!ブレイブ無双である!
ガンダムが単体における強さの象徴ならばと、小隊での連携、お互いがお互いをフォローしあのエルスを撃退する様は、
それがハムの人であるというのは、TVシリーズを見続け不完全燃焼な活躍で終わったハムの人というのは!
実に感無量である。
つーかブレイブ自体も決してガンダムにひけをとらない。
擬似太陽炉2個つき、トランザム付きの時点で相当な物である。そこに完璧な連携とかね。もうね!

クアンタ改修

まだ登場もしていないのに!
刹っさんが脳細胞にダメージを受けるというイノベイターとして大丈夫なのかそれっていう緊急事態。
しかしそれをあっさり治療できる医療技術パネエっす。
そして当然の如く生きていた?ティエリアがヴェーダからコンタクト。
刹っさんダウンの原因はエルスの持つ膨大な情報量を処理し切れなかった為とか。
そんな訳でクアンタの最終調整とエルスとの対話の為にヴェーダユニットをクアンタに積み込み、
情報処理能力をティエリアが補助するという超、対話仕様にバージョンアップ。
νガンダムが出る前にHi-νが完成するこの感じは一体・・・!

最終決戦

結局連邦もソレスタルも打つ手がないまま、エルスは地球圏へと飛来。
人類の生き残りをかけ連邦の大部隊をマネキン指揮下で配置。
ソレスタルも刹っさんの回復を信じて武力介入目指し進軍。
しかし戦力差が圧倒的過ぎてまったく期待できない戦闘。
刹っさん早く帰ってきて!!

サバーニャ無双

当然連邦軍は蹂躙され、ブレイブ部隊とガンダムが奮闘する展開。
ここへきて漸くサバーニャがその真価を発揮。MS全体に装備されたマイクロミサイル群、
10機のシールドビットとライフルビット、ハロ2機とロックオンでコントロールし、
フリーダムばりのマルチロックオンで狙い撃ち、乱れ撃ちの無双状態。
ビットの組み合わせにより長距離大型砲も使える超兵器。
エルスという大群には格好の対軍兵器の実力発揮という所です。
サバニャんカッコいい!ロックオンかっこいい!!

ハルート奮闘

電池疑惑払拭!!
アリオスアーチャーの運用が生かされたのか最初からピーリスが搭乗する事を前提に設計。
さらにちらっと見えたシステム画面では3つのコントロール系?が存在。
ハレルヤが主張する思考と反射を突き詰めたさらに+1された完璧な超兵の運用。
ミサイルコンテナとマシンガン、大型ソードにクローと暴れまくり。
さらにガウォークモード、もしくはGアーマードッキング状態で
脚部を飛行形態のまま高機動戦闘はかつて電池と言われたその汚名を返上せん勢いでした。
近接兵器と物理兵器というエルスに効きにくい武装ながら見事に暴れてました。
しかも吸収されかける連邦軍の救助もこなすという・・・感動した!

ビリーマジ最低

さて、最終決戦が繰り広げられる中冷静にエルスの行動を分析している、
風を装った駄目人間が居た。その名はビリー、かつて女に振られ逆恨みし、また言い寄った駄目男である。
それがどんな流れが不明だがミーナというビッチに言い寄られるという役得状態。
仕事の話をしてるのに生脚に見とれたり、人類が最終決戦で大変な時に、
親友が命を賭けて戦ってるときに女に言い寄られ、
「優しくしてください」
である。
劇場中から苦笑と失笑が漏れたのは言うまでも無い。
ビリー最低w最低ビリーw

小熊

TVシリーズでのあまりの情けなさから全く期待していなかった小熊ですが、
亡き両親の意思をつぎ人類の為に戦い、戦線を突破したエルスを道連れに自爆。
ようやく汚名返上か・・・しかし熊大佐を思うとスミルノフが途絶えるのは残念ではある。

コーラ沢

安心のクオリティw
しかし余りにも死亡フラグを立てる物で劇場版、最終決戦という事も勘案すると100%安心はできない。
実際にハルートに助けられるまで死ぬ寸前までいったし。
それでもシリアスな最終決戦にひと時の和みを与えるコーラ沢は流石であるw

フェルトと刹那

最終決戦が進行する中目覚めない刹っさん。
それを見守るフェルト。健気な娘や・・・。
TVシリーズでは人付き合いの苦手な子がクリス達と触れロックオンことニールと出会い、
少女らしく成長、ニールの死後同年代という事で刹っさんと親交を深め気がつけばメインヒロイン枠。
故にこそ!TV最終決戦前では花を渡し刹っさんを励まし、この劇場版でもその花と共に、
悪夢にうなされる刹っさんを目覚めさせる。それは映画のサブタイトル、先駆者の目覚めと符号するじゃありませんか!
フェルトマジヒロイン!マジヒロインなんだよぉ・・・・
目覚めた刹っさんはフェルトに大した言葉をかけるでもなく戦場へ。
フェルトは「あの人の愛は大きすぎる、私は想うだけでいい」とかね・・・。
ここまで健気な娘なのに死亡フラグ(恋愛的な意味で)とかね・・・。

クアンタ始動

基本的に外宇宙との人類外との対話の為のイノベイター、そのイノベイター刹っさんの為の機体。
なので武装はむしろ物足りないレベル。
なのだがやはりダブルオーの名を冠するMS。威力が異常。
ソードビットはそれだけで敵を切り裂くが、放射状に展開する事でシールドに。まさにフィンファンネルIフィールド。
ソードビット合体版GNソード&ライフル。
衛星規模の球根型エルスを両断せん勢いです。うん、やばいわこれ。普通にエルス殲滅できなくね?
さらにこのクアンタはヴェーダユニットを積んでいるためティエリアのバックアップが受けられる。
小人サイズのティエリアがオーラバトラーの妖精ばりに出てきたのは吹いたがw
しかし、あくまでこのMSはイノベイターとしての刹っさんが対話の為に準備した機体。
戦闘では片付かない所に歯がゆさも。

