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1962(昭和37)年
政治・社会・事件
2 東京、世界初の1000万人都市に
3 テレビ受信契約者数1000万突破。普及率48.5%
4 同盟会議結成
8 堀江謙一、ヨット単独太平洋横断に成功
10 キューバ危機
同時代美術
4 第7回ルガノ国際版画展で萩原英雄最高賞受賞
5 第5回毎日現代美術展 白髪一雄、須田剋太、津高和一、元永定正、下村良之介、辻晋堂、植木茂らが出品
5 『芸術生活』創刊 5 パリで石橋コレクション展開催
6 第31回ヴェネチア・ビエンナーレで菅井汲入賞
7 抽象作家集団「テムポ」大阪の中之島に結成
9 具体美術協会、展示施設グタイ・ピナコテカを大阪に開設
9/29 galerie 16 開設「開設記念展」藤原晃、岩田重義、石原薫、木村嘉子、国又宏、楠田信吾、宮本浩二、野村耕、小倉浩二、湯田寛出品
10 北白川美術村開村(岩田、楠田、榊、中尾がアトリエ建設)
10 山手線事件。高松次郎らのハプニングで、ハイレッド・センターの前哨運動
11 九州派主催、英雄たちの大集会福岡で開催
12 ローマに日本文化会館(吉田五十八設計)会館
■62.9.30
〜62.10.14
galerie 16 開設●記念展示 展
galerie16/Opening Exhibition
出品者:
藤波 晃/岩田 重義/石原 薫/木村 嘉子/国又 宏/楠田 信吾/宮本 浩二/野村 耕/小倉 浩二/湯田 寛
Fujinami Akira, Iwata Shigeyoshi, Ishihara Kaoru, Kunimata Hiroshi, Kusuda
Shingo, Miyamoto Koji, Nomura Koh, Ogura Koji, Yuda Hiroshi
画廊開きパーティ
1962年9月galerie16を開くに際して
「話し言葉の時代が去り、文字の時代がすぎて、われわれはいまや新しい時代、すなわちイメージの時代に入った」とラゴンはいう。雑誌や書物における「よむ本」から「みる本」への移行−ラジオに代わって登場したテレヴィジョンの、あの驚くべき急速な普及−そしてかのデザイン・ブーム−。こんなことを思いうかべるだけでも、世はまさにイメージ時代であることを、痛切に思い知らされる。イギリスの首相の名前を知らずとも、チャップリンやピカソの名は誰もが知っているし、詩人にたいしてよりも、デザイナーに対する社会的要求の方が、はるかに大きい。
絵画もまた、このようなイメージの時代、直感の時代に即応して、戦後著しくその領域を拡大し、また画家の数や展覧会の数も飛躍的に増大した。それに伴い、絵画の鑑賞や蒐集もすでに一部特権階級の手をはなれ、大衆のくらしの中に入りつつある。
かかる状況において、いま新たに画廊を開くことの意義は何か。それは右のイメージ時代に真にふさわしい美を発掘しつつある画家たちを世に紹介し、作る者と見る者との間の橋わたしの役割を果たすことである。そのためには、京都や日本というせまいわくにとらわれず、広く世界的な視野に立つ必要があろう。また美術家のみならず、鑑賞者、蒐集者、学者、批評家などの積極的な支援も不可欠であろう。
セザンヌやゴッホは生存中、その画業を全く認められず、ほとんど売れなったという。然るに死後まもなくセザンヌは現在絵画の父たるの栄誉をにない、またゴッホの絵は今や同時代の他の画家たちの価格を絶している。それは何故か。ひとえにかれらが時代のイメージの最良の発掘者たりえたばかりでなく、またその画業が未来への道をゆたかにはらんでいたからである。その意味で、われわれもまた、単なる過去へのノスタルジアからではなく、現代美術の歴史的展開に即しつつ、つねに現在の地点に立って、未来を展望しながら作品をとりあげようと思う。
もとより、上の仕事は経済的には非常に困難を伴うであろう。しかしわれわれはあえてこの道をえらんだ。幸い、美術を愛する多くの人たちの希望と忠言をえて、うるわしい共同のもとに、この事業を成功させたいと念じるのである。
(1962年9月30日〜10月14日、開設記念展示)

■62.10.16〜62.10.27
古田 安 展
FURUTA An, Painting
出品者:
古田 安
FURUTA An
鉄鶏会同人。白と黒で、さまざまな思想を画面に表出。忿・悶・観音・竜・虎・狛な
ど十点の作品。

■62.10.29 〜62.11.4
新鋭作家6人展
New 6 Artists
出品者:
久保 晃/白石 道夫/鈴木 正教/竹本 尭亜/藤波 ちげん/西川 正彦
KUBO Akira, SHIRAISHI Michio, SUZUKI Masanori, TAKEMOTO Agyo, FUJINAMI
Chigen, NISHIKAWA Masahiko
■62.11.5〜62.11.11
モクボ 明 個展
MOKUBO Akira, sculpture
出品者:
モクボ 明
mokubo Akira
自動車などの乗り物の部分をプレスして作った彫刻作品。
■62.11.12 〜62.11.18
和気 史郎 展
WAKE Shiro, Painting
出品者:
和気 史郎
Wake Shiro
独立美術協会会員
■62.11.19〜62.11.25
岩田 重義 個展
IWATA Shigeyoshi, Painting
出品者:
岩田 重義
Iwata Shigeyoshi
ケラ美術所属の若手画家。板切れを張り付けた従来の方法に、今回はさらにナワとい
う日本的なマチエールを取り入れた。「非」シリーズ十五点。

■62.11.26〜62.12.2
関根 勢之助・森本 岩雄 展
SEKINE Seinosuke, Morimoto Iwao, Painting
出品者:
関根 勢之助/森本 岩雄
Sekine Seinosuke, Morimoto Iwao
関根:赤、青を主調にした絵画作品。
森本:石こうなどのマチエルをいかした作品。
ともに独立美術会友、ゼロの会メンバー。

■62.12.3〜62.12.9
志村 光広 作品展
SHIMURA Mitsuhiro, Dyeing
出品者:
志村 光広
Shimura Mitsuhiro
パネロン(植物染料)の染織作品。
■62.12.10〜62.12.16
榊 健 展
SAKAKI Ken, Painting
出品者:
榊 健
Sakaki Ken
ケラ美術所属。ミガキ砂で盛り上げた荒っぽい材質の作品。。
■62.12.17〜62.12.23
麻田 修二 個展
ASADA Shuji, Dyeing
出品者:
麻田 修二
Asada Shuji
型染めによる作品。
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