SMALLVILLE
「ヤングスーパーマン」エピソード紹介(ネタばれですのでご注意!)

タイトル
内  容  
1. クラークの秘密
1989年10月、カンザスのスモールビルという小さな町はフットボールの試合の勝利に沸いていた。その町を突然降り注いできた隕石群が直撃、破壊していった。たまたま父と共にカンザスに来ていたレックス・ルーサーは広いトウモロコシ畑で爆風を受け、髪が抜け落ちた状態で発見される。ラナ・ラングは両親が隕石の直撃を受け死亡するのを間近で目撃する。町からの帰路についていたケント夫妻は隕石が道路に空けた穴に車ごと落下。その車に裸の小さな男の子が近づき、覗き込む。夫妻は近くに両親がいるのでは、と周りを探すが、見つけたものは焼け焦げた宇宙船のようなものだった。
そして現在。ケント夫妻の養子となりクラークと名付けられたその男の子は高校生になっていた。クラークは普通の人間よりも優れた能力(足の早さ、力の強さ等)を持っていたが、その事を隠し続けなければならない事を不満に思い始めていた。
高校での彼の友人は、気のいいピートと校内新聞の記者で好奇心旺盛なクロエ。そしてクラークが密かに憧れているのはラナ・ラング。しかしラナが身につけている緑色の石のペンダントのせいでクラークは気分が悪くなり、彼女に近づく事もできずにいた。しかも彼女にはホイットニーという彼氏が。
高校は今学園祭が間近に迫っており、ピートとクラークはフットボール部に入ろうとしていた。毎年学園祭の時に誰か一人が裸で畑の中に縛られカカシにされるという伝統があり、フットボール部に入っていればその対象にされずにすむ、という理由からだった。しかしクラークは父の許可をもらえず入部する事ができない。部にはピートだけが入部することに。
学校からの帰り道、クラークはスモールビルの工場を任されたレックスの運転する車が起こした事故に巻き込まれる。車に衝突しても傷ひとつなかったクラークは水中のレックスの車の屋根を引き剥がしてレックスを助け出す。レックスはお礼としてクラークに新車をプレゼントする。しかしジョナサンは悪質な買収を行ったルーサー家のレックスからの贈り物を受け取ることを許さない。言い合いの末クラークは自分が他人と違う事に不信感を持っている事をジョナサンにぶつける。その様子を見てジョナサンは今こそクラークに真実を打ち明ける決心をする。ジョナサンはクラークに不思議な金属のプレートと地下室に隠してあった宇宙船を見せ全てを話す。クラークは自分が遠い惑星から来た事を初めて知りショックで家を飛び出して墓地で両親の墓参りに来ていたラナに会い、二人は初めてゆっくり話をする。ラナを家まで送ったクラークの姿を見たホイットニーは苦々しく彼の姿を見送る。
翌日クラークはルーサーに車は受け取れないと言いに行く。ルーサーはクラークに命を助けられて人生が変わったと感じた事、強い恩を感じている事を伝える。
街では事件が続いていた。元フットボール部員だった男性が3人続けて襲われていた。襲ったのは体からの放電で攻撃するという不思議な力を持つ青年ジェレミー。クロエはたまたま現場で見かけた彼の写真を撮る。ジェレミーは12年前の隕石落下の時から電解質の異常が原因で昏睡状態に陥っていたが、つい数日前に病院から姿を消していたのだった。ジェレミーは12年前、伝統のカカシにされた事を恨みに思い元部員達に復讐しているらしい。
クラークはラナのペンダントを身につけていたホイットニーに捕まり、ペンダントを首にかけられて畑でカカシにさてれしまう。そのクラークの前にジェレミーが現れる。ジェレミーは学園祭へ行くと言いその場を去る。たまたま通りかかったルーサーがクラークを助け出す。クラークは学園祭会場へ駆けつけ、ルーサーはクラークが落としたペンダントを拾う。
学校でジェレミーは自分を止めようとするクラークを車で襲う。車は消火栓に激突し、車の中に水が入り込む。ジェレミーは自分自身の電気に感電し、そのショックで全ての記憶をなくす。
学園祭に戻ったクラークは今年のクィーンとキングに選ばれたラナとホイットニーがダンスしているのを見て学園祭を後にする。ただしホイットニーの車を積み上げるいたずらをしてささやかな仕返しをする。
見どころ:なんたってクラークの妄想シーンが(悶)! フットボールで活躍してラナとラヴラヴな妄想とか、部屋に訪ねて来たラナとダンスする妄想とかv カワイイなあクラークv
それから川に落ちた後に赤い毛布を羽織ってる姿が赤いケープみたいでドッキドキしちゃいますv
やはりどことなーくクリス・リーヴ氏に似てるかも。トム・ウェリング君。
クリプトナイトにやられて縛り付けられちゃうなんて(悲鳴)!! うはーv 胸のSはSMALLVILLEのSなんだけど、やっぱあのSマークに見えますよネv
ルーサーがクラークに車を贈ったり通りすがりに助けたり。何と! じ、人工呼吸、、ゲフンゲフン、イエ、なんでもありませんヨ!! ふゥ〜。
あとは子供のクラークが可愛い。やんちゃな顔で見えそで見えない(笑)のがなんとも。
これはシリーズを通して語られる事ですが、父ジョナサンはクラークを心配するあまり厳しい態度をとり、クラークは反発する。愛情故に衝突してしまう親子関係や自分が他人と違う事に悩むクラークの様子がドラマを深くし盛り上げています。
それと、隕石落下以来スモールヴィルには不思議な現象が多く現れる、というクロエの取材記事で、今後事件として現れる不思議な能力を持つ人物の説明がされています。またクラークは隕石落下やそれによって起きた被害が全て自分のせいであるという自責の念にとらわれたりもします。繊細な時期に持ち上がる様々な悩みがクラークの心を揺らす。そんな様を見守るような気持ちでドラマを堪能しましょうv
2. 虫になった男
学園祭が終わった夜、ラナが帰ると部屋の中には美しい蝶が入ったプレゼントの包みがあった。彼女の家の近くの木の上には飛び交う蝶を見て微笑むラナを隠し撮りする青年、グレッグがいた。自宅へ帰るなりラナの隠し撮りビデオを見つけた彼の母親がグレッグを叱り、全寮制の学校に行かせると言う。グレッグは自分が部屋で飼っている虫達の世話が出来なくなる事を心配し、外へ放しに出掛ける。しかしその途中で虫を入れていた瓶が割れ、グレッグは車の中で緑色に光る虫達に襲われる。家に戻ったグレッグはまるで虫のように天井に張り付く特殊な能力を手にしていた。
翌日はケント家は野菜を持ってバザーに参加していた。ピートやクロエ、ラナとホイットニーも訪れる。ホイットニーはラナのペンダントを返して欲しいとクラークに頼むがクラークは持っていないと告げる。クラークとホイットニーが話している間にラナの前にグレッグが現れ、宿題を手伝ってもらう約束を取り付ける。そこにホイットニーが現れ、ラナに近づかないようグレッグに忠告する。グレッグは手に入れた虫のような能力でホイットニーの車を襲う。横転した車はガソリンに引火し大爆発を起こすが、丁度通りかかったクラークがホイットニーを爆風と炎から庇い助ける。クラークは爆発の中でも自分が平気だった事の他に寝ている間に宙に浮いていた事に自分でも驚きそんな力を持つ自分に嫌気がさす。ジョナサンはそんなクラークをなだめ、励ます。