未来への道を切り開くハムブレイブ

正直TVシリーズにおけるハムの人は最初はいいが段々微妙な立場になっていく残念な人でした。
それでも憎めないのはその人柄のおかげか・・・。
そんなハムが今度はヒーローとして、味方として動く事には胸を熱くさせるものがある。
そんなハムの人、多勢に無勢、おまけにMSへの形状変化を覚えビームまで使うようになったエルスに
攻めあぐねてる刹っさんを見つけ、サバーニャハルートにつづき道を切り開く。
閉じ行く球根型の傷口にトランザムで割り込み爆発。コアへのルートを作り出す・・・。
まさかの退場劇。よもやハムの人が消え行くとは・・・・。
ダブルオーでは惜しい人ほど退場していく・・・クリス、熊大佐、ニール・・・。
そしてついにハムの人まで。
最後に花道を作れた事に感謝し合掌。

クアンタ粒子放出モード

数々の犠牲、抵抗を続ける仲間の支援でついにクアンタはエルスのコアにたどり着き対話を始める。
言葉を持たないエルスの意識に触れ、彼らの記憶と目的を探る旅。
エルスは遠い宇宙で小さな金属として生まれ増え、星となり成長を続けた。
しかしそこへ太陽のごとき恒星が接近、滅びの時を迎える。
生き残りをかけたエルスは一つの球根型エルスを外宇宙に放出、種の存続を図る。
エルスが求めていたのは安住の地か、今まさに滅びを迎えている本星を救う手立てか。
どちらにしても他者と接触し情報を得ねばならない。それこそが目的だという。
その割には体当たり上等の接触の仕方はどうかと思うが、金属生命体という自分達の種族しかしらないのでは、
この方法しか思いつかなかったのもやむなしなのか・・・。

宇宙に咲く花

エルスの真意を理解した刹っさんは人類の意思を伝えた。
今行われている行動がお互いを滅ぼす戦闘行為であり、望むのは和平、平和。
その象徴がフェルトが今まで託してきたあの小さな花である。
意思を受け取った球根型エルスはその身を開き、巨大な花へと変貌。
人類が滅びる直前停戦はなったのである。
正直、ここまでの展開はどれもこれも早回しで見る側にも相当な処理速度が要求される。
それでもイメージとして対話がなったという事が伝わってくる。
これでダブルオーが最初から目指してきた外宇宙への進出と来るべき対話が成ったのだ。
やはりそこにあるのは満足という感情であろう。
そして対話を終えた刹っさんは機体を量子化しエルス本星へと向かう。
量子の名を冠するガンダムはもはや物理法則をも超越する。
もうこっちの脳は情報を処理し切れなくてショート寸前だった。
この辺り、見る人によっては受け入れられないのだろうな・・・。
こっちも理解に時間がかかった。具体的にはEDが流れてる間ぐらい。
それでもはやりこれは良かったのだと思える。

エピローグ

エルスとの対話を終え、刹っさんが居なくなって後何年の時も経て人類は漸く外宇宙へ飛び出す時が来たようです。
TV最終決戦で使われた外宇宙航行船ソレスタルビーイングは人類によって改修。
人類もその4割がイノベイターとしての革新を遂げたとの事。
すっかり老けたクラウス指揮下の元イノベイターのみを乗せたソレスタルビーイングは次なる対話へ向け宇宙へ。
そこには量産型クアンタ?の姿もあり、刹っさんが、そしてイオリアが求めた世界がようやく実現した訳です。
乗組員の中にはエルスに取り込まれたはずのあの女学生の姿も。
人々は争う事を自ら放棄し、進化し、次なるステージへと飛び立ったわけです。
初代ガンダムの頃から抜け出せなかった人との理解、争いを抜け出し、次のステージに立ったわけです。
本当にOOを見てきて良かったと思うのです。
ありがとうOO!

帰ってきた刹那

人類が外宇宙への旅立ちに沸く中、小さな家に一人の老婆。
そこへ現れたのはエルスと同化した刹那。
老婆はあのマリナだったのである。
戻ってきた刹那はマリナを抱きしめマリナが正しかったという。
マリナも再会を喜び刹那を抱きしめる。
対話のみでの理解を求めたマリナと武力介入を含む対話を選んできた刹那。
ようやく二人の道がつながった瞬間。
マリナがヒロインとして報われた瞬間である。
家の近くには姿を変えたクアンタが、花に包まれていく。
もはやこの完結に言葉はない。

 

 

 

はい、そんな訳で長々と感想及びストーリー展開でした。

全体としての感想を述べるのであれば、

OOという物語が貫いてきた一つのテーマ、そこに一切のブレはなく、

きちんと完結させたという事、ハッピーエンドで終わった事は満足のいく物でした。

スタッフ、キャスト、そしてキャラ達にはお疲れ様とありがとうを言いたい。

もちろん細かい点で突っ込み所、不満点はあります。

クアンタの出番が少ないとか、フェルトの立場ねえじゃん、とか

その後のソレスタルメンバーが一切描かれてないとかねw

ただ、キャラとしての物語ではなく、

OOという世界の物語という意味ではこの姿が合っているのかなと。

賛否両論あると思いますが、特に昭和生まれの人達。

それでもやはり面白いと思いますので、

見てない人は見に行ってみよう!

最後に一つ。

エルスと融合し、つまりガンダムとも融合できた刹那さん。

劇場版では言われなかった一言で締めよう。

「刹那さんがガンダムだ!!」

以上劇場版感想記でした。

 


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