ルーサーはカカシにされたクラークが身につけていたペンダントの持ち主がラナで、ホイットニーがそれを借りていた事をつきとめ、それとなくホイットニーがクラークをカカシにした事を気付かせようとする。さらにルーサーはクラークに鉛の箱にはいったラナのペンダントを渡し、真実を明かしてラナの気持ちを手に入れるよう勧める。ラナは学校で、ルーサーに言われた通りホイットニーに詰め寄りクラークをカカシにした事、ペンダントを無くした事を責める。ホイットニーに対して不信感を抱き始めたラナにグレッグが宿題の約束の話をするがラナはクラークの所に行くと言って約束は反故になってしまう。クラークの元を訪れたラナはホイットニーの事を謝り彼がクリプトナイトのペンダントを無くした事やそのペンダントが両親の命を奪った隕石のかけらである事などを話す。
グレッグはラナと親しくなったクラークの家にやってきて居合わせたジョナサンを襲う。が、クラークが助けたためジョナサンに大事はなかった。
翌日クロエにグレッグの事を話し「隕石の影響を受けた虫の大群に襲われた事が原因で体が虫のようになった」という推理に行き着く。その足で彼らはグレッグの家へ向かう。そこでグレッグの脱皮した皮膚、ラナの隠し撮りビデオ、そしてグレッグの母の死体を発見する。
ラナの身を案じたクラークは急いで駆けつけるが、既にグレッグに連れ去られており、残っていたのはグレッグに投げ飛ばされたホイットニーだけだった。森の中の昔の隠れ家に違いないとホイットニーに告げ、クラークはラナの元へ急ぐ。隠れ家には繭に包まれたラナとグレッグが居た。グレッグはクラークを近くの鋳物工場へと誘い込む。工場には隕石のかけらが散乱していて、クラクが昔からこの場所で具合が悪くなる事をグレッグは知っていたのだ。隕石に苦しみながら戦う中、グレッグに投げ飛ばされたのは鉛の大きな塊の陰だった。鉛が隕石の影響を遮り力が戻ったクラークはグレッグと互角に戦い、投げ飛ばす。そこにあったレバーをグレッグが引くと、上から大きな金属が落ちて来てグレッグを直撃。グレッグは小さな虫の集まりに変わってしまう。
クラークはラナの元に急いで戻るが、そこで見たものは後からやって来て繭の中からラナを助け出したホイットニーがラナと抱き合う姿だった。
その夜クラークはラナのペンダントをこっそりラナの家に戻して帰る。
見どころ:ヤキモキしちゃう! カカシにされた事やラナが好きな事を話さずにいるクラーク。それを陰からレックスが手を回してカカシの件を明らかにしたり、クラークの背を押したりするんだけど。そしてホイットニーと気まずくなると同時にクラークの事が気にかかり始めるラナ。なのに。バカ正直すぎてソンしちゃうクラークの性格が愛おしくも可哀想で!! はあ〜〜!!
今回のクラークの新しい能力は宙に浮く。でも基本的にこのドラマでは空を飛ばないからこれ以上はないでしょうね。それよりも寝ている間に空を飛んでラナの部屋まで行って上からラナを見下ろす夢を見るクラークったら! 可愛い! あとは隕石がクラークの体を蝕む描写が何度かあったりして痛々しいです。
あと能力的にはジョナサンが襲われた時に高速移動で身を挺して助けるシーンがスローモーションで表現されてて萌え萌えにカッコイイですわーv
とはいえ自分の能力を喜ぶというよりは他人と違っている事を疎ましく思うクラークの無欲さに胸キュンしつつ。さらにラナの両親の死の責任を強く感じているようなシーンが多くて、ジョナサンがそのあたりをフォローしたり。ジョナサンとの親子の会話もやっぱりいい。つかジョナサンとの男前2ショットは眼福ですな! ジョナサンがクラークの頭をくしゃっとするシーンもいいカンジの親子っぽくて萌えv
今回ラナはホイットニーに疑念を抱いてクラークに好意を持ち始め、このままうまく行くのかなと思ったら、捕まったラナをホイットニーが救うという結果になって。グレッグと苦しい戦いをして本当にラナを救ったのは自分なのにそれを言う事もできず、ただ遠くからホイットニーと和解したラナが抱き合うシーンを遠くから淋しそうに見つめる姿が涙! ああん、クラーク!! てなカンジです